2016年12月28日水曜日

「人はなぜ必ずいつか失われるとわかっているものしか愛さないのだろう」

 週間天気予報を見るとお正月三が日は気温も13,4度と上がって暖かくなりそうだ。今朝は昨日からのお天気が回復して日差しは暖かい。今年も残り少なくなってきた。ただ元気に楽しく過ごせたことだけでも良かったかなと思う。来年もこのままの勢いで楽しく元気で過ごせるように、と願いたい。元気であれば何だって楽しくできる。

 本を読んでいると「人はなぜ必ずいつか失われるとわかっているものしか愛さないのだろう」との五木寛之の文を目にする。208p

 五木はこの言葉を発した人を特定していない。じゃ、誰が…と思ってネットで検索するが今のところはわからない。だが、同じ本を読んでこれをブログにアップした人がいた。同じ思いの人がいるんだ、と妙に親近感を覚える。

 本にはまた「宗教を必要とするのは、病める心(シック・マインド)ではないか、と。…人生のあらゆることに、残酷な真実を見てしまう。そして素直に幸福を喜べない。そんな心を病める心というならば、魚がかわいそう、というのはまさしく病める心の状態です。そして一家で食卓をかこみ、煮魚に舌づつみをうつ瞬間を素直に幸せだと感じる橘曙覧は、健康な心(ヘルシー・マインド)の持ち主ということになる」がある。これは橘曙覧が詠んだ「たのしみはまれに魚烹(に)て児等(こら)皆がうましうましといひて食う時」の歌から引用して述べている。五木は魚は一家に幸せをもたらす自然からの贈り物という。これに対するのが金子みすゞの歌。それは魚を食べる時、人に食べられてしまう魚が「かわいそう」と歌にした。63p

 小さい頃、父が釣って来た魚は何でもおいしい、おいしいと言って食べていた。人の口で食べられてしまう魚を「かわいそう」との思いから食べなければヒトは生きてはいけない。それよりも素直に何でもおいしいと言って味あわせてもらえれば食べられる側の魚にも気持ちが伝わるだろう。

 「私たちは、日常のなかで自分の好きなこと、そのことが自分にとってすごく気持ちがいいとか、自分が幸福感を感じることをもっと大事にしなくてはいけない」と五木。207p

 引用は『新・幸福論』。サブタイトルは「青い鳥の去ったあと」(五木寛之 ポプラ社、2012年)。

 五木が述べているように、新たな年も素直な気持ちを失わず、ささやかな幸せをかみしめて毎日を過ごそう!
 
 お正月、何の感慨もない。せめておいしいモノを求めてこれからデパートへ行こう!
 
 どうぞ佳いお年をお迎えください!この一年、ありがとうございました!

2016年12月27日火曜日

『退屈のすすめ』

 雨の師走でどこへも行かず、旅の文を書く。その合間に笛を吹き、本を読む。本は年末年始の間、活字に餓えそうなので図書館の書架から新しそうなものを適当に借りる。その中の1冊は『退屈のすすめ』(五木寛之、KADOKAWA 、2013年)。エッセイなのですぐに読める。「悪所の卑俗さを残してこそ」では「展覧会や画廊での時間を無駄に過ごさない秘訣は、自分の大好きな『この一点』という作品を探し出し、それに夢中になることである。オペラやバレエを退屈しないで見るためにも、自分の『ただひとりの心の恋人』を探すことが大事だ」とある。125p

 そうかもしれない。国内外の美術館で絵を鑑賞しても、後々まで記憶に残るのは絵よりも建物であったり、グッズ売り場であったりと他の面の印象が強い。これは本末転倒。最近は展示品を一通り見て後でゆっくり気に入った作品を見るようにしている。音楽の鑑賞もそうかもしれない。先日、届いた某交響楽団のクリスマスカード。ファンになるような人から届いたのであればきっと感動するはず。カープの観客動員数もカープ女子というカープを愛するファンで増えている。ナニゴトも「好き」がなくてはモノゴトは始まらない。

 「何とでも遊ぶ」からは「畢竟、人間はその〈虫〉のことのことを忘れようとして、さまざまな慰めの方法や、気分をそらすさまざまな方法を考えてきた。宗教も、芸術も、文化もたぶんそういうものではないか、と私は思う」とある。183p注:〈虫〉とは〈ふさぎの虫〉のこと。

 これも確かに。宗教は特別な宗教を持たない。だが、観光地や日常であっても行く先々の神社仏閣で出会えばなんとなく神聖な気持ちになる。芸術や文化といえるほど大げさでなくても笛を吹いたり絵を描いたりするのは退屈しのぎかもしれない。自分にとっての〈虫〉克服は退屈するどころかとにかく体を動かすこと、じっとしないに限る。これでは退屈のすすめにならない!?

 筆者は「退屈のすすめ」を決してだらだら体を休めろとは言わない。「明るい退屈」をすすめており、「退屈」を「憂鬱」にしないように工夫することをすすめる。

2016年12月26日月曜日

「十分な睡眠」でデブ解消!?

 世間では大きな出来事もなく静かな雨の師走。雨は明日も降るらしく、自転車にも乗れず家でじっとせよということ!?先日から久しぶり、パソコンのワードに挑戦して旅の紀行文を書く。ところが旅も帰国後2か月も過ぎると、いくらメモを頼りにしても文は進みそうにない。ましてやトラブル続きの旅。その面が頭にこびりつく。どこを見学?と聞かれてもひとくちにここ!と言える箇所がない。それでもメモと写真を頼りながら疑問の箇所を調べて文を書く。

 パソコンの前に座ってワードを駆使しているとまるで仕事をしている感覚になる。今日も良く仕事をした!とまたまた自己満足の世界に浸る。そして珈琲タイムに甘いものを口にして静かに師走は過ぎていく。

 師走といえばこれから迎える年末年始。ネットによると「太らず年末年始を乗り切るカギは『十分な睡眠』 食欲抑制に効果あり?」の記事がある。遊び人となって以来、年末年始に関わらず、油断すれば太りそうな気がする。体重は若い頃と変わらなくてもお腹周りはその頃の比ではない。「十分な睡眠」と記事にある。これは誰がどういっても睡眠不足はあり得ない。もしも睡眠が十分でなければお腹周りはどこまで太るというのだろうか。怖い、怖い!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161225-00014572-forbes-hlth (参照)

 雨で自転車に乗れず、プールも休館、図書館も休館、習い物は休み…といつもの動きの何分の1になる生活。デブにならないように睡眠を十分とって年末年始を過ごす!?これしか太らない方法はないのだろうか。とはいってもヤッパリ、動かずに口から入れるものが増えれば太ること間違いない!

2016年12月25日日曜日

穏かな師走

 毎朝、まず先に目を通すのは朝刊の黒田物語。このシリーズも第5部になった。カープに戻ってからの黒田しか知らないが、カープ復帰も本人にとっては大きな決断だったようだ。読んでは感動して涙を流し、そして一日が始まる。

 他にもこの時期になると紙面をにぎわす「初詣は二葉山山麓七福神めぐり」の案内。2,3年前から七福神めぐりをするようになった。どういっても広島駅すぐ裏の山ふところにある神社仏閣。場所が良すぎる。他にも同じく駅裏からピストン輸送で無料バスが出ている神社へも参拝する。新年にお参りするのがお正月の行事となった。参拝後、神社でお神酒をいただいて駅前のデパートで福袋をゲット。これも新年の楽しみ。


 新年の楽しみの前にまだ今年も数日ある。図書館も年内は今日を入れて2日ほど開館する。予約の本を受け取ると同時に年末年始に読む本も借りよう。北海道は大雪に見舞われて大変。広島は暖かい師走で雪は降りそうにない!

2016年12月24日土曜日

黒田&清原関連記事

 朝から野球関連のテレビや記事に感動する。まずはNHKの「カープ愛」の黒田投手と相葉の対談。前回も感動したけど今回の再放送もそうだった。いいものは何度見てもやはりいい!記事は地元紙の黒田投手の連載。黒田はガンで親を亡くしている。そのためか、球場の年間指定席10席を自費で購入してガンの人たちに試合を見てもらっていたという。他にもネットの清原の記事。犯した罪は悪いとしても、なぜか応援したくなる人だ。立ち直ってくれることを期待したい。

 今年もあと少しとなった。昨日はプールで泳ぐ。受付で年末年始の開館日を聞くとあと4日で休みに入るという。今年最後の泳ぎになる、と思って泳ぎ始める。相変わらずプールの中は温かい。来年も元気を出して泳ごう。以下は清原のネット記事から。 
清原和博氏 事件後初告白「薬物は本当に恐ろしい化け物で怪物で悪魔」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161224-00000069-spnannex-base
戦友たちの30年越しの告白に感謝を。
清原和博からの1本の電話。
http://number.bunshun.jp/articles/-/827112

2016年12月23日金曜日

「人生最大の賭け事」

 朝刊に入るフリーペーパー。そのなかに「人生最大の賭け事」を読者に問う頁がある。結婚、病院選び、転職など人によってそれも様々だ。これを自分に当てはめるとそれらはいずれもあてはまらない。ということは人生を賭けるようなヒト・コト・モノに出会わなかったということ!?これはほめられたことではない。というかあまりにも凡々と時だけが過ぎている。というよりも人生の節目を考えることもなく過ぎ去った、が当てはまるかもしれない。

 それは職業に関して特にそうだ。思いもよらない人の縁によって携わってきた。それは転職の時も同じだった。それでもこれまで何とか無事に生きている。自分で人生を賭けようとしなくても何とかなるもの。徒に計算づくで生きるよりもなるようにしかならない人生。自然のままに過すのもこれはこれでいいのかもしれない。

2016年12月22日木曜日

執着!

 半月余り前に届いた企業年金のお知らせ。受け取った日にその後の手続きをする。それからまたハガキが届く。これは生存確認の提出書類不要の知らせだった。この間、モノゴトに執着しないはずなのになぜか気になる。それも薄らいだころの昨日、また書類が届く。前回もフリーダイヤルで年金基金と連絡を取る。諦めモードで月日が過ぎた。昨日の書類を見て、まさか?と思い直してフリーダイヤルする。一番の関心事を相手側に伝えられないもどかしさ。それでもこちらの知りたい結論を伝える。当然と思える回答だった。すぐに勤めていた同僚に電話する。前回の考え違いを改めて、朗報を知らせる。

 夜、お風呂に入ると、また書類のことが気になりだす。お風呂上り、気を落ち着かせて書類に目を通す。心配していたこととは違って大丈夫、と確信する。それにしても…。どういっても年金生活者。国の年金だけでなく、企業年金であってもその行方は気になる。これからはこれに関しては変わらないので一安心。

 それにしても世間では過重労働の自殺者が労災を、と訴訟を起こす。そうなる前に仕事をやめればいいのに、なぜ、執着するのだろう。ギリギリまで精神が追い込まれるのか。それとも、そうできない事情があるのだろうか。ナニゴトも命があればこそ。その思いがあるので悩むことがあれば、執着せずにそのことから距離を置く。これはずるい考え!?自分で自分を守らずに誰が守ってくれるというのだろう。

2016年12月21日水曜日

♪朝の歌♪ 


 広響メンバーから今年も恒例のクリスマスカードが届く。ヴィオラ奏者からだった。カードは印刷されていても表面の半分は手書きで記してある。ところがこれをもらっても何の感慨もない。これは何故?

 さらっている♪スラブ舞曲♪を仕上げて次にさらうは♪朝の歌♪。動画を見ると古石場修司のフルート演奏がある(多分、名前は合っているはず)。この人、他にも多くを動画アップ。フルートの音色が素晴らしい!

 先生がこの曲を数小節吹かれるとそばで聞いていて感動する。短い曲ながら吹きごたえがありそうだ。発表会で吹いた人の有無を尋ねるといないらしい。曲の短さゆえ?年末年始はこの曲に挑戦しよう。

 年末年始と言えばこれまた何の感慨もない。本を読んで笛を吹いて絵を描く、と言えばよさそうだけど絵は描かない。本と言えば昨日予約していた本を手にする。なんと1941年の本。あることが知りたくて借りる。だが、古い本のため臭いに負ける。すぐに返却しよう。

 ともあれ、世間の人のようには忙しくない年末年始。旅の紀行文を仕上げる宿題がある。後はただただ元気で新年を迎えるだけ!?

2016年12月20日火曜日

「おためごかし」(御為倒し)&「名前を食う」

 本を読んでいると「おためごかし」とある。あれ、と思って思い出す。先日、小田嶋隆の文にあり、ブログにアップ。その時点では前後の言葉から大体の意味は分かった。だが、初めて知るキーワード。辞書を調べることもしなかった。

 池内紀の本に「おためごかし」の文がある。『世の中にひとこと』のなかの「おためごかし」の一文。池内は幼くして父をなくし、母が家計のやりくりをする。苦しい家計の中、母は土地を処分する。その時にやってきたのが「おためごかしの人」。母が処分した土地はその後、市の住宅開発で何倍にも値上りする。畳をたたいて悔しがる母を見ていた池内は「おためごかし」の意味をその時初めて知る。

 「おためごかし」とは辞書によると「相手のためにするように見せかけて、実は自分自身の利益を図ること」とある。おためごかしほどひどくはなくてもそれに近いような物言いをする人がいる。こういう人に近づいてはいけない。

 筆者は地位や権威を極力嫌っている。その辺りが本にも表れ、読んでいて清々しい。

 他にも記したい箇所がある。「名前を食う」の中で、「いっさいをインターネットやホームページの情報にゆだねるのは、せっかくの機会を”情報屋”に売り渡したことにならないか。誰が選んだともしれない『おすすめの店』で『おすすめの料理』を食べるのは、つまるところ情報を食べているだけのことではないか。こんなケースを『名前を食う』というらしいが、うまい言い方である。…ひどい店の一夜は、のちのちまで楽しい話題になるものだ」。75p

 最後の「のちのちまで楽しい話題になるものだ」。これはトラブル続きだった今回の旅の紀行文の最後に借用させてもらおう。

2016年12月19日月曜日

ああ帽子!

 お昼近くになってお墓参りをする。途中、いつもは通らない路地に入り、束の間の旅気分を味わう。お天気も良くて庭の剪定をしている人がいる。声をかけると「すべての木は自然に生えたんですよ」とのこと。狭いお庭に大きな木が何本もある。我が家の庭も狭い。だが、この2年の間に大きくなりすぎた糸杉とイロハモミジを伐採。残ったところには2種類の紫陽花が陣取っている。自分の手ではどうにもできなくなるほど大きくなる樹木。鳥が種を持ってくる…と剪定していた人も話していた。

 お墓までの道中、さらに迷路に入る。人がやっと通れるほど狭い道。通り過ぎる人に尋ねると山へ通じるとのこと。いつもなら10分くらいでお墓に着く。寄り道すると長くかかる。だが、それも楽しい。お昼の墓地。誰もいない。墓地の傍には大根畑がある。今や高値の大根。沢山実っているのになぜ高い?

 墓を後にしていつもの道を通って帰る。家の近くで目の前に人が立っている。年に3度ほど地元の氏神様への寄付がある。今年は町内の当番のため、その寄付を集める。わざわざ顔を見て寄付を渡してくれる。

 家を一歩出ると束の間であれ人と出会うことが多い。これも長年住み慣れた街の住人だから?午後は近くの区民センターで催されるクラリネットの曲の演奏会。暇つぶしに聞きに行く。ところがどうも聞き心地が良くない。席を移動する。それでも落ち着かない。前半終了後、上の階にある図書館へ行く。ふと気づくと帽子がない。先日も帽子を紛失。その代わりに買った新たな帽子。またも紛失?と思ってさきほどのホールへ行く。中に入って聞くようにとのこと。聞くのは嫌なので演奏終了後に、再度伺う。帽子が椅子に置いてある。誰かが気づいてくれたのだろう。見つかって良かった!それにしてもよく忘れる!

2016年12月18日日曜日

落ち葉のスケッチ

 NHK・BS「ザ・プレミアム『天空の謎 マチュピチュ~21のミステリーを徹底究明!~』」を見る。そのHPには「神秘とロマン、天空の世界遺産マチュピチュ(ペルー)の魅力のすべてを21の謎にギッシリ詰め込み、2時間たっぷり、ノンストップで一気にお楽しみください!標高2400メートルの断崖絶壁に誰が、何のために建設したのか?どうやって巨石を加工したのか?どんな人がどんな暮らしを?世界初放送!『マチュピチュのモデル』?光と遺跡が織りなす奇跡の絶景!最新発見の常識をくつがえす謎の壁画。ミイラや長頭人骨の真実ほか」とある。

 インカ帝国として栄えたマチュピチュ。1532年、スペインからやってきた征服者ピサロによって国は滅ぼされる。どういっても2時間の番組。興味津々で見るが、肝心なところをしっかり把握していない。再度放送されるようにと番組のリクエストをする。それにしてもインカの人々の暮らしの知恵は素晴らしい。

 素晴らしいと言えば今朝の地元紙の写真コンテスト第1席の人。この人は習っている日本画の会の人。元はと言えば写真が趣味の人。今年はご夫妻共々、県美展の日本画にも入賞し、さらに今月の写真1席。二重三重とおめでたい。聞くところによると来年には写真と日本画の夫婦展をされるそうだ。

 さて日本画。どうにか会の人全員が来年の日本画展に出す予定のM8の絵を完成させる。各自、地塗りからして様々な色どり。人柄が色にも出ている。M8に描いた絵は額に入れずそのまま展示される。作品を先生に習って壁に掛けられるようにして出来上がる。

 次にするは拾い集めた落ち葉を紙の上に置いて、葉っぱ1枚ずつをスケッチ。葉っぱは4日前に拾ったもの。自然乾燥にしても葉っぱの良さが色あせる。取ったものを家で直ぐスケッチ、とはなかなかできない。それでもかなりの葉っぱをスケッチ。先生からスケッチの仕方が丁寧とほめられる。人からほめられると何歳になっても嬉しい。じゃ、頑張ろうとなればいいけどそれは怪しい。

 引き続き新年も葉っぱを拾ってスケッチしよう。絵の作品完成を急がず、先生はスケッチを…とのこと。眼の悪さゆえ、モノを近づけてスケッチする。これが真剣に描こうとなるのかもしれない。視力が良くないことも悪いことばかりではなさそうだ。

2016年12月17日土曜日

ああプリントアウト!

 パソコンとプリンタを同じ場所に置いていない。プリントアウトする時、パソコンをプリンタ近くにもって移動する。年賀状の印刷はとりあえず終えても、姪の子供たちの年賀状が残っている。中1と小5、小3の3人のチビたち。上の二人から年賀状が届くようになった。多分、このお正月も届くはず。そう思って急きょチビ用の年賀状作成。中学生は英語を習い始めて知ったのだろうか”Happy New Year”のローマ字が並ぶ。下のチビは自分で描いた絵と文字。

 半世紀以上の年齢差がある。どんな年賀状を出すとよいか考えるがいい案は浮かばない。しかたなくここは再度パソコンの出番。年賀状ソフトから「おともだち」用のサンプルを出す。その中からチビ用にそれぞれ印刷。本来ならば手書きがいい。これは省いてパソコン登場。

 さて印刷。これまで印刷したのと違って1枚ずつチビ用に印刷する。たった2枚の印刷も手間取ることが多い。せっかくプリンタとパソコンを近づけたのだからと次は旅の紀行文用にと先日いただいた写真から2枚スキャン。このスキャン、以前も戸惑る。方法をメモしておけばいいものをしていない。色々と試行錯誤の挙句、やっとパソコンに取り込む。まずはプリンタのスキャンのアプリを画面に出す。これを忘れずにしよう。

 それにしても便利な道具と思えるパソコン。だが、時によっては心の負担になる。こういう時、これもいつまでやれる!?そう思ってしまう。ともあれ何とか終えた。さあ、次は?

2016年12月16日金曜日

♪もし翼があったなら♪

 昨日の最高気温は予想よりも低い6.8度。小雨降るなか元気を出して自転車でプールに行く。 までの道中は顔や体が寒いとかでなくただ手が冷たい。到着すると急いでプールに入る。まるで温泉のような温かさ。浅いプールは誰もいない。一人ゆったりと泳ぐ。これも至福のひととき。 

 夜は五木寛之の百寺巡礼を見る。この番組の最後に流れるテーマ曲、♪もし翼があったなら♪に惹かれる。すぐにパソコンで番組HP検索。だが歌の要領を得ない。しばらく検索しているとある、ある。桑名正博の歌が本来のテーマ曲。他にも歌っている。ここはヤッパリ本人の歌がいい。何がいいと言って桑名の哀愁溢れる響きがいい。もしかして過去の人?と思ったらそうだった。歌い方が切なすぎる。

 いい歌なのに知らない歌が多すぎる。この歌もいい!♪もし翼があったなら♪、ゆっくり歌詞をかみしめて聞くことにしよう。それにしても「翼」、いい響き!どこへでも飛んでいける!!あったらいいね。

2016年12月15日木曜日

恬淡(てんたん)

 本の裏表紙に著者紹介がある。「恬淡(てんたん)としてユーモアを交えた文体で、…」と続く。悲しいかな「恬淡(てんたん)」が読めないし意味も分からない。携帯の辞書機能で思いつくままに検索するといずれもアウト。ついにはパソコンで手書き入力して漢字を出す。わかった。

 その意味は「心がやすらかで無欲なこと。あっさりしていて物事に執着しないさま」とある。例えとして「恬淡とした態度」「無欲恬淡」がある。本の著者は池内紀。本のタイトルは『ニッポンの山里』。本の中身はまだ読んでいない。他に『世の中にひとこと』も図書館で借りる。

 寒くなって来た。何もせずぼーっとするよりはと思って図書館に行く機会が増す。どういっても図書館まではわが家から歩いて数分もかからない。親がいなくなった年は図書館が「おともだち」だった。9時の開館後に出かけ、一度家に帰ると午後も行くことがあった。ところがそれも時の経過とともに入り浸る頻度も減って来る。泳ぎを再開したり、他に目が向いたりしたことにもよる。

 ところが、最近になって再度図書館を見直す。どういっても家の近所にあるのがいい!時間を持て余す前にまずは本を読む。いいかもしれない。それにしても急に冷たくなった。今日は最高気温も10度を切って9度の予報。まだまだ冬眠するには早すぎる。もうひと踏ん張り元気を充電しに泳ぎに行く!?それにしても雨が降って寒い!

2016年12月14日水曜日

♪スラブ舞曲第10番Op.72―2♪

 

 ♪フィンランディア♪を仕上げて次はドヴォルザーク作曲の♪スラブ舞曲第10番Op.72―2♪をさらう。練習していると聞き覚えがある曲と気づく。吹いた曲をチェックしていると2011年の発表会で吹いていた。曲は同じでもアレンジが異なる。きれいな曲なので再度、さらうことにする。

 レッスンの度に練習して気付いたことをまずは先生に報告。報告前に気付いたことをメモする。長く習っていても進歩がない。これじゃ、駄目じゃ、と思って記すようになった。この効果なのか、いい音が出るようになった。これも自己満足!?

 5年半前、いろんなことから解放されて時間的なゆとりが生まれた。それまで丸2年間、すべての習い物を中止して、親の介護に専念。その後、手始めにフルートのレッスンを再開した。これでは時間が経つのがもったいない。誘われた習い物はほとんど参加した。ところがそれも今年の半ばころから整理する。これから続けるのはフルート、日本画、水泳に加えてコンサート、絵の鑑賞、国内外の旅などになりそうだ。それにブログ更新と本を読むことが加わる。

 ブログと言えば感動したヒト・モノ・コトを記すのも目的の一つ。毎朝読む新聞記事。これにも感動する記事がある。今朝は「黒田物語」から「若手にはシーズン中、いいボールを投げているじゃないかと背中を押したい。僕は若い時、そういう人と出会えなかったから」と優勝した際の手記にそう記している。

 自分自身も若い時に人から背中を押してもらったことがあまりない。むしろ本を読んでそうさせてもらった。ところが今は出会う人たちから背中を押してもらう。有難い!

2016年12月13日火曜日

「今年の一皿」から

 地元紙によるとセリ科の植物パクチーが「今年の一皿」に選ばれたという。これを使った料理が世相を反映したらしい。今、一番苦手な食べ物は?と聞かれればパクチーをあげたい。アジアを旅する時、おいしそうな麺類を口にすると口いっぱいにこのにおいが充満する。これがいけない。

 食べ物に関して好き嫌いがない方だと思っていた。ところがよく考えてみると若い頃はビールも紅茶も珈琲も苦手だった。というか、ビールはともかくとして子供の頃は家で紅茶も珈琲も飲んで育たなかった。そのことにも関係あるかもしれない。ところが会社勤めをするようになってビールの味を覚える。珈琲も歳を経るにつれて美味しさを知る。ところが紅茶はあの生臭さが駄目だった。

 20代のある年、五味康祐の講演会に出かけた。その中で運をかえたければ習慣を変えるとよいというようなお話があった。その時、思い当たったのが紅茶。「そうだ、今日から紅茶を飲もう」、と入った喫茶店で早速、紅茶を注文。いまでは紅茶も大丈夫。だが、匂いのきつい紅茶はいただけそうにない。

 ということでパクチーを食べれば運が変わる!?ここまで生きてくると今のままの運でいい!無理して嫌なモノ・ヒト・コトに接しなくていい!苦手意識克服よりもその思いの方が年々強くなる。

2016年12月12日月曜日

「いまここ」

 『新潮45』11月号に「男たちは老後、地元に帰れるか?」のタイトルで小田嶋隆が書いている。小田嶋は元来、子供は取り越し苦労をしないと大人になってしまったわれわれは考えがちだという。しかし、「実際には、頭の良い子供はいつも先回りして、ほかならぬ自分自身の子供時代を台無しにしてしまっているものなのだ」と述べる。「頭の良い…」は当てはまらないにしても自分の子供時代~大人になるまで何故あれほど取り越し苦労をしていたのだろう?、と思い当たる。

 小田嶋は「そのことを思い出すにつけ、老後について『老後になってから考えても遅いぞ』式の脅迫をばら撒いている人々に、怒りを感じずにおれない」という。若い頃と同じ轍を踏まないためにもこの意見に同感する。画家の堀文子も『サライ』で老後は毎日が初めての経験ばかり…というようなことを述べている。

 歳を取ったから何事もわかるのではなく歳を取るということが一人一人にとっては初めて経験することばかり。「いまここ」を愉しめばいい。

 小田嶋は言う。「こんなオタメゴカシノ言説に引っかかって不安になる人間は、遠足の途中で先回りしてがっかりする子供と同じく、求めて損をしている不幸な人間と言って良い」。

 「結局は、好きな人間とではなく、必要な人間とやり取りすることで、この三十数年間を送ってきた」とこれまでの生き方を述べる。それは会社勤めの人も同じと思う。ほとんどの人は収入を得るために会社に「自分の人生という時間」を預けて働く。これが自由業ならば小田嶋のいう「必要な人間とやり取りすること」になる!?

 こういった人との関係も還暦以降は「なるべく好きな人間と付き合うようにしたい」と小田嶋。そして最後に「とりあえずは、自分に好きな人間がいるのかどうか、まずはそこのところから考え直してみようと思っている。道は険しい」と文をくくる。もう二度と先を思い煩いたくない。「いまここ」を愉しく!!

2016年12月11日日曜日

日本画教室から某交流学会へ

 日本画教室を終えて某文化交流会に出席する。教室では相変わらず描き方の手順がつかめず悪戦苦闘。これじゃ、駄目じゃと思い直して次からは落ち葉を描く予定。拾い集めた落ち葉を押し葉にした。ところが落ち葉も自然のままがいいらしい。再度落ち葉を拾い集めて「葉っぱ」のデッサンに集中しよう。

 さて交流会。キーワードは2億円と宝くじ。いずれも旅に絡むキーワード。旅と言えばまだ中国の旅の文を仕上げていない。昨夜、旅の写真をたくさんいただく。どれも見覚えのないところで写されている。かなりの枚数がある。行く先々での集合写真も多い。集合写真と大きな丸テーブルに並んだ30種類以上の料理。この写真をスキャンしてパソコンに取り込む作業が待っている。これを終えて、紀行文に取り掛かろう。

 2億円は旅の間、中国の添乗員が放った初っ端のキーワード。これが旅を盛り上げてくれた。昨夜もこの話題で持ち切り。次いで宝くじの話題も2次会まで盛り上がる。

 次回の行き先はインドネシア。1年前に出かけている。他の2人も2,30年前に出かけているという。この会の旅のメンバーは楽しい人たち。行きたい気持と行くならほかの国へ、と気持ちは複雑。交流会の次の総会の日程も決まる。同じ日、前橋汀子のヴァイオリンコンサートのチケットを購入済み。コンサートを途中で抜け出て素早く移動して遅れて総会、懇親会に出席しよう。早めのチケット購入も今後は考えなくてはいけない!?

2016年12月10日土曜日

中崎サンタ!

 昨日のキーワードは「笑み」。カープの中崎投手、契約更改後、サンタに扮して笑顔で記念撮影。ネット上の記事は「広島・中崎、来季こそ無敗!絶対的守護神になる、日本一へ新たな誓い」。かわいい顔に反して心中は強い思いを秘めている。これがいい!

広島・中崎、来季こそ無敗!絶対的守護神になる、日本一へ新たな誓い
 契約更改を終え、サンタ姿で来季の日本一を誓う中崎(撮影・吉澤敬太)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161210-00000011-dal-base

 美術館に行く前、横にある縮景園に入る。街中にあってもあまり園内を見学する機会がない。中に入ると人の気配もない。お天気も良くて園内の隅々まで歩いてみる。かなり歩いたところで昔風のトイレ発見。掃除の人が「どうぞ」と声をかけてくれる。中に入ると昔風どころか、今風できれいだった。

 歩き疲れて東屋風のところで休憩。ここでスマホ片手に写真を撮る老婦人と出合う。聞くところによると86歳になるとか。鹿児島から2泊3日の観光らしい。今年最後の紅葉を見ていると結婚式の前撮り御一行様がやって来る。何とめでたいことか。ここでも笑みが溢れている。

 美術館に入ると絵の出品者と出くわす。見学しているとこれまた笑顔いっぱいの人に出会う。先日、秋の叙勲を受賞された人だ。この人は某交流学会の旅のお世話もしてくださる。「今回の旅は大変だったね」が開口一番の言葉。「行きも帰りもトラブルに見舞われるのはないこと!」と言われる。「いやいや、旅の最中もトラブりました」と言っては大笑い。トラブルもめったにないめでたさのうちなのか、その人は「宝くじを買います!」と威勢がいい。確かに運がついている人は宝くじ!?

 別れ際、「明日は次の行き先のスケジュールを持参します」とのこと。さてさてその行き先は?

 絵を鑑賞後、友だちとカフェに入る。なんとこのカフェ、小っちゃいケーキが一つでも結構なお値段。珈琲とセットにすると奈良ホテルでいただいた以上となる。美味だった!笑みがこぼれる。

 昨日の携帯万歩計は11109歩。よく歩いた!そして九州からお寺の機関紙歳末号が届く。

2016年12月9日金曜日

ザ・プロファイラー他

 朝の行動が鈍くなる季節がやって来た。特に飲み会後の翌日の朝がいけない。ビールで酔いが回るようになった。明日も飲み会。気を付けよう。

 お昼寝の習慣はない。ところが飲み会で遅く帰ると生活リズムが乱れる。一番は就寝が遅くなる。起きても頭がすっきりしない。これじゃいけん、と思い直してお昼寝タイム。1時間寝ると頭が冴える。冴えたところでプールへGO~。これで本来の生活リズムに戻る。

 午後のプール。日に日に人数が少なくなる。これぞ至福のひとときとばかり泳ぎをスタート。背泳ぎ優先で泳ぐ。そういえば昨日のプールのBGMでは♪さらばシベリア鉄道♪が流れていた。思わず歌いながら泳ぐ。

 プールを出るとその横にあるスーパーに入る。体が冷えないように急いで買い物をする。揚げ物は家でしないので牡蠣フライと小鰯のてんぷらを購入。新たなスーパーには家の近くとはまた違ったメニューがある。ときどきは立ち寄ることにしよう。

 最近、新たな人のブログに行きつく。当然見知らぬ人のブログ。このブログの一日の閲覧者は何と15000人。あることを検索していてこのブログに行きつく。かなり偉い人なのだろうか、ブログの内容が濃くて読むのも大変。せっかく見つけたのだからと読もうとするがタイトルを見ただけで読む気がしない。これじゃ、駄目じゃ。徐々に読むことにして…。

 真珠湾攻撃から75年とか。昨夜のBSはこれに絡んだ番組が2つある。いい時代とはいいがたいが個人的には関心がある。中島飛行機や石原莞爾を取り上げる。番組で知った限りでは石原莞爾の考えたことは予想的中している。しかし、石原のとった行動云々についてはよくわからない。自分自身が生まれる前のこととはいえ、いつも思うことはそれほど昔の話ではないということ。まさに父や母の青春時代に起こった日本の出来事。大変な時代がちょっと前にあった、とテレビを見て実感する。

2016年12月8日木曜日

フルート忘年会


 JR広島新幹線口2Fにかかるペデストリアンデッキ。その左右にはシェラトンホテルとホテルグランヴィアがあり、歩道橋となっている。橋の横幅は広く、都会の雰囲気を漂わせる。フルートの忘年会に出かける前に立寄って携帯で写す。日没直後とあって電飾の明るさも今一歩の感じ。それでも行きかう人は立ちどまって写真に納める。

 駅の表口に出て三越まで歩く。途中、幟町辺りの教会もイルミネーションがまぶしい。近くにある画材屋に立ち寄り、膠を購入。瓶に入っているので小さくても重い。集合時刻まで三越に入る。地下に行くとデパ地下なのに人が少ない。何故?と思って目についた野菜を見る。小松菜@¥298。こりゃ駄目じゃ、貧乏人が来るところじゃない!

 気分を変えて外に飛び出す。まずはお店を探して歩く。だが、わからない。場所は流川辺り。変な人に場所は聞けない。三越の駐車場の係りに聞くが埒が明かない。ぐるぐる地図を持って歩きまわる。途中、人に電話して聞くが電話が通じない。花屋を目にする。そこに入って聞くと、大きな地図で探してくれる。わかった!時間を持て余すどころかやっと到着。昨日の携帯万歩計は9956歩。よく歩いた。

 さて忘年会。いつになくリッチな忘年会。まずはビールで乾杯。次々と会席膳のお料理が出てくる。どれも美味。途中、トラハゼの天ぷらが出る。ハゼは小さい頃、父が近くの川で鍋一杯になるほどよく釣っていた。そのため、貧乏人が食する食べ物との思いがある。ところが、会席膳で提供されるとは時代も変わった!?小さい頃はハゼだけでなくキスゴ、ムール貝、つぶ貝、アオサ、アサリ、蟹などは親だけでなく子供も海でとるのが遊びだった。他に牡蠣や鮒もある。魚類を食べて大きくなった。これが元気の源!?

 元気の反対に昨夜はフルートの人の不幸を聞く。どういっても早すぎる。絵の教室でも今年のはじめに不幸があった。こういう話を聞く度、自分がそういうことになる、とは考えられない。でも誰にも必ずあること。元気であることに感謝しよう。

2016年12月7日水曜日

落ち葉を集めて

 さらっているフルート曲集から♪カヴァレリア ルスティカーナ♪を終える。この曲と同時にこの時節に相応しい♪きよしこの夜♪もさらう。♪きよしこの夜♪もアレンジで曲のイメージが変わる。新年にこれをさらうのは何か変。12月にさらってよかった。次は♪フィンランディア♪をさらう予定。

 フルートレッスン後、川沿いの道を駅まで歩く。お天気も良く歩くには最適。道は桜並木。きれいな落葉を探しながら歩く。集めたいろんな落葉。も少し時期が早ければもっときれいな落葉だったのに…と悔やまれる。家に持ち帰り、落葉を水で洗って押し葉にする。本来ならばすぐにデッサンしたい。だが、そこまでの気力がない。押し葉を絵の教室に持参してデッサンを、と思いを巡らす。だが、押し葉にしたものがいつまでも綺麗な色のままで保存?さてさて…。

2016年12月6日火曜日

久しぶりに

 霧も晴れて自転車に乗って遠くのスーパーへ出かける。買い物を済ませて外に出ると携帯が鳴る。番号を見ても誰なのかわからない。再度携帯が鳴る。以前勤めていた職場の人だ。先ほどの携帯から掛けなおすという。誰彼なく人と知り合えば連絡先を交換していた。ところがそれもどうかと反省し、電話帳の整理をする。最早関係ない人の番号は削除。

 元の職場の人の電話は保存していた。だが、はじめは話し放題の娘さんのスマホからの電話だった。相手がわかってから長電話となる。それもスーパーの外での立ち話。横にはJRが通過し、車の往来も激しい場所。自然と話す声も大きくなる。

 先日、勤めていた企業年金基金から方針変更の知らせが届く。逡巡した挙句、すぐにその返事を郵送する。これに関しては話す人がいない。ところが昨日の電話の人もそう感じていたという。会社をリストラされて早14年が過ぎた。ああじゃ、こうじゃとその頃を悔やんでも仕方がない。どう言っても働いていたころの年金で今こうやって楽しく暮らしている。そう思えばリストラも通過点。これはこれで良かったと思うほかない。

 電話の相手と勤めていた頃の話をする。名古屋と広島。勤めていた場所は異なる。だが同じ会社の社員。一番いい時に勤めていたと言っては笑いあう。時間が経過して嫌なことは忘れてしまったのだろうか。ともあれ昔の勢い丸出しで長話をする。ほんまに久しぶり気持ちがすっきりする。言いたいことが言える相手は本当に大切。会って話せばもっと楽しいだろう。だが、今は福井と広島。かなり遠い。いつかチャンスを作って…。

 興奮冷めやらぬまま、家の近くのスーパーへも行く。ここでまた久しく会ってない人から声を掛けられる。車でわざわざわが家のあたりまで買い物に来るという。変わらんね、と言われる。

 どの人も元気そうだ。まだまだ元気。この年で変わってはいけない。電話の人もどこも悪くないと言っていた。お互い150歳まで…と言っては笑う。本当に楽しい!

2016年12月5日月曜日

いつの日か

 今朝、起床後、友だちから霧が出て電車が徐行運転、とのメールが入る。週のはじめはゴミ出しの日。ゆっくり寝ている場合じゃないよ、と外に出てみる。10メートル先がぼんやりするほどひどい霧。穏かな新年を迎えたような感じがしてくる。今日は一日中、暖かい日となりそうだ。

 新年と言えば年賀状。今年も年賀状を書く季節がやって来た。例年通り、パソコンでの年賀状作成。その前に2通ほど新年の欠礼葉書が届く。毎年ながらこの葉書、何とかならないのだろうか。受け取る側は決して気持ちがいいことではない。とはいってもこれは長年の慣習!?

 長年の風習と言えばお歳暮がある。先日ネットを見ているとなんとお歳暮も以前と比べると7割減とか。この以前、はいつの時点かよく把握していない。会社勤めの頃、古い考えを持っていた母は私の上司宅にお歳暮を届けていた。いつの年か、母にお願いしてそれをやめるように説得したことを思い出す。母もいなくなり、わが家でもお歳暮の習わしは薄れてきた。この7割減、そうかもしれない。

 昨夜は暇つぶしを兼ねてパソコンで年賀状を作成する。これも気持ちがこもった年賀状とはいいがたい。それでもこの時季の慣習と思ってプリントアウトする。いつの日か、印刷の年賀状も廃れていくのだろうか。

2016年12月4日日曜日

「何事も決まっているのではない」

 「困難に出合ったと時、どうするか、かねて私が考えてきたことは、『何事も決まっているのではない』と思うことだった。すると、急に気が軽くなる。その時は、いちだんとスマートで能率よく、信頼すべき局面が展開すると、言ってくれているではないか」75p。

 これは中西進が『ことばのこころ』東京書籍、2016年)の「決定できないことは大きな問題ではない」の中で述べている。インドに行く機内で読んだ「インドタイムス」の中の折り込みチラシ。その広告に掲載された一文。一面真っ黒な中に金文字が躍る。それがこの文章。この広告は「迷わずに次の最新機器を買い替えよと言うのだから、仕事の上でも当面の解決のむずかしさを深刻に考えて、暗闇に立ちすくんでいるより、勇気をだして次のレベルに向かって向上していくべく、努力をすればよい。…」。機内で読んだ中西は「ずっとことばの意味を、わたしは考えつづけていた。そしてインドにはそこしれない深さと広さと、さらに未来があることも。」で文を締めくくる。

 確かに「何事も決まっているのではない」。先を思い悩んだ若い頃にこれに気付けばもっと良かったかもしれない。

 さて、昨日の日本画教室。相変わらず描き方の手順が要領を得ない。一つずつの作業を先生に聞きながら進めていく。枝に咲いた白いバラの花。葉っぱに色付けするもどうも要領を得ない。まずは葉っぱに近い色を混色して平塗する。次に葉っぱに表情をつけるのか他の色でぼかす。ぼかしと垂らし込みの違いが今一歩理解できていない。これも慣れ!?

 次は花。胡粉を塗る。塗るにも要領がいる。乾かしては塗るを繰り返すと次第にバラの白さが出てくる。さらに他の色でバラに陰影をつける。これも何度か繰り返す。昨日はここまで。一つの作業をやり終える度、上手く描けた!と思わず声を発する。教室の人たちはすべて絵のベテラン。きっと何をぼやく?と思われそう。それでもいつも自己満足の世界。これじゃ、進歩も何もない!?

2016年12月3日土曜日

午後はプールへ

 12月、と聞くだけであわただしくなる。一昨日の夜、蛍光灯が点滅する。高いところに上がるため、お昼に取り換え開始。しかし、上のほうまで掃除をしていない。埃が落ちてくる。埃だけならまだいいが、人間が踏み台を外して落ちる方が怖い。椅子でなくここは踏み台の登場。蛍光管をかえて蛍光灯の傘をきれいにすると大仕事をした感じになる。

 昨日は大仕事の前にもう一つプールに行く仕事が待っている。起床が遅くなり、午後から泳ぐ。お天気に恵まれて人も多いと思った。ところが思ったよりもかなり少ない。穏かな気持ちでゆったりと泳ぐ。これから寒くなると午後から泳ぎに行く!?人が少ないと背泳ぎ優先でプールの天井を見つめて泳ぐ。これも至福のひととき。自転車と泳ぎは対をなす。自転車に乗れなくなれば泳ぎにもいかれそうにない。まあ、そういうことを今思っても仕方がないか。

 家に帰ってフルートの練習をしていると次にさらう曲は既にほかの教材でさらっていた。季節的にクリスマスも近い。さらっている曲集には♪きよしこの夜♪を3段階にアレンジした曲がある。これも一緒にさらう予定にして練習する。

 クリスマスが来ればお正月。そして今年は終わる。早い、本当に一年が過ぎるのが早い。ほんまにどうすりゃ時間を停められるのだろう。

2016年12月2日金曜日

12月の旅人はシロヘビと会う!

岩国シロヘビの館のシロヘビ

 ♪12月の旅人よ~♪、とまではいかなくても岩国までちょっぴり旅人気分を味わう。12月の旅人は♪さらばシベリア鉄道♪にある歌詞の一フレーズ。1年半ぶりの岩国。昨日伺った岩国の友人は先日放送のテレビ番組、「人生の楽園」に出演された。だが、放送日の番組をうっかりしていて見ず仕舞い。動画で見られるはず、と検索する。あった、あった!一昨日、早速番組を見る。番組の舞台となった場所辺りは友人の別荘がある。そこへもお邪魔しているので関心を持って見る。

 昨日、お話を伺うとテレビに映る場面は数分であっても2時間の撮影だったとか。全体では数日間もかかったらしい。30分間のテレビもいい構成になっている。「酒米のお米の大きさは?」とわざと質問をぶつけると出演されただけあって即答される。

 今はネットの時代。番組HPやユーチューバーたちがすぐに動画をアップしてくれる。有難い時代になった。昨日もタブレット片手に出演された番組を見ておられる。いい思い出になるに違いない。

 ネットで見ないままで会ったならば盛り上がりに欠けるところ。見ていて幸いだった。

 長時間にわたっていろいろと喋り捲る。決して嫌な顔もされず聞いていただく。ほんとうに有難い。また、車で送り迎えしていただき、お昼はおしゃれなレストランでごちそうになる。レストランに行く前、岩国の吉香公園入口にある真新しい建物の岩国シロヘビの館に入る。岩国のシロヘビは有名で1972年に国の天然記念物に指定される。突然変異で生まれた青大将が白く変化してシロヘビとなり、岩国にだけ生息しているそうだ。それ以来、岩国は市民あげてシロヘビの保護をしているという。

 その館を見物すると、いる、いるシロヘビが…。もちろん飼育されている蛇なので放し飼いにはされてない。蛇は見るだけで嫌な生き物。ところが、水槽もどきの大きな入れ物にいるシロヘビは名前の通り真っ白で目は赤く、見た目の怖さはない。蛇の動きに合わせて携帯で写す。あとで動画にすればよかった、と思ったり。いつか自分で写した動画をブログにアップしてみたい。

 シロヘビを見物し、お昼をいただいた後はご自宅へ伺う。書を習われ、奥座敷の床の間に掛け軸としてかけておられる。ご本人の筆名は覚えている。だが、掛け軸の文は「寂」「和」の2文字しか覚えておらず。とはいっても文字のすばらしさは覚えている。

 長時間本当にお世話になりました。また、いつも何を言っても笑って聞いていただき感謝しています。本当に楽しい12月の旅人でした。謝謝!

2016年12月1日木曜日

「運命の主人」

 見ず知らずのカープ大好き若者のツイッターを見る。これも毎日の楽しみ。先日は歌手の矢野顕子が黒田投手の映像を見て「落涙中」とリツイートする。只今、まさにその心境。3日前から始まった地元紙の「黒田物語」。両親と一緒に写ったカープ入団時の懇親会の写真。母親が厳しかった、と言われる人のお顔は?そう思って記事を読むとなんの、なんのとても優しい両親の姿だ。

 息子の試合は怖くて見られなかったとある。ある年9勝し、10勝に届かなかった。周りはあと1勝で10勝だったのに、と惜しむ。だが黒田の母は次に10勝すればいい、と励ます。この励まし方の違いは親であればこそ?また、試合後、入院中の母に電話すると母の妹である叔母が電話に出る。すでに母は亡くなり、その最後の言葉は息子に「ありがとう」と言ってくれとの伝言。読んでいてすぐに落涙。グローブに縫い付けられた「感謝」の2文字はこれによるらしい。

 どんな情報も自分にとって感動をもたらすものがいい。嫌な記事はなるべく目を背ける。こうでなくてはストレス社会を生きられそうにない。

 ストレス社会と言えばアドラーの心理学が参考になる。昨日、その本の順番がやっと回ってきた。かなり前に図書館に予約した本。一気に読み終える。この本の著者である岸見一郎。今朝の新聞によると石原慎太郎の『天才』の次に本が売れている。

 アドラーは言う。「これからどうするかだけが重要」、「自分が自分の運命の主人であることを意識する」。「運命の主人」とはいい言葉。自分が自分の人生の主役を演じるということだろう。周りを意識せず、自分らしく生きる!?これで由!
 

2016年11月30日水曜日

リトグラフから

 デパートの絵画展示会場で見たリトグラフ。先日見た東山魁夷の絵の展示もある。広い会場は係りの人の姿が目立つだけでお客はいない。人を待つ間、絵画を見て歩く。ところが絵にはリトグラフと細かく表示がある。どの絵も有名な画家の絵。だから価格も云百万円!?リトグラフというからには刷った絵画!?たった一枚の原画と違い、何枚か刷っているはず。その絵が何故こうも高いのか。見ていて合点がいかない。絵の価値があるから高い!?

 買う気があれば、といっても一枚が数百万円もする。買えるわけがない。係りに説明を聞こうとするが聞くことはできない。たとえ聞いても相手にされないだろう。合点がいかぬまま、携帯の辞書機能でリトグラフを検索。石などの平板に刷った云々とある。それが何故これほど高価なのか。今でも合点がいかない。これを買う人がいるから特設会場で即売!?まあ、貧乏人は絵を見るだけにして要らぬことを考えないほうがいい。これで世の中、平和になる!?

 絵といえば絵を描くモチーフ。例えば旅先での写真などモチーフに、と考えたりする。先日、今年の後半に出かけた先で撮った写真から、モチーフになりそうなものをプリント注文。写真として紙にしたものは絵のモチーフに限らず、旅の記念にもなりそうだ。最早自分の姿かたちはどうでもよくて風景などがいい。そうはいっても決して自分を粗末にしているわけではない!

 話は変わって昨日の眼科定期検診での眼圧は11と13。今年前半の眼圧云々は何だったのだろう?

2016年11月29日火曜日

旅の話題

 今朝ブログを更新しようとするとウインドウズ10の更新が先に表示される。すぐにバージョンアップを開始するが、簡単には終わりそうにない。何度か更新が繰り返される、との表示になる。お昼には人とのランチが待っている。仕方なくブログの更新をあきらめ、パソコンもそのままの状態にして外出する。

 家を出ようとすると郵便受けに旅のカタログが届いている。その前に屋久島の旅を申し込む。しかし、来年の話とはいえ、申し込みは少ないらしい。人が動ける期間も生きている限りすべてとは言えない。思い立ったが吉日。朝から旅を申し込む。だが、催行されるかどうか怪しい限り。それならばと、今朝届いたカタログに目がいく。同じ旅行社とはいえ、支店ごとの営業なのか福岡、広島、関西の各支店からカタログが届く。とはいっても届いたカタログは同じではない。

 旅といえば今日会った人は先日の旅の添乗員。というか、以前中国語を習っていた時の人が添乗員をされている。まさか、まさかの偶然で今月3日の日帰り旅に遭遇する。かなりの年数会っていなかった。久しぶりのランチで話が盛り上がる。いろいろと旅の情報も知る。

 話の途中でその人が手にするのは、次に出かける旅の書類。なんと添乗ではなく、プライベートで参加する旅のものだった。お仕事で行くのと個人的に遊びに行くのとでは趣も異なるだろう。動ける間にどこへでも行こう。これは誰もが持つ心理!?せっせと元気で旅を続けたいものだ!

2016年11月28日月曜日

「徳を積め」

 「現代日本画の名品からは、何か共通した感動が伝わってくる。この何かとは何物か。…そして最近、それが『神韻縹渺』(しんいんひょうぼう)と批評されるものだと、確信するようになった。…物の姿をどう描くかといったレベルを超えて、画布からにおい出してくる、神妙な雰囲気こそ、名作とよばれるものがもつ品格なのであろう。」82p(中西進『ことばのこころ』東京書籍、2016年)

 これをどう漂わせたらよいか、思い悩んだ筆者は手塚雄二画伯が平山郁夫画伯から助言されたという「徳を積め」という言葉を聞く。…「徳という文字の本義は真っ直ぐな心である。巧く描いてやろうとか、傑作を生もうなどと考えない、明澄な心が画家に神韻をもたらす。いや、すべての人に気高い成果を与えてくれるものが、徳なのであろう。『徳は孤ならず、必ず隣あり』(論語)ということばもある。徳は一人よがりのものではなく、万人と馴染み合うやさしさにまで到達しなければ、徳とはいえないのである。」82-83p

 「徳」は万人と馴染徳み合うやさしさ…。わかるけどなかなか難しい。人とすぐに馴染むところがある。この頃、これに対してしきりに反省。以前読んだ本に「丁寧語で話す」とつき合いも疎遠になる…ようなことが書いてあった。そうだ、言葉遣いが問題だ。そう思って人と丁寧語で話せばいいモノを相変わらず広島弁丸出しで気安く話す。これが問題!とはいっても話す人全部が全部そうとも言い切れない。言えることは人の心は他者が自由にはできないということ。逆もそうだけど。まあ、ともあれ「徳を積め」!?とはいっても「徳」でいう馴染み合う優しさ、とはこういうことじゃない!

2016年11月27日日曜日

天晴れ!

 「世界第二に高い山 カンチェンジュンガを無事展望してきました。マイナス5度のテント泊だったり、標高5000メートル往復だから、連日8-10時間のハードな山旅だったよ。ダージリンのトイトレイン観光も良かった。下界に降りたらインド政府が高額ルピー紙幣を急に使えなくして、混乱のインドでした」。これは姪から届いた写メールの一部。

 姪は今月の初旬から中旬にかけてインドへ15日間の旅をしている。どういっても5000m級の高い山を連日歩く旅は到底真似はできない。我が身内ながら天晴れとほめてあげたい。困難を伴う旅は元気が一番、そしてやる気が一番。(注 高額ルピーが使用云々はこの日、アメリカ大統領がトランプになって、インド政府のその扱いが変化したことにあるらしい。インドの銀行のATMも長蛇の列で、姪たちはインド人を介してルピー→日本円に再両替したという)。

 姪は祖母である母の影響が強いのだろうか。大学時代、わが家に居候して大学に通っていた。その時に受けた母の言葉を姪から聞いたことがある。テレビを見ていると母は姪に「それくらい一生懸命見るのならば自分でやればいい!」と話したらしい。これは母が亡くなってから姪が教えてくれた母の言葉。それが姪の信条になったかどうかは知らない。多分、母は自分がやりたいことをせよ、と言いたかったのではないか。

 姪ほどの体力も気力もない。だが、その気持ちは多少なりとも持っている。

 昨日、日本画教室を終えてJRで帰宅中、途中から乗車した高校時代の同級生と出くわす。今でも勤めているという。何歳になっても働くことは立派なコト。遊び人になって14年選手でもそう思う。ところが、この時代になってもIT機器とは無関係な生活という。かなり発破をかけるが、やる気はなさそうだ。これにはびっくり!人それぞれ。とやかく言えない。

 夜はいつもは見ない、さんまのお笑い番組を見る。第一線で長く活躍するだけあってインタビューを聞いていてもさすが、と思う。ファンには常に感謝と優しさを忘れず、サインや写真撮影もなるべくするという。そして悩むことはなく、「今が一番!」と言い切る。お笑い界を長年リードする人の言葉には重みがある。こういう人こそが頭がいい人というのだろう。頭の良さは学校の成績ではない。生きていく上での人間性&生き方が問われそうだ。

2016年11月26日土曜日

♪カヴァレリア・ルスティカーナ♪

 さらっていた♪アダージョ♪を仕上げ、次からは♪カヴァレリア・ルスティカーナ♪をさらう予定。 アダージョは吹きごたえのある曲なのでいつでもフルートで吹ける曲にしていたい。次にさらう曲は先生によるとコンサートのアンコール曲としてよく演奏されるらしい。

 レッスン後、歩いて2か所の画廊に行く。どちらも習っている先生たちの日本画小品展。はじめに金融機関のビル10階ギャラリーへ。日本画愛好者がこんなに多い?と思いながら絵を見る。皆さん、習っている先生の絵がお目当て?同じ日本画と言ってもかなり好き嫌いがある。自分が絵に目覚めたためかどうかはわからない。

 絵を見ていると同じ先生にならっているが、教室が違う人と出会う。次に行くは本通りにある画廊でこちらは先生たちのグループ展。出品されている先生のうち一人だけ初めてここで話をする。樹木を描かれている絵があった。その先生と思ってお話しすると違う先生だった。このごろは樹木に関心がある。いつか大木を描こう!


 絵といえば昨日は新聞のチケット招待券の応募で当たり、チケット2枚が送られて来た。ところが場所が不便なところにある。公共機関で行けるかどうか心配していたらなんとか行けそうだ。チケットと言えば先ほど同じく絵画のチケットを送ってくれるとのメールが入る。せっせと画廊巡りをする。これもいいかもしれない。まさに芸術の秋!寒くなったので芸術の冬!?これはないか。

2016年11月25日金曜日

「優游涵泳」

 ブログを開設して約7年半。そのうち2年間は以前のブログ。何のためらいもなく更新を日課にしてきた。ところがこの頃、疑問を抱く。誰でも閲覧可能なため、時によっては見てもらいたくない人もでてくる。ブログそのものは悪いことではない。ただ、何でもかんでも公にしていいモノかどうか。疑問を抱きながらも非公開を解除して公開にする。人がどういってもええ。ここはもう居直って続けられる限りブログをアップしよう。そして、いい人とだけ接すればそれで由!!気を取り直して今朝もブログを投稿する。

 中西進の『ことばのこころ』(東京書籍、2016年)を読む。その中に「優游涵泳」がある。この本で知った言葉だ。朱子が『論語』を解釈した『論語集注』(ろんごしっちゅう)。その中に見えるコトバだとか。

 「孔子が人間の成長過程にしたがった勉強の仕方を教え、『七十にして、心の欲するところに従いて、勅を越えず』(七十歳になったら気持ちのままに勉強するのがよく、一定の基準を超えてはいけない)といったのに対して、朱子が説明を加えた。それが『まさに優游涵泳して、等を躐えて進むべからず』というものであった。『優游涵泳』とは、優しく、遊び心を持ち、体に水を浸すように学問の中に入り込み、ゆったりと泳ぐような勉強の態度である。焦ったり、無理をしたりして勉強してはいけない。年齢相応の学び方があるはずだから、それを重んじて勉強するのがよいというのである」。95-96p

 筆者はこう述べ、これは七十歳に限らず「ゆったりと事の本質の中に身を委ねることが、いい結論を生むのではないかと思う」という。

 人との闘争心に欠けている。その自覚があるためか、争い事は嫌い。いつも言うように煩わしいヒト・モノ・コトが大嫌い。もうほっといてくれ!とどれだけ言ってもわからない輩。困ったものだ。

 「優游涵泳」とはちょっと意味が異なるかもしれない。昨日も泳ぎに行く。だが、ゆったりとは泳げない。どうじゃ、こうじゃと言っても水の中では和気藹々としている。もうすぐこのプールに通って丸3年がやって来る。時の流れはゆったりどころか急ぎ足?「優游涵泳」、いい言葉だ!

2016年11月24日木曜日

「それをやった」

 図書館で読んだ『文藝春秋』12月号。その中に「大逆転の人生劇場失敗、挫折、苦悩――どん底から甦った20人の証言」がある。その一人の角田光代は「運動音痴の私はマラソンに向いていた」との記事を書いている。角田は小さい頃、運動音痴だったそうだ。同じ人がいる、と思って興味を持って記事を読む。角田は「優劣というものはなくて、ただ向き不向きがある。だから今日の勝ちを急ぐことはない。いや、勝ちを目指さなくてもいい。小説とおんなじだ。勝ち負けはない。自分にとって『それをやった』意味だけがある。そう思うようになった。」と書いている。

 角田の「向き」はマラソン。誰よりも劣っていた運動。しかし、今ではフルマラソンに挑戦。誰もができることではない。

 運動らしい運動をせずに育った。そのせいもあってコンプレックスは運動音痴。ただ救われたのは遅いながらも長く走ることは嫌ではなかったことと根気はあった。それでもマラソンに挑戦とまでは考えたこともない。ひょんなことから人に強引に誘われて始めた水泳。これは向いていたのだろう。初めてプールに浸かってからすでに30年以上になる。スイミング教室に入って正式に泳ぎを習ってから20年。人の何倍もかかってやっと泳げるようになった。これはよちよち歩きの子どもと同じ気持ちかもしれない。嬉しかった!

 角田のいう「それをやった」は実感する。今では、水泳は生きる喜びとまで言えるほどになった。

 そういえば、昨日の黒田投手の「ネガティブ」思考。黒田は精神面の弱さを跳ね返すためにメンタルトレーナーと個人的に契約していた。どんな立派なプロの選手であっても弱い面を兼ね備えている。だが、それを表に出さず努力して頑張っていたとはなんとすばらしい。

 昨夜はNHK・BSで「レッド・チルドレン 中国の革命の後継者たち」を見る。1966年の中国に吹き荒れた文化大革命。あれから50年。中国国内の文革世代でなく、中国に呼び込まれた各国からのエリートたちがいる。その数、100数十名。その外国人の子弟が文革の嵐に巻き込まれていた事実は昨夜初めて知る。

 中国の人であっても今では誰も当時の話はしないだろう。昨年、その子弟たちは北京に集合して再会を果たし、当時を振り返って話を進めるところから番組は始まる。どういっても2時間近くに及ぶドキュメンタリー。文革を改めて知るいい機会となった。

 こういう番組を見る度、思想信条の自由がある日本はいい国と改めて確認する。やろうと思えば自分の意志さえあれば何でもできる時代に生きている。角田の言う通り「それをやった」ことに意味がある。ヒトとの闘争心でなく、自分が「それをやった」という充実感を持って生きていきたいものだ。

2016年11月23日水曜日

「十転化の功徳」

 旅に出て現地で手にするパンフ類。ほとんどは家に帰って眼にした後、捨てる。今回の旅で残る一枚は雷山観音様のパンフ。再度、眼を通す。パンフに身代わりのお守り(サムハラ)についての教典「施無畏印儀軌」が書いてある。この中の十転化の功徳を記そう。
 
 悪を転じて善と化す。
 邪を転じて正と化す。
 愚を転じて賢と化す。
 貧を転じて富と化す。
 賤を転じて貴と化す。
 乱を転じて治と化す。
 危を転じて安と化す。
 禍を転じて福と化す。
 迷を転じて悟と化す。
 痴を転じて仏と化す。

 これらはすべて真反対の事象。裏表は時によって同じになる!?

 昨夜のNHKの黒田投手特集「MC相葉が広島へ!“男気・黒田博樹投手”の20年に迫る」。相葉と黒田の対談で始まる。相葉は黒田に尋ねる。性格はネガティブかポジティブか?黒田の返事は「ネガティブ」。これを聞いてびっくり。

 自分自身、若い頃はナニゴトもネガティブに捉えていた。今はそうでもないと思っている。ところが昨夜の対談を聞いて考え直す。もしかしてポジティブに、ポジティブにとしているだけかも…。

 ともあれ、ヒト・モノ・コトにはすべて裏表がある。表裏一体。どう転んでも反対と化していく。それはパンフにあるように「十転化の功徳」かもしれない。ネガティブもポジティブも同じと思い始める。ネガティブであればこそポジティブに…と頑張れる。このパンフ、捨てられそうにない!!

2016年11月22日火曜日

国の名勝九年庵と紅葉名所めぐり鳥栖

 20日、21日の2日間、この時季だけ九日間見学可能な九年庵に出かける。思いついたが吉日、ではないが、旅の募集のチラシを見たのは出発まじか。バスの座席も最後列となる。市内バスを運行するバス会社が主催する。バスは27人乗りの中型。さすがにバス会社だけあって車内はゆったりしている。参加人員も19名で楽しいバス旅となった。
 
 九州の佐賀県に初めて行く。旅のうたい文句の九年庵。しかし、もっと素晴らしかったのはその後訪れた雷山の観音様。庭園の見学はお坊様のお話の後で、と聞かされていた。お寺に入ると廊下を歩く。階段を何段も上がってやっとたどり着いたところで観音様の前に座る。はじめにいただいたパンフの観音様をみるとそれだけで感動する。目の前でそれが見られると思うとさらに感動する。だが、眼が良くない。その自覚があるためか、何も前のものが見えないと気づく。やっぱり見ることができないか、と半ばあきらめモード。ところが、お坊様の一連のお参りの行事の後で両扉が厳かに開く。アッと思った瞬間、大きな仏像が見えた!!眼が悪いから見えないのではなく見えないようになっていたとは…。この観音様に気持ちが吸い込まれる。なお、観音様はパンフによると4.63mの高さだそうだ。
 
 今回の1泊2日の旅でこの観音様に出会ったことは本当に大きな喜び。これまで生きて来て仏像を見ての感動はこれほどではなかった。帰りがけに参加者に聞くと同じ感動を持った人がいた。写真撮影は禁止。ここでは素晴らしい観音様のアップができない。お寺のHPに画像がある。以下はそのURL。http://www.sennyoji.or.jp/ いただいたパンフにも観音様の写真がある。これをアップしよう。
 
パンフの雷山観音
 観音様共々お寺の若いお坊様たちも威厳がある。ありきたりの紅葉めぐりと違う新たな発見の旅となった。良かった!旅の模様は画像のアップに替えよう。
 
 なお、スケジュールは下記のとおり。
 
1日目 11月20日(日)
 
広島駅新幹線口発🚌筑後(昼食)🚌水田天満宮・恋木神社🚌桑野の久留米織工場見学🚌大興善寺🚌鳥栖のホテルルートイン鳥栖駅前 夕飯は駅前で一人参加の人とお寿司を食べる
 
2日目 11月21日(月)
 
ホテル🚌九年庵🚌雷山千如寺大悲王院🚌博多で昼食🚌広島駅新幹線口着


 
水田天満宮の丑

水田天満宮 恋木神社の幸福一位の木

大興善寺
1300年の歴史がある天台宗の古刹

大興善寺から見下ろす田園風景

仁比山神社のクスノキ(神埼市天然記念物)

国の名勝九年庵の紅葉

九年庵 日曜日にあたる20日は一日の観光客は係りに聞くとなんと1万人という

九年庵入口は
大きな銀杏の木がお出迎え

 九年庵のお庭横には蘭医の伊東玄朴の旧宅がある。ほかにも、地蔵院、仁比山神社などがある。またその一角にはお抹茶の接待もある。赤い緋毛氈に腰掛けてお抹茶をいただく。九年庵を見学後、猿回しの大道芸で人垣ができる。実物の猿回しを見るのは初めて。写真に撮ったけど人がたくさん写っていてアップは中止。

 楽しい旅はいいのだが、後で間抜けだったと気付く。この10日間くらい前から煩わしいことで落ち着きなく過ごしていた。これがいろんなところで悪い結果をもたらす。どういってもこの間に3回の忘れ物をする。昨日は何と着ていたウインドブレーカーを紛失。どこに置き忘れたのだろうか。気温が高く服を脱いだり着たりした。どこかに置き忘れたのだろう。気にしていては怪我をしそうだ。気持ちを素早く切り替える。先日は譜面台、その前日は帽子と紛失続き。すべては最近のゴタゴタがそうさせる!?気持ちを新たにして頑張れ!怪我でなくてよかった。とはいっても失くした2つはいつも旅のお供だった。
横にある地蔵院の大きな数珠玉
一つ動かす度にカチッと大きな音がして数珠玉が落ちる

雷山の観音様を拝んだ後のお庭

雷山千如寺大悲王院の樹齢400年の楓の木

大きな銀杏の木も…



2016年11月19日土曜日

紅葉谷公園へ行く

 昨日の携帯万歩計は12956歩。連日の動きすぎでよく眠る。
厳島神社


 久しぶりに宮島へ行くと、観光客が多い。それも外国人の姿が目につく。中でも中国語が飛び交う。中国か台湾の人だろうか。ブラジル人とも出会う。むかうは宮島の紅葉谷公園。その前に桟橋近くで売っている牡蠣カレーパン@¥400をいただく。あげたばかりのカレーパン。この中には牡蠣が2個入っている。若鯉のツイッターで美味しいとあったカレーパン。本当に美味。
牡蠣カレーパンのお店

牡蠣2個入りのカレーパン


 それにしても久々の宮島で感じたことは以前とは様変わりしているということ。もはやもみじ饅頭は廃れた!?道の両側に並ぶはアナゴと牡蠣のお店。どちらも瀬戸内産なので間違いはないがそれにしてもナニゴトも時代が変化を求める!?今やアナゴ飯と牡蠣、牡蠣、牡蠣。まあ、どちらも好きだから大歓迎だけど…。

 目指すは紅葉谷公園。途中、行き先を人に聞いてしまうほど長く訪れていないと気づく。弥山に上るロープウェイまでの道のりと同じだった。しだいに雨になって来る。

 今から25年以上前になるだろうか。紅葉谷公園を女性3人で歩いていたらカメラが趣味らしく、コンクールにも出すとかいう人に声を掛けられる。樹木に差し込む秋の木漏れ日。その中に佇む女性3人。この写真を撮りたいと言われて写真におさまる。後日、大きくされた写真が送られてきた。遠い昔の思い出。今頃、他の人たちは元気でやっているのだろうか。うち1人は年賀状だけの付き合いになってしまった。

 紅葉は見ごろとあってたくさんの人、人、人。カメラ持参でたくさん写真を撮る。中でも鹿さん、本当にかわいい。
宮島の鹿



 今日はこれから日本画教室へ。お天気は良くないけど気持ちは晴れ晴れ。今日も頑張って絵を描こう!

2016年11月18日金曜日

紅葉だより

 広島駅構内に掲示されている紅葉だより。宮島は今まさに紅葉が見ごろ。自宅JR最寄り駅から1時間前後で宮島に行ける。だが、近すぎるためかあまり出かけることもない。となると、行くのは思い立ったが吉日の今日あたり!?今朝は母の月命日。これからお墓参りをしてそれから宮島へ…、これもいいかもしれない。

 昨日は朝からプールで泳ぐ。これからの季節、外気温が低くなる。しかし、プールの中は年中31,2度と温かい。そのため、泳ぐには夏よりも冬の方が気持ちいい。昨日も1キロ泳ぐ。他にも水中歩行で数往復歩く。ところが、プールから上がると冷たく感じる。急いでシャワーを浴びる。身体はすぐに温まる。

 お天気は午後から下り坂。早めに一日の行動開始。今日も元気で!

2016年11月17日木曜日

フルート定例会

 「成長するということは、自分がこうしたいと思う目標をもって自分らしく生きるということなんです。ストレスや悩みを抱えながらの人間関係を続けると、元気がなくなって病気になったり、トラブルがどんどん大きくなったりと、いいことはありません。人間関係を断ち切るのには勇気が必要ですが、それをしないとこの先の人生、自分らしく幸せに生きることができなくなります」。これは昨日、図書館で読んだ雑誌の中の加藤諦三の言葉。見出しに「自分らしく幸せに生きるためには、『整理』が必要な人間関係もある」とある。この記事、タイミングの良さに我ながら驚く。

 アドラーの心理学に「嫌われる勇気」がある。どんなに嫌われてもかまわない。周りのいやな雑音を遮断するためにもここは人間関係の「整理」が必要。いちばん先に取り掛かったのは電話帳の整理。この先どのくらい生きられるかわからない。励ましてくれる楽しい人とだけつき合っていけばそれでいい。そうすれば、これまで通りストレスなく過ごすことができる。

 気持ちの整理もついてフルート定例会に出かける。集合時刻まで中央図書館の敷地内を散策。美術館と図書館が建つ敷地は街中としては自然がいっぱい。紅葉真っ盛りの木立を歩いて携帯で絵になりそうな樹木の写真を撮る。ここはカメラ持参、と思った。だが、携帯でカメラ替わり。

 かなりの時間が経過して辺りは暗くなり始める。喉が渇いたところでビールが待っている。美味!少しでも飲むと酔いが回る。あたりを見回すと女性もチラホラ。どの人もビールで英気を養う!?フルート定例会も来月はフルート忘年会になる。一年が過ぎるのは早い。忘年会の話題になった。

 この季節、年賀状の訃報も届く。昨日がそうだった。身内の不幸も親ではなく、兄弟姉妹になっていく。我が姉妹が…、は考えられない。親の時もそうだった。だが、いつか、誰にでもその時はやって来る。せいぜい、人生を楽しみたいものだ。ぶつぶつ言う時間がもったいない。今日も元気を出して泳ぎに行こう!

2016年11月16日水曜日

「人間は何万年も、明日に生きるために今日を生きてきた」

 ヒト・モノ・コトの煩わしいことが大嫌い!普通に生活していてもストレス社会。面倒なことに関わりたくない。母が元気だったころ、面倒なヒト・モノ・コトで気をもんでいると「ほっとけ、ほっとけ!」といつも励ましてくれた。もう、どうでもいいけん電話をかけてこないで!思わず叫ぶ。朝から荒れ模様!?

 元気づけるため、ネットで名言をみると手塚治虫のことばにいきつく。「人間は何万年も、明日に生きるために今日を生きてきた」。当たり前のことなのに今朝は妙に納得。

 昨日はフルートレッスン日。♪アダージョ♪をさらう。気持ちをリセットしてフルートのレッスンも気合が入る。いい音が出る。ところどころ譜面通りにならない箇所がある。先生に吹いてもらってICレコーダで録音。しっかり聞いて練習しよう。

 ほんまに人の言動に振り回される。もうどうでもいい。ほっといてくれ、と再度叫ぶ!今夜はフルート定例会。ビールを飲んで元気を充電!?

2016年11月15日火曜日

「人は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格はない」

 何が嫌いと言ってストレスになることがそれにあたる。煩わしいヒト・モノ・コト、面倒なことが大嫌い。こうやってストレスを排除する。元気でいるためには自分で自分の身を守るしかない。年を経るにつれてその気持ちが増してくる。おかげで元気!

 一つの煩わしいコトにけじめをつけて今日から新しい一日が始まる。

 チャンドラーの名言にある「人は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格はない」。そう思う。時に、鬼になって自分の気持ちを貫き通す。これも大事なコト。人の言葉に振り回されてはいけない。とはいっても後半部分も大事なコト。両方の折り合いをつけて頑張るしかない。

 


 気持ちを切り替えてフルートのレッスンへ。朝から気合が入る。ぐずぐずしていてはいけない。♪アダージョ♪、頑張って吹こう!今日も元気を出して!

2016年11月14日月曜日

合唱は終わった!

 人の好き嫌いが激しい。ところがそれも人から見ればそうでもないのかもしれない。昨日の合唱の本番前のこと。三味線のグループの人からフルートを持っているにもかかわらず、習うように勧められる。高校時代、琴同好会に3年間入っていた。今では和よりも洋楽器がいい。当然、三味線を習う気はない。

 人から勧められての習い物は自分自身の気持ちが固まらないと長く続かない。ところが自分の意志で始めたことは長続きがする。それも一人で始めたものが長く続く。今続いているモノ・コトは大概一人で始めている。

 昨日の合唱でのフルート演奏も無事終わる。終わるのはいいのだが、古い譜面台を持って帰ったはずなのに家に帰るとそれがない。ないのもうなづける。昨日の本番前、コンタクトレンズを入れたはずなのに、眼に入っていないと気づく。予備を持っていたので良かったけれど、使い捨てレンズでないので紛失は痛い出費。控えでロングのスカートに着替えていると足元にコンタクトが見える。ハンカチの上で装着するので付着していたのが落ちたのだろう。コンタクトが見つかって良かった。

 どういっても遠くからわざわざ違う区まで合唱に通っている。フルートに新しい譜面台と古い譜面台、楽譜と衣服を持っての移動は大変。その際のコンタクト紛失事件。慌てる乞食はもらいが少ない、ではないが慎重さに欠ける。これは怪我のもと。案の定、古い譜面台をどこかに置き忘れたのか、家に着くとそれがない。

 この数日、合唱をやめることばかり考える。昨日のことでその思いはピークに達する。遠くまで出かけなくてももっと近くでできることがある。そう思った。

 数日前から他にも考えていたことがある。ナニゴトもアンテナを張り巡らすとその思いは叶う。昨日、某会の入会を決める。先日来から漢詩に目覚める。ネットで検索するとそれに近いようなことがあった。今日も頑張って!

2016年11月13日日曜日

日本画教室へ

 2,3週間ぶりに日本画教室へ行く。先月から以前、習っていた人が教室に入られる。一回りくらい若い人で以前のことは知らない。お昼の教室は何処へ行っても若い人がいない。いつの間にか老人と呼ばれる域に達した。以前は夜に習っていた外国語も止めてしまって夜に出かけることが少なくなった。これじゃ、ますます若い人との接触がなくなる。もっといろんなジャンルの人と接することも大事。

 新しく入ってきた人たちと先生の音頭で教室が終わってcafeに入る。ここで居心地よくしていたのが良くなかった。先日「人生の楽園」のテレビの話を聞いていた。それなのに、すっかり忘れてしまって家に帰ったときは番組も終わる。ああ、残念!動画を探すと以前の番組がある。近いうち、昨日の動画もアップされると思って待つことにしよう。

 さて日本画教室。再度入会された人は先生の教室が始まったころから習われている。当然、絵もうまい。さっさと一人で描かれる。その点、いつまでたっても描き方の手順がわからず、先生に聞きながらの作業が続く。昨日は再度地塗りの色を塗り、その後で転写する。次回は色を塗る作業に入る。

 年末が近づいてきた。落ち着きなく日々が過ぎる。どういっても本を読む時間が少なくなった。これも落ち着きがない証拠。来年からは習い事を少し整理して落ち着きを取り戻したい。そしてほかのことも習いたい。

 ともあれ今日は合唱の本番が待っている。フルート、頑張って吹こう。合唱も今日を最後と、思っている。元気を出そう!

2016年11月12日土曜日

第365回広響定期演奏会を聞きに行く

 忙しい一日は過ぎた。お昼過ぎ、合唱のリハへ出かける。一旦家に帰宅後、夕方から広響の定演を聞きに行く。行くのはいいのだが、充電していた携帯電話の持ち忘れに気付く。午後6時台のNHKの番組と7時半からの番組で黒田投手の特番がある。演奏の始まる前と休憩の時間にワンセグを見たい。最寄り駅までついたところで再度家に帰って携帯を持っていく。ところが今朝の朝刊にも再放送があるという

 合唱が終わって家に帰ろうとすると、姉から電話がある。思い付きで夫婦でお墓参りに来たらしい。ところが家を留守にしている。しばらくすると、家の鍵をバッグに入れていたとの電話。わが家に入ってレモンを見つけると10個持って帰るという。今年は20個レモンが実った。まだ青く黄色になっていない。姉の娘が母の米寿のお祝いにとプレゼントしてくれたレモンの苗木。そのレモン、植えてから8年後に実をつけはじめる。姉も娘から同時期にレモンの苗木をもらっている。ところが市の北部に住んでいるため寒さで枯れる。幸いわが家は元気に実をつける。残ったレモンは10個。実がなるまでが楽しみなのでこれは妹に送ってあげよう。

 昨日の姉、野菜をたくさんもってきてくれた。有難い。仏壇に大きな丸柿をそなえてくれている。これはレモンの代わり!?

 さて昨夜の広響の定演。とてもよかった。何が良かったといってマリンバの響き。マリンバはばちさばきの速さを競う感がある。ところが昨日の曲ではオーケストラ部分では優しい曲。しかし、マリンバが加わるとまるでインドネシアのガムランに聞こえる。これは日本の作曲家の曲だから!?

 マリンバ奏者の塚越慎子。アンコール曲のマリンバ独奏ではまるで他の人も加わったようなアンサンブルの響きとなる。もう不思議な世界。感動してしまった。曲名はモーツアルト作曲の♪アヴェ・ヴェルム・コルプス♪。動画を探したけど思うような演奏がない。やはり昨夜のマリンバがいい。

 昨夜は第365回定期演奏会。演奏タイトルは「祈り、そして魂の救済」で演奏曲目は下記のようであった。尚、指揮者は広上淳一。

♪ラウダ・コンチェルタータ 伊福部明作曲 マリンバ 塚越慎子

♪歌劇「ローエングリン」第一幕への前奏曲 ワーグナー作曲

♪歌劇「タンホイザー」序曲とバッカナール(パリ版)

♪楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死

 新年に広響はCarpシンフォニーの演奏会をする。アンケート用紙にクラシックが大好きというカープの丸選手をゲストに…と書きたかった。だが書いていない。野球選手とクラシックファン。ちょっと粋に感じる。

 今日はこれから久々の日本画教室へ。今日も元気を出そう!

2016年11月11日金曜日

深まる秋の日に思う

 「中国サイバーセキュリティ法可決で統制がさらに強化、外資IT企業への影響も」。これは一昨日のネット記事。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161109-00000005-bcn-prod (参照)

 先日、中国へ出かけて知った中国国内でのネットへの接続制限。ツイッターやブログ、ほかにもGOOGLE などの閲覧制限があると聞く。連絡先代わりに「ブログを見て!」と言ったけど、ここまで厳しく制限されると人のブログを見るどころではなさそうだ。どういっても日本は言論の自由がある。これはとても素晴らしい。

 気分を変えて昨日は朝から泳ぎに行く。相変わらず嫌なおっさんがいる。いつものごとく「クロールで行け」と指令を出す。聞こえぬふりをしてその場から去るべく泳ぎだす。「ほんまにこのおっさん、どうかいの~」との言葉が口から出そうになる。家に帰ると先日、電話で予約したコンサートのチケットが届く。来年2月の2つのコンサート。某会員ならば先行予約受付で2割引きとなる。早速、代金を振り込む。

 この秋一番の冷え込みも泳いだ後はいつもの如く元気が湧き出る。暇つぶしにテーブルに置いた旅のチラシを見る。バス旅のチラシ。九州の1泊2日の旅だ。この季節だけ何日間か見学できるというお寺への旅。お寺というよりも紅葉したお庭拝見?何がいいと言って1人参加であっても2人参加と同一料金がよい。早速申し込む。

 季節がいい時季は外へ目を向け、寒くなると屋内の行事に参加。そう思って2月はコンサート三昧!?このうちの1つはポーランドに絡むコンサート。そう、ポーランドへ、と希望が湧く。来年の海外はポーランド!?

 今日は午後、合唱のリハ。そして夜は広響コンサートへ。忙しい一日が始まる。今日も元気を出して!

2016年11月10日木曜日

フ〇ッコ ヨーグルト フォーラムを聞く

 出掛けた先は「フ〇ッコ ヨーグルト フォーラム」。健康と長寿の関係について「カスピ海乳酸菌」を取り上げる2人の先生の講演を聞く。主催者のフ〇ッコはつくだ煮や煮豆などの販売で知られる。ところがヨーグルトの販売もしているとか。講演の中で広島では放送されない番組の話題もある。ということで個人的にはこの会社とヨーグルトとは結びついていなかった。

 腸や血管が若さを保つ。というか健康でいられる。それは何となく生活していてわかっていた。だから腹いっぱい食べると後が怖い。

 基調講演で京大名誉教授の家森幸男は「カスピ海乳酸菌で健康長寿を延そう」と講演する。日本の女性の平均寿命は長い。だが、健康寿命となると12年以上の差がある。最期まで健康であれば最高の人生。その意味もあって興味を持って話を聞く。コーカサス地方のグルジア。このグルジアは読み方によってジョージアとなる。ヨーグルトで思い出すのはブルガリアがあるが、ジョージアもそうらしい。

 この地方に住む人たちは魚類や大豆類を摂取し、さらにヨーグルトも取っている。前の2つは和食になる。だから日本人も長生きする。だが、これにはマグネシウムが含まれていない。マグネシウムは肥満・高血圧などの心臓病を予防する。ヨーグルトにはマグネシウムを含む。

 大豆に含まれるイソフラボン。これは骨密度を上げて骨折を防ぐ。たんぱく質を摂取すれば血中アルブミンが増加する。それにはヨーグルトの摂取がいいという。これは認知機能が良くなるらしい。和食+ヨーグルト(乳製品)≒認知症減少。これが主催者の言いたいことだろう。

 ヨーグルトは免疫力を高めてインフルエンザになりにくくするそうだ。認知症予防とインフルエンザを予防すれば確かに健康寿命は延びる。そういえば17年間、内科に通っていない。当然インフルエンザにもかかったことがない。ましてや予防注射も打ったことがない。そう、いたって健康だ。これにはフ〇ッコのヨーグルトでなく、明〇ブルガリアヨーグルトを毎日食べていることによるのかもしれない。メーカーは違うけどヨーグルトの摂取は欠かさない。せっかくの知識を取り入れたからには次回からはフ〇ッコのヨーグルト!?

 2人目の講師はあの世間をおさがわせした理化学研究所の辨野義巳氏。氏が騒がせたのではないと面白おかしく話される。やはり主催者に成り代わって良い腸内環境が健康寿命につながると話される。この辨野氏、名前に「ベン」がある。そう、便にかこつけて「便のよしみ」はないと皆を笑いの渦に巻き込む。先生のお名前は紛れもなく本名だそうだ。しかし、氏の研究は「便」にまつわっており、講演内容もそうだった。

 健康でいるためには腸と共に脳の活性化も大事。それには4点あるという。

1 よく話す
2 よく歩く
3 よく眠る
4 夢を持つ!

とくに睡眠と運動は大事らしい。運動するからよく眠られると話される。確かに。今日はこれからプールへ行こう。今日も元気で!

2016年11月9日水曜日

「知らぬが仏」

 朝はテレビを見ずに外に出かけることが多い。フルートのレッスン前、携帯でワンセグを見ると博多駅前で陥没事故が起きている。それも朝早くのことだ。5mの陥没はすぐに30mの陥没へと大きくなる。その脇にはビルの基礎がむき出し。台風や地震が起きるとすぐにテレビをつける。だが、陥没に気付くのはその場に居合わせないとわからない。それにしてもこれが我が家の前だったら、家一軒が埋没してしまう。怖い、怖い!

 フルートをさらう番が来た。思わず陥没の話をすると朝のテレビで知っておられた。ナニゴトも知らぬが仏!?そう、知らなくていいことはテレビばかりではない。人が聞いて嫌なことは知らなくていいし、知らせなくていい。知っていいのは人が聞いて楽しいコト。これが人に対する優しさだろう。


 レッスンでさらってもらった合唱で吹くフルート。スラーで吹かずにいた。スラーに切り替える。本番が近づいてきた。練習、練習。アルビノーニのアダージョ。大分曲らしくなる。いつもながら吹きごたえがある。暗譜するまで練習しよう。だが、練習は夜になりそう。今日は午後から講演を聞きに行く。今日も元気で!

2016年11月8日火曜日

♪広い河の岸辺♪

 旅の反省会を急きょ、秋の叙勲のお祝いに変更の件、昨夜の電話でそれぞれ日を改めての開催となった。大きな組織に属している人たちには一筋縄ではいかないことも多いらしい。ともあれ、おめでたいお話。いつでもどこでもお手伝いは準備OK。旅の紀行文も書かないといけない。気持ちが落ち着いてから取り掛かることにして…。

 動き回っていると本を読まなくなる。所属する2つの研究会の催しも出席が疎かになる。これも困ったもの、と思うけど何もかもはできそうにない。とりあえず楽しいことが優先してしまう。というか元気でいればそれで由!?


 昨日は合唱の練習日。今週のリハと日曜日の本番。気を落ち着けてフルートを吹こう。今日はこれからフルートのレッスンへ。さらっているアダージョ。吹きごたえがある。今日も元気を出して行動開始!動画は合唱で吹く♪広い河の岸辺♪。ソプラノのパートをフルートで吹く。

2016年11月7日月曜日

「人に頼まれることは幸せなこと」

 頑張る人が好き。そして頑張れと励ましてくれる人が好き。岩国の友人から電話がある。週末の「人生の楽園」でテレビに写るかも…とのお話だった。テレビを見よう。話の中で「人に頼まれることは幸せなこと」と話される。電話を切ってこの言葉にかなり励まされる。いつも思うことは人にやさしくできるヒトはその人が幸せな人、ということ。

 母が亡くなった時、電話をするとすぐに岩国へ遊びに来るようにと言ってくださった。長いことご無沙汰していたにもかかわらず優しい言葉をかけられた。会った瞬間、涙があふれ出したことを思い出す。それから5年半。いつも優しく声をかけてもらう。ほんとうに有難い!

 今朝は夢で目を覚ます。家に入ろうとすると玄関にまでモノが溢れている。どうやって家に入る?誰がこうしたのか入るのが怖い。何とか家に入るとモノに囲まれた中に父がいる。今年百歳になるはずだった父の元気な姿。夢だった。それにしてもなぜこんな夢を…。

 今日もいいお天気。元気を出して合唱へGO~。頼まれて吹く合唱でのフルート。そう、これも幸せなことかもしれない。

2016年11月6日日曜日

感動の一日

 昨日はカープ優勝パレードと優勝報告会で一日中テレビに釘付けとなる。その最後のシーンは涙なくして見られない。「広島黒田ひざつきうずくまり33秒 3万人が見た涙」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161106-01734269-nksports-base (参照)今朝の朝刊も昨日のパレードの模様などカープ一色。本当に感動した一日となった。

 他にも昨日は葉書を受け取る。先日、日本画展を見た「〇空の会」の人からだった。その会からは他の人からも礼状をいただいている。ご丁寧な人たちでこれまた感動する。謝謝!またブログも見ていただいて感謝!

 今朝の新聞折り込みに旅のチラシが2枚ある。この中の屋久島の旅。行く気になる。他にも行きたい場所はいっぱいある。だが、朝の出発時刻が早すぎる。旅を選ぶ基準はなるべく集合時刻が遅い方が良い。どういってもこれからの寒い季節、起きる時刻が遅くなる。こういっていては何処へも行かれない!?

 今日は秋本番のいいお天気。家にいるのがもったいない。さてどうしよう?泳ぎに行くか行かざるべきかそれが問題!?ちょっとオーバーに言い過ぎ?ともあれ今日も元気で!

2016年11月5日土曜日

市内はお祭り騒ぎ

 今朝の広島市内はCarp優勝パレードと優勝報告会で早くも賑わいを見せている。見知らぬ若者のツイッターを見ると9時前というのに大阪からわざわざ優勝報告会に駆けつけている。報告会の場所は球場、パレードは平和大通りとあって両方の参加は物理的に無理なのだろうか。球場の席を確保したとつぶやく。

 お祭り騒ぎに思う。ツイッターの若者のような行動力が若い時代にあったならば我が人生は今とは全く違っていただろう、と。若者が本当に羨ましい。と、ここで羨んでばかりでいてはいけない。自分に発破をかける。今やれることをやればいい!

 もうすぐ優勝パレードの開始時刻。NHKをはじめ地元の民放各社はそろってその様子を生中継。なんと6時間の生放送の局もある。

 広島市民あげてのお祭り騒ぎ。現場にはいかない。だが、テレビで楽しむことにしよう。家の外ではヘリコプターの旋回する音がにぎやか。これもパレードを応援!?今日も元気で!

2016年11月4日金曜日

せとうち美術館巡り&秋の叙勲

 日帰りバスツアーに出かけた。一回目のトイレ休憩後バスに戻ると着信がある。先日出かけた中国の旅の団長からだった。バスの発車まではまだ数分ある。車内から電話すると秋の叙勲に会の幹事さんが受賞されたとのこと。来月の旅の反省会は急遽、祝賀会となる。そのときのお手伝いのお話だった。それにしてもおめでたい!

 おめでたい話とまではいかないが昨日のバスツアーでのびっくり話。集合場所で耳にする話し声。どこかで聞いたことがある、と思った瞬間その声の主の肩を押す。なんと以前に一緒に学んだ中国語の人だ。その人が昨日の添乗員。

 先方は名簿を見て同じ名前の人がいると思ったらしい。同じ名前の人でなく、ここはまさに私そのものだ。以前は海外の添乗をされていたので、まさかこういう形で出会うとはびっくり。観光中、以前にその人に渡した私の名刺を見せてもらう。パソコンで手作りの写真入りの名刺だ。自分が人にあげた名刺なのに改めて見せてもらうと懐かしさがこみ上げる。無理を言って返却してもらった。というのも、いまから13年前に自分自身こういうことをして人に配っていたということがわけもなく、愛しい。

 13年前は今よりもっともっと希望にあふれていた。多分母はその後に怪我をしている。何も怖いモノがなく、ただただやる気に溢れていた。名刺に記しているメールアドレスは社会人で学んだ学生番号。社会人大学生の頃の名刺だ。

 日帰り旅の行き先はイサムノグチ庭園美術館と東山魁夷せとうち美術館。先日まで県立美術館で開催された東山魁夷展。魁夷に魅せられ、魁夷と名がつく美術館へ行こうと思った。今回の展示は春に尾道で開催された「万葉のこころを描く」と同じ作品と勝手にイメージ。ところが係りに聞くと作品は異なるという。もしも同じならば特別展でなく常設展の作品を…と思った。ところがこの美術館は特別展が開催されていないときだけ常設展があるという。それもそのはず、立派な館内の割には展示箇所が狭い。せっかくの瀬戸内を見下す好立地の場所にある美術館。もっと規模を大きくしても良かったのでは、と思えてくる。

イサムノグチ庭園美術館にある山からの眺め

 イサムノグチの庭園美術館。これは屋内の美術館でなく庭園に作品が展示してある。小高い丘というか山から見下ろす瀬戸内海。どれが山?と思って登ると確かに山だ。なぜこの地でノグチは仕事をしたのだろうか。係りに聞くと信頼する石工、和泉正敏との出会いが大きいらしい。庭園美術館のある愛媛県牟礼町。周りを見渡しても石、石、石。石に溢れている。採石したあとなのかあたりの山は削られ、山肌が見える。

 ノグチが住んでいた家の庭の裏には竹藪があり、1本の柿の木が植えてある。ちょうどいま柿の実がたわわに実っている。そのさまが絵になると思った。だが、屋外であっても写真撮影禁止。じゃ、建物の隙間から見える柿の実を…と係りに告げるもそれもご法度。この光景、いい絵になる!だが目に焼き付けても描けそうにない。

 2つの美術館見学前に庵治観光ホテルでお昼をいただく。眼下に瀬戸内海を見下すレストランで旬の会席料理をいただく。いただくといってもかなりの料理が食卓に並ぶ。せっかくだけど全部はいただけない。
 
ノグチが愛したユーカリの木

 定刻通りバスは広島に帰着。夜は黒田投手の特集がある。これを見たくて素早く帰宅。やっぱり黒田投手は偉大だ。今日は午後2時から6時まで地元のローカルでの番組がある。しばらくは黒田投手に釘付けとなりそうだ。今日も元気を出して!
イサムノグチ庭園美術館から山を見ると山肌がむき出しになっている
写真OKの場所から写す

東山魁夷せとうち美術館カフェと瀬戸内海

ゴルフ場の案内図
 
美術館のあたり一帯はゴルフ場となっている

2016年11月2日水曜日

寒くなった!

 1か月くらい前まで蒸し暑い日々だった。今朝はそれも一転して寒さを感じる。エアコンの前に急きょ、電気ストーブが登場。

 昨日はフルート・レッスン日。今月中旬に合唱で吹く曲とアダージョをさらう。どちらももっと練習しなくてはいけない。レッスン後、駅前まで歩く。久しぶりにデパートに立ち寄ると店内は「Carp」に溢れている。ついつい余計な物まで買ってしまう。まずは靴。どこまでも歩けるウオーキングシューズ。店員さんがささやく、今だけ2割引き、に引き付けられる。この勢いで帽子売り場に移動。ここでも割引?と思った。だが違っていた。ピンク系統を購入。早速、明日は被って出かけよう。

 地下に行くと野菜が高い。ブロッコリー298円は高すぎる。場所をかえて駅ビルの地下へ行く。梅雨豆が128円。青梗菜138円。これは妥当な価格。近所のスーパーでは相変わらずキャベツが高い。450円もする。どういっても年中安いのはジャガイモ、ニンジン、玉ねぎの3種。これにお肉が付けばカレーライスの材料になる。ということでこれは欠かせない。

 物価が高いのは日本ばかりではない。中国も高かった。以前は日本円2万円を中国のお金と交換。何を見ても安いイメージがあり、あれこれと購入した思い出がある。ところが今回は1万円の両替。それもほとんど使用せず、現地通貨のまま持ち帰る。またいつかの機会に利用するつもり。

 これも物価云々の前に自分自身の購入意欲が失せた、というほうが正解かもしれない。というか、モノを増やしたくない気持ちがあるのも否定できない。いつの日か海外に出かけても何も買わずに帰る気がする。

 寒くなった。年賀状も発売された。こうなると今年もいよいよという感じがする。今回の旅でしきりに話題となった漢詩。昨日、デパートにあるジュンク堂に行って漢詩の本をあさる。だが買わず仕舞い。ネットで検索すると九州の大学の先生のHPに行きつく。しばらくはこのHPで有名な漢詩を覚よう。そして来年から漢詩を…。俄然やる気になる。と、その前に家の本棚をチェックしよう。多分漢詩の本はあるはず。ともあれ今日も元気を出して頑張ろう!

2016年11月1日火曜日

「遊びをせんとや生まれけん…」

 昨日の地元紙に掲載された黒田投手の引退手記。その見出しは「声援聞こえてた もう頑張れない」「最後まで真剣勝負 幸せな20年だった」「最盛期の残像との闘い マウンドが怖かった」とある。手記とともに「ありがとう!」の言葉を添えたサインもある。

 黒田投手がアメリカから帰国するまでその存在すら知らずにいた。しかし、すばらしい投手と知るにつれ、生き方そのものが人を惹きつけていく。昨日の手記、それぞれの生き方に通じるようで記念に保存。ここまで第一線で活躍した人には恵まれた資質以外にそれなりの努力があった。この手記を読んで感動するばかり。他にも黒田投手がつけていた背番号「15」は永久欠番になった。

 人の生き方に関心がある。どんなに偉そうなことを言っても行動が伴わなければ意味がない。それは有名無名であっても同じこと。素晴らしい生き方を見倣って生きていきたいものだ。

 秋らしいお天気になって来た。今回の旅はかなり強行軍であったために、その後の疲れが…と心配した。だが、そうでもなさそうだ。昨日は元気を出してプールで泳ぐ。それも午前中に出かける。いつものように1キロ泳ぐ。元気、元気。これも大自然を歩き、それも楽しい旅であったことが肉体的な疲れを少なくしたのかもしれない。

 旅の間、話題になった「遊びをせんとや生まれけん…」。話題になったというよりも講義を承った…というほうが正しい!?よく遊び、よく遊び…で他が抜けていると笑われたけどこれも人生。

 これを聞いて人生の半分しか生きていない、と話すと同意見の人がいた。残りの半分はもう叶わないかもしれない。「だが、いいんです。今のままで…」。そう話すと妙に慰められる。

 今日も元気を出してこれからフルートのレッスンへGO~。

2016年10月31日月曜日

NHKスペシャル「巨龍中国」から

 昨夜のNHKスペシャル「巨龍中国」。今ネットで見ているともうすでに誰かの手によって動画がアップされている。他にも見そびれた番組など動画で直ぐに見られる時代になった!?

 その動画をブログに再生すればいいのかもしれないが、それは見たい人に探してもらうことにしてここではカット。それにしても14億人近くの人口を抱える大国中国。そのうちの1億人の出稼ぎ農民の大移動を鄭州市のある地区をモデルにして番組は取り上げる。

 中国で今も残る農民戸籍と都市戸籍。日本では考えられない戸籍の区分。これも大国ゆえのことかもしれない。国内の経済活性化を睨んで農民を大都市ではなく中核都市に移動させて都市戸籍に替える。それには都市に住まねばならない。農民は農地の権利を有する。国土の土地は個人所有ではない。個人が所有するのは権利だけ。これを担保にして都市圏にあるマンションを購入して都市戸籍をもらう。

 農民戸籍のまま、都市に出て違法で食堂を経営する人や出稼ぎをする農民工。その数はある街で1億人。これは日本の総人口にもほぼ匹敵する数字。国は経済立て直しのため、農民工の人たちを中核都市の消費者にして消費を促す。これまで住んでいた農民工は公示に従ってたった1か月で自分たちのその後の生活を考える必要に迫られる。そしてこれまでの建物は次々と壊され新たな街を創っていく…。

 先日まで中国で目にした一大整備された新たな街。昨夜のテレビで映し出す中国とはまるで違う。

 巨龍がうごくとはこういうことを言うのだろうか。それにしても何もかもやることがでっか過ぎて驚きを隠せない。ただ農民戸籍を都市戸籍に変更できる制度はいい。

 二つの戸籍制度。これは他の国のものがとやかく言えない。そうはいっても、もしも農民戸籍で生まれたならばほぼ永久にそのまま都市にも出られずに住み続ける。都市戸籍と農民戸籍ではすべての条件、例えば教育、医療など区分されるという。生まれた土地で人生そのものが左右されては気の毒としか思えない。国に逆らえず逞しく生きている出稼ぎ農民。娘や息子たちに教育を…と奔走する親たち。これはどの国においても同じだ…。

 気を取り直して、みんなそれぞれが頑張るしかない!私も頑張って元気を出してプールへ行こう!

2016年10月30日日曜日

「夢の器」!?

 今朝の地元紙社説に励まされる。「お金ではない部分で、違った価値観を与えてくれた。みんなの心を動かし、チームやファンを一つにしてくれた」。これは今季限りで引退する黒田投手のことを指している。「日本一こそ逃したものの、25年ぶりにつかんだセ・リーグ優勝の輝きはなにひとつ、色あせはしない。広島の街には今も余韻が残り、盛り上がりを見せている。来月五日には広島市中区の平和大通りで優勝パレードもある。しばらくは地域を明るく、元気にしてくれそうだ。…来シーズンこそ『夢の器』で最高の結末を見せてほしい」。

 今年の日本シリーズは日本にいなかったのでほとんどの試合を見ずに終わった。勝負の世界は勝てば最高。しかし試合をする両方が勝つのは不可能。たとえ結果が良くなくても今年のカープは最後まで人々に感動を与えてくれた。今朝の新聞折り込みチラシの大半は「感動をありがとう」の文字が飛び交う。例年になくその文字に感動する。

 地元紙のテレビ番組欄を見ると午後9時のNHKスペシャルがある。それは「中国14億人の大改革 成長かけた国土大改造…」。その内容は定かでない。しかし今回の中国江南の旅で目にした中国の街の様子の大きな変化はもしかして今夜の番組と関連するかもしれない。見る価値がありそうだ。

 今朝もいいお天気。カープ関連のチラシに混ざって一枚だけ旅のチラシがある。これから本格的な秋到来。行楽の季節がやって来る。旅から帰ったばかりなのにもう遊びにいきたくなる。来週は前に予約している日帰り旅に出かける。今のところ元気。家にいるのがもったいない。さてさてどこに出かけよう?今日も元気で!

 忘れていた!昨日の眼科定期検診での眼圧は右眼12、左目14。夏までの半年間くらいの眼圧云々は何んじゃった?こうなると測った人を疑いたくなる。だが、その人はもう勤めていないようだ。ともあれ、眼圧も異常なし!

2016年10月29日土曜日

中国から帰って その2

 昨日からの雨も止んで今朝は曇り空。ときたま太陽が顔を出す。フルートのレッスン日を変更するも雨を口実にして休みとする。ハプニング続きの中国の旅。予定のスケジュールを変更しての旅も結構ハードな旅となる。連日連夜の食事はとても美味。苦手意識のあった香草(香菜)は今回の旅では食卓に出てこなかった。これは食の面のグローバル化!?というか、かなり日本人好みの食事となっている。

 食事の面以外で以前と大きく変化していたのは街の様子。街というか都市の外観の様変わり。古い街を撤去して新たな街をつくる。それは政権のトップの故郷の発展が顕著になる。上海から揚州に向かう道の大きさと新たなビル群。道にはゴミがない。

 寧波から杭州に帰るときに通った杭州湾海上大橋(こうしゅうわんかいじょうおおはし、中国語: 杭州湾跨海大桥)。なんと海上に架かる橋として35㎞もある。この距離は広島から西条までの区間が31㎞だから、それよりも4㎞も長い。どういっても日本の25倍の広さがある中国。すべての面でスケールがでっかい。

 スケールのでっかさは食卓の統一にもある。スケジュールが延びて6日間の旅の間、食卓も同じ規格。食卓の上に並ぶ食器、その配置などすべてが同一基準。お店ごと変化に富む日本とは違って統一された国と思った。すべての面において国の基準があるのだろうか。その辺のことも知りたくなる。ともあれ、何に於いてもスケールがでっかい。

 他に面白いと思ったことがある。それは赤いユニフォームの団体が目についたこと。ユニフォームの背中に何か書いてある。ある人に尋ねると化粧品会社の研修会に参加した人たちだった。他にも太極拳に似たグループのユニフォーム姿も目にする。もしも私たちの一行がカープの赤いユニフォームを着て旅をしたならば中国の人たちはどんな印象を持つだろうか。想像するだけで楽しくなる。

 ともあれ、個人としては4年半前の九寨溝、黄龍以来の中国の旅。そのときは山にこもっての旅だったので今回ほどのカルチャーショックはなかった。しかし、今回は街中を散策。中国の勢いある発展を目の当たりにする。

 一昨日の12時間睡眠、昨夜の10時間睡眠で元気を充電。本来の生活リズムを取り戻す。今日も元気を出そう!

2016年10月28日金曜日

中国の旅から帰って

 某文化交流学会で出かけた中国江南の旅。楽しい旅は無事終わった。5日間の予定が悪天候に左右されて6日間の旅となる。怖いモノの例えとして「地震、雷、火事、親父」がある。それにこの頃は台風…が加わった。旅の前日、鳥取地方が震源の地震発生。広島も震度4の地震だった。それ以降も地震は起きるとのメディアの予報。その夜にかかった電話は旅の集合時刻変更のお知らせ。集合が遅くなるのはいい。だがその後に起こるであろうことを誰が予測しただろうか。

 広島空港に8時半集合。待てど暮らせど飛行機が出る知らせは入らない。何と中国から到着するはずの飛行機はまだ中国から飛んでいないとのこと。情報不足のまま空港で待機する。その結果は大幅な遅れが発生。金券が配られ、「かなわ」でお昼をいただく。これも初めての経験。初めて尽くしはその後も続く。

 3時間以上も遅れて無事、上海到着。初日の夜の揚州での夕食は何と午後11時。雨による高速道路での事故を怖れて慎重な運転のお蔭で夜遅く無事ホテル到着。♪上海は今日も雨だった~♪ではないが、18日からお天気は良くないとのこと。帰国するまで天候に左右される旅となった。帰国当日、早めに上海浦東空港へ。だがその後に待っていたのは飛行取りやめ。とはいっても出国準備は済んでいる。

 情報不足のまま空港で待機する。先に椅子に腰かけていた若い女性が手にするのはスマホ。カープの日本シリーズの試合が気になる。てっきり日本人と思って声をかけると中国の人だった。話す日本語は流暢。ましてや今どき珍しいほどの清楚な女性。旅仲間と2人でその女性のスマホを借りてカープ情報を知る。1対1の同点だった。スマホの女性はどうして野球に日本人が興味を示すのかわからない様子。まずはCarpの説明から。幸い連れの人のショルダーバッグがカープのグッズだった。その説明から日本のプロ野球へと話題は尽きない。

 話している間も若い中国の女性からこぼれる笑み。日本と中国の関係は決していいとはいいがたい。しかし、一人一人と接すればとても良好な関係になる。その日に飛行機が飛ばないとの情報の中、話をしていると気持ちがほぐれる。楽しい時間を共有した。若い女性は31日まで広島へ出張するという。会社の数人と一緒らしい。

 再び中国への入国手続きを済ませてホテルに向かう。連日のハードスケジュール。睡眠不足は否めない。広島便に乗るはずだった各国の人たちは同じホテルへ向かう。ホテル到着時刻はいろいろな手順があって遅い時刻となる。翌日の飛行時刻も定かでない。ともかくいつでも起きれる体制で寝る。

 翌朝4時、モーニングコールで飛び起きる。ともあれ無事広島空港到着。何と何と広島は晴れ。太陽が燦々と輝く広島。改めて太陽のありがたさを感じる。

 上海空港で知り合ったスマホを手にする清々しい若い女性。名前の一字に「潔」がある。まさに名前通りの人だった。広島空港で荷物を受け取るとその人がやってくる。広島へのお土産を持参したのだろうか、中国特産の缶入りの茶葉を呉れるという。だが、こちらは何もしてあげられない。女性によるとこれほどまでによく接してくれた日本人は初めてだそうだ。これを聞いて涙が溢れそうになる。親子以上も歳の差がある若い女性。その人から広島空港到着後にこんな言葉を掛けられるとは…。そして中国の立派なお茶までいただくとは…。

 お天気が良ければ知り合える機会もなかったかもしれない。本当に何が幸いするかわからない。
頂いた缶入りの茶葉
お土産品売り場でみても高価な品
高くてお土産として買えなかった!

「S」は生産認可のマーク

 〇潔〇小姐、短時間の会話でしたが楽しい時間を過ごすことができました。またお土産までいただいて本当にありがとうございます。日本と中国の橋渡しをされるお仕事。素晴らしいことです。これからも健康に気を付けて頑張ってください。謝謝!

 11回目の中国の旅。中国の発展はすさまじい。その勢いを今回の旅で目の当たりにする。初めて出かけたのは30年前の1986年8月。まだ若かった。習い始めて4年目の中国語。それを試す旅だった。今回、〇潔〇小姐から聞いた日本語習得のお話。メディアなどで聞く日本語を聞いて紙に書く。中国語では聴写。初心に帰って再度、中国語を学ぼう。

 楽しかった旅のブログは後日アップする予定。昨夜から今朝にかけて12時間の睡眠。睡眠不足を補っていつもの生活に入ろう。今日も元気で!

2016年10月21日金曜日

今年のレモンと日本画展作品2点

 今年のレモンの収穫は20個だった。枝から取るまでは12個実ったと思っていた。ところが ハサミで切っていると土に面したところにも実がついている。19個取ったところで外に出ようとするともう1個レモンがある。ということで20個実った。もしかしてまだ残っているかもしれない。
 
 このレモン、市販のものと違って倍くらいの大きさがある。一度も消毒もせず、ほったらかしたままにしてはよく実がなった。昨年は15個。その前は25個だった。
 
 青いままのレモン。黄色くするにはどうすればいい?ネットで検索するとほっておけば黄色になるとか。去年は青いまま冷凍にして苦くてどうにもならず全部捨てた。今年は何とかして利用しよう。これも食するよりも実がなる過程が楽しい。
 
 レモンに続いて今年の日本画展に出した作品2点。自分の記念としてブログにアップしよう!初めて描いた風景画。これもすべては自己満足の何物でもない。それでも絵を描くとは夢のようなお話。もう自己満足でも自画自賛でもここは何でもOKとしよう。
 
 そういえばレモン収穫後、かなり逡巡した挙句急きょ泳ぎに行く。風邪気味で少々気になったけど♪勇気一つを友にして♪泳ぎに行く。泳いだ後は風邪は何処へ。元気、元気!泳いだ後の気持ちはいつもこうなる。何がそうさせる!?今日も元気を出して!
 

 以下は今年の作品展の2点から。尾道市立美術館で春に開催された万葉の世界の美術展。日本画教室の人たちでバスを貸し切って見学に行く。観覧後、3人で千光寺公園に繰り出す。外はそぼ降る雨の日。樹木にとまる一羽のカラス。カラスはただ一羽。同じ樹木だけを移動して他へ飛ぼうとしない。この光景はもしかして絵になる?そう思って写真に撮る。先輩方2人に「絵になる」と話してもそうでもなさそうだった。その後にこの光景を絵にする。いいモチーフと自画自賛した絵となった。
「そぼ降る雨の日」 6F

 次は生まれて初めて挑戦した風景の絵。昨年9月に某文化交流学会で出かけた県北での梨狩り。梨を堪能した後、車に分乗して八代の丘美術館に出かける。美術館は小さい館が何棟も建っている。館内の中庭には一本の樹木が植えてある。この樹木の葉っぱの色づきがいい。日本画を習っていた人と写真を撮る。「絵になる」と思った。絵の先生に次はこれを…と恐る恐る相談するとOKが出た。どういっても風景を描くのは初めてのこと。本来ならばその場でスケッチ、と先生。だが県北まで再度スケッチに行かれない。ということで写真を見てのデッサンとなった。初めてにしては…とまたまた自己満足。それでも何とか絵に仕上げる。
「大樹にな~れ」 6F

2016年10月20日木曜日

ああ、キャベツ!

 昨夜はフルート定例会。定例会集合前におなじ日本画教室の会に所属する人の娘さんの日本画展に出かける。開催場所は初めて出かけるところ。本通りを入ったところにあった。ここの日本画展は先生のプロフィールを見るとまだお若い。そう思うからなのか教室の生徒さんの絵も若々しい。中学以来初めて絵筆を握ったという男性は日本画でなく水彩画を描かれている。しきりに習って半年、を強調される。その気持ちよくわかる。

 3年前に作品展を出品したときは日本画に混ざって一人だけ色鉛筆で描いた作品を展示した。その時、余白が多いその絵を見た人から「作品の中で一番よく描かれている」と冗談交じりに褒めてもらった。褒めてくれた人は昨日の作品を出した家の近くに住んでいる人だとか。今年の作品展でも一羽のカラスの絵がいいと言ってもらう。やはり余白が多いのがいいらしい。何であれ、褒められると嬉しい。絵の先生は単純なところというか素直な描き方がいいと言ってくださる。上手に描こうというか描けないからそうなるだけのことだけど…。ということで習って半年の人にその話をすると納得されたようだった。

 昨日の日本画教室の展示会。数人の作品だけど会場の雰囲気がいい。きっと先生もいい人なのだろう。珈琲とクッキーをいただく。ついつい居心地もよくなって係りの人と日本画のお話をする。絵を習っていなかったならばこういうことも話せない。と同時に、自分の習っている先生の指導方法の良さを認識する。それこそ、中学以来どころか苦手意識しかなかった絵を描けるように教えてくださった先生は素晴らしい。

 気分良くしてフルート定例会へ移動する。いつものようにビールを飲んで楽しく過ごす。ビールジョッキ一杯半で酔った感じがする。

 酔うのはビールだけでなく出かける前に立ち寄ったスーパーでのこと。何とキャベツ1個が税抜き480円。きゅうりは3本で同じく税抜き398円。価格を見て酔いそうになる。ビールを飲む費用は出せてもキャベツはこの価格では買えない。というか買いたくない。代わりに買うのはもやし。もやしは年中安い。ああ、貧乏人!!もやしと卵と豆腐…、これは貧乏人の必需品!?朝からボヤかず元気を出そう!

2016年10月19日水曜日

♪アルビノーニ アダージョ♪

 フルートのレッスンを終えて歩いて市役所近くまで行く。秋晴れとはいえ、お昼の暑さは9月並み。最高気温29度。蒸し暑い!

 ドコモビルで開催中の水彩画展。合唱の団長も出品されている。どの絵も素晴らしい。とりわけ人目を引くのはCarp優勝後の黒田投手と新井選手の涙のハグの絵。絵を描いた人は熱心なカープファンだとか。絵のモチーフをカープに限って題材にする。これもいいアイデア、と思って絵に没頭する。

 涙のハグは人を感動の渦に巻き込んだ。それも驚いたが、もっとびっくりは昨夜の黒田投手の引退報告会見。地元の民放は午後7時の会見から2時間の特番を組む。しかし、特番は涙は涙でも笑いの涙。ゲストの達川氏、テレビでの独り舞台というか独壇場と化す。

 今年はCarpのにわかファン。おかげで毎日退屈せずに楽しくカープの試合をテレビ観戦。しかし、生憎日本シリーズは物理的に黒田投手の勇姿が見られない。ああ残念!
 
 さて昨日のフルートのレッスン。アダージョをさらう。この曲、吹き甲斐(?)がある。さらえばさらうほど感情移入できそう。頑張って練習しよう!

 今朝はこれからお墓へGO~。一日遅れのお墓参りが気になるのだろう。母はいないはずなのに家を留守にすると転げずにいるか、大丈夫かと心配になる。眼が覚めると夢だった!今日も元気で!


 

2016年10月18日火曜日

ああ、スキャン!

 スキャンでパソコンに画像を取り込む。どういっても年に1度あるかないかのこと。すぐに、とはいかない。諦めきれず、何度も試みる。途中、取り込み先のパソコンのアプリが必要では?と思いつく。プリンタのマニュアル画面を出して試すもやはりダメ。簡単に済ませようとの魂胆が良くない。そう思うや否や、プリンタの取説を出して知らべる。どういってもあまり要領を得ない取説。だが、読み進めるとスキャン取り込みのアプリに気付く。パソコンでアプリを探すと取説通りの画面が出てくる。

 ここまでの時間は何と1時間以上も過ぎている。久々に頭をフル回転させてどうにか画像2枚を取り込む。それにしても、パソコンという機械というかおもちゃは本当に草臥れる。いつもながらこういうことがいつまで一人の力でできるのかと弱気になる。とはいっても今まで戸惑いながらもひとりでパソコンと格闘してきた。それでもいい具合になった時の充実感。これは嬉しい!

 話は変わって昨日の合唱。本番まであと1回の練習となった。合唱の先生も必死で指導される。合唱曲2曲のうち1曲でフルートを吹く。どういっても合唱での人前での演奏は聞く人も多い。失敗しないように練習、練習。今日はこれからフルートのレッスンへ。フルートの先生も合唱曲をさらってくださる。有難い!

 今日は母の月命日。お花を買っていないと昨夜気づく。気候の変化が激しいので少々風邪気味。無理は禁物ということにして明日に延期。暑くなりそうだ。元気を出そう!

2016年10月17日月曜日

自己満足の世界!

 コンビニで絵ハガキのコピーをすると原本と変わらないほどきれいに出来上がる。この話を人にするとネットでも注文できるという。それも写真ならば@¥6。これを聞いて驚く。安い。話はエスカレートしてフォトブックになる。人のを見せてもらったことはあるけど自分でしたことはない。

 話をした人に見せてもらうとこれも安くてきれいに出来上がっている。しばらくして思いつく。いま習っているフルートと日本画。フルートは毎年発表会後、先生がCDやDVDにしてくださる。絵も作品を展示した人すべての作品が掲載された図録になる。これこそがフォトブックかもしれない。

 日本画の会での展示作はこれまでで6枚となった。これを10年後に自分用のフォトブックにする。そう思いつくと何となく嬉しくなってくる。もうこれは完全に自己満足の世界。あともう一つ水泳がある。これはプールで写真撮影は不可能。ということで一枚も泳いでいる写真がない。残念!

 断捨離という言葉もそろそろ遠ざかり始めた。本人がいなくなればすべて捨てられても構わない。しかし、まだ元気なうちは大いに自己満足の世界を楽しみたいもの。この気持ち、年々強くなる。これも老化現象!?まあ誰にどういわれてもいいけど、せめて自分自身は満足して人生を送りたい。ということで今日も元気で!合唱へGO~。

2016年10月16日日曜日

東山魁夷展講演会記事から

 県立美術館で開催中の東山魁夷展。展示作品の中に唐招提寺の障壁画がある。これについての講演会が先日催された。しかし、会場に着くと講演を聞く人がすでにオーバーし、会場の外の通路で聞く羽目になる。アナウンスの声は聞き取りにくい。これでは講演者の顔も見えず、声も聞き取りにくいとあっては聞く価値がない。聞くのをあきらめた経緯がある。幸い、そのときの講演内容が昨日の朝刊に掲載されている。

 講演を聞く時点では”揚州”に行く予定とは知らずにいた。旅の案内も碌に把握せずいい加減な状態のままでいた。ところが東山魁夷展に合わせてなのか、揚州の旅が旅程に入っている。講演内容を新聞で見ると揚州は鑑真和上の故郷で、魁夷は76年に訪れて取材している。揚州は古くから交易で栄え、城壁が張り巡らされた古代都市らしく、隋の皇帝煬帝が造営した運河が流れ、魁夷の障壁画「揚州薫風」に見られるような楊が並ぶという。尚、講演者は唐招提寺石田副執事長。

 石田は魁夷が「唐招提寺への道は長い道であったと、私は自分の心に語りかける」と述べる。障壁画を描くことは、修行にも匹敵する長い長い道のりだったのだろう。さらに魁夷は「私が自然を見て絵にしようと思うのは、生命」だとか。これについて石田は「長い冬に耐え、乏しい光の中から出てくるような生命。生半可な苦痛にへこたれてはいけないという思いを、見る者に抱かせる」という。新聞に写っている講演者のなんという優しそうなお顔。やっぱり生で講演を聞きたかった!

 魁夷の描いた揚州。近いうちそこに行く予定。あまりにもタイミングが良すぎる。しっかり揚州の空気を吸って…。これも何かのご縁!?

 話は変わって昨日の日本画教室。来年の展示会用では全員が同じパネルを使って一枚の絵を描く。早速、パネルに貼る大竹和紙の予定を変更して、先生が持ち込まれた色とりどりの和紙にさらに他の和紙を重ね、それに地塗りをするまでを行う。先生曰く「次からは自分一人でするように!」。日本画は画用紙さえあれば描けるものでなく、あらかじめ用意が必要。昨日も地塗りの前に和紙にのりを水で溶いて刷毛で糊付けしていく。これを2枚の和紙で行う。その後で地塗り。いつもながらどの工程も慎重にやらないといけない。こうなると日本画は職人仕事!?一枚の本画に仕上げるまでの行程が長い。そして丁寧さも必要。

 今日は地元の秋祭り。年々、お祭りも地味になる!?自分自身が小さい頃と比較してそう思う。小さい頃はどの家の子も着物を着せてもらい、舞妓さんが履くようなぽっくり下駄で地元の神社へお参りしていた。衣装も貸衣装に代わる時代。今では和服を着る子供を見る事さえできない時代になった。何でも合理化がそうさせる!?とはいっても七五三では着物姿を見かける。

 ともあれ、今日も元気で!

2016年10月15日土曜日

デュオコンサートに行く

 今朝の地元紙に島村英起の記事がある。見出しは「人類が誘発した地震」「技術過信に気付くべきだ」。文面を読むと「人間が地球内部に対して何かをすれば地震を起こすことが知られるようになってきた」と述べている。

 アメリカの地震の例を挙げて話を進める。地震学の教科書には「米国では西岸のカリフォルニア州と北部のアラスカ州だけに地震が起きる」と書いてあるそうだ。ところが2014年、南部のオクラホマ州での地震が以前の50倍になる。ここは日本と違って先天的な無地震地帯だったという。人が地球に手を加えた結果が地震を引き起こす!?

 米国は放射線廃液の処理に困って深い井戸を掘った。そして世界各地でのダム建設やシュールガス採掘などが地下のエネルギーを解放する「引き金」を引いてしまった。特に安価なシュールガスは利益だけを追求した結果、いつか地球にしっぺ返しをされるのかもしれないと島村は警鐘を鳴らす。

 これとは違うかもしれないけど、地球に手を加えていることは身近にもある。それは地球の内部ではなく表面をコンクリートで覆ったこと。わが家を見ても狭い庭以外は、家の周りをコンクリートで覆っている。道路もアスファルトで固め、山は削られて宅地化される。これじゃ、地球は息ができない。その反動が地震かもしれない。ともあれ、地球に生きてる限り、自然を護って手荒いことをしてはいけない。

 今朝は他にもいい記事があった。これはまたの機会にして昨日の呉でのコンサートの話題。ウイーンフィルのヴィオラ奏者、セバスチャン・フューリンガーとピアノ奏者のポール・七子のデュオコンサートを聞きに行った。会場は呉市文化ホール。演奏曲目はいずれもよく知られた曲。後半に演奏された3曲とアンコール曲はどれもフルートで吹いたことがあり、聴き易かった。

 セバスチャンは3歳の時、父に連れられて初来日とか。今は32,3歳くらい。ウイーンの貴公子の雰囲気があり、日本を第二の故郷と話す。七子は大叔父が団伊久磨。幼少の頃より伊久磨にピアノの手ほどきを受け、その後ウイーンに渡る。ウイーン国立音楽大学で指導者として長く勤めているという。

 デュオで弾くピアノよりもソロで弾く七子のピアノは特に素晴らしかった。シューベルトのセレナーデ、よかった!席は前から4列目の真ん中あたり。だが、窮屈。後半は空席に移動してゆったりと聞き入る。同じくシューベルトのアルペジオーネソナタ。長い曲だが、何楽章あるか覚えていない。プログラムをみても曲名が書いてあるだけ。

 これでは曲が終わったと勘違いして拍手がわく。せめて何楽章かまで記載するようにアンケートでお願いする。

 ともあれ、いい演奏会だった。機会を見てまた聞きに行きたい!

 会場を出ると2人連れの話が聞こえる。コンビニでスポーツ紙を買うという主婦連れのようだ。思わず笑って後ろを振り向く。2人もこちらを見て笑う。呉の街もCarpで人がつながる。どうも前夜、試合を見に行ったようだった。

 今日は日本画教室。元気を出して絵を描こう!

2016年10月14日金曜日

ギャラリー巡りetc.&女子会

 女子会の集合前に某金融機関10階の画廊に立ち寄る。秋の日本画展開催中で出展作家は日本画五山と言われる杉山寧、高山辰雄、加山又造、東山魁夷、平山郁夫の他に30名近い日本画家の作品が並ぶ。「五山」以外では桝田隆一、椎名保の絵に惹かれる。それにしてもこのギャラリー、絵を見た後で会場にあるソファに座ると美味しい日本茶が用意される。もう有難いの一言。立派な絵も見させていただいてお茶までいただいて…。現役であればこの金融機関に預金したのに…。今では遊びに忙しく預金に回すものは無し。

 その後はヤマハに立ち寄る。軽い譜面台があるとフルートの先生から教えてもらっていた。ヤマハの2階に上がると譜面台が並んでいる。どれを持っても軽い。だが、ひとつだけ価格が張り出してある。他はいくらなのか見当がつかない。係りは忙しく振舞う。その間隙を縫って価格を聞く。高い。他を聞くと4千円くらい。これはお手頃と思い、購入する。これもすべては合唱で吹くフルートのため。年齢と共に手軽さを求めるのも当然!?

 次にむかうのはそごうの8階ギャラリー。日本画展を見る。絵を習い始めてやたらとギャラリー巡りをするようになった。そごうを後にして本通りを通って女子会の集合場所に移動する。途中、長崎屋に立ち寄る。

 Carp優勝後の本通り。やたらと赤が目につく。女子会のドレスコードも赤。赤尽くしとまではいかなくても赤は燃える秋に相応しい。それにしても毎度のことながら楽しい女子会。飲むわ、食べるわ、しゃべるわ、笑うわで忙しい、忙しい。女子会、NO.4さん。料理の注文やらカープCSの試合実況報告とやらでとりわけ忙しい。おかげで美味しく飲んで食べて満腹になって、また気持ちも楽しさ満杯で謝謝!

 4人の女子会メンバー。それにしても遊び心満載。楽しすぎる!次回もよろしくね!遊ぶ話は何処までもOK!

 今日午後は呉市へGO~。久々の呉でのコンサート。夏に人生初のコンビニチケット購入。これも楽しみ!今日も元気を出して!

2016年10月13日木曜日

「戦場ヶ原」から…

 昨夜、東京の姪から届いた写メール。また勝手に引用しよう。「戦場ヶ原の男体山と湯滝、竜頭の滝に行ったよ。ばあと華厳の滝行ったことあるね。〇〇姉は中国旅行ですか?〇〇ちゃんも来月シッキムのカンチェンジュンガトレッキングに行く。元気じゃ。…」。

 久しぶりに姪と電話で話す。メールにある戦場ヶ原。高校の修学旅行で出かけたことがある。そのとき人生初ともいえる”もの憂う”気持ちを味わった。それ以来、旅で求めるのは広くて何もない大自然。山が好き!

 母(ばあ)と日光に出かけたのは15年以上も前になるだろうか。姉、妹、姪たちも一緒の旅だった。嬉しそうにしていた母の顔を思い出す。もう先がないと知っていたのか「あの世へは何ももって行けん!」と言って旅の費用はいつも母が出していた。当然、プランを決める際も宿は豪華に決めた。楽しかった。母との旅のいい思い出!

 姪がこれから出かける予定のシッキムは行ったことがない。チベットの聖地。ここは高度に位置する場所。高山病が怖い。姪も元気そうで何よりと思う。とにかく行けるうちにどこへでも行って人生を楽しめばいい!

 急に寒くなった。旅支度の衣類もすべてこれから変更。再度考えよう。今日も元気を出して!

2016年10月12日水曜日

♪ああ、秋ですね~

 ♪ああ、秋ですね~。歌詞が浮かんでも題名がわからずネットで検索。♪秋冬♪だった。先日までの暑さは何処へ?と思わせるほど涼しくなった。
 
 さらっていた♪韃靼人の踊り♪を早々と仕上げて、次にさらうはアルビノーニの♪アダージョ♪。ゆっくりした曲でこの季節に相応しい、もの侘し気な曲。ゆっくりさらっていこう。
 
  レッスン中、合唱で吹くフルートの曲もさらっていただく。曲を吹いたところで先生はフルートのパート譜を更にフルートらしく手直ししてくださる。そしてすぐにパソコンで新たなパート譜をプリントアウト。新たな楽譜にはピアノ伴奏符も合唱部もフルートを吹く個所もすべてプリントアウトしてある。本当にありがたい。さらには、フルートの譜面のみも用意してくださる。感謝!
 
 レッスン後、広島駅へ歩いて向かう。暑かった夏には川沿いの桜並木の木陰を駅まで歩いた。だが、昨日はお昼であっても川沿いは涼しすぎる。11月の気温だそうだ。上着も着ておらず、大通りを歩く。
 
 ブログアップ前に、今日も元気で、と気合を入れる。この気合、昨夜の「知恵泉」によると琴奨菊が試合前に行う「琴バウワー」もそうらしい。欠伸をしてそのまま両手を伸ばして体をそらす。たったこれだけで気合が入るという。
 
 ということで今日も元気で頑張れ!
 

 




2016年10月11日火曜日

『東山魁夷の世界』

  『東山魁夷の世界』(東山魁夷、美術年鑑社 2005年)を読んだ。というよりも見た、が当てはまるかもしれない。本の中の絵は先日の展覧会グッズ売り場で買った日経のポケット版の内容と似ている。それも当然。同じ画家の描いた絵。しかし、本の最後に千住博が講演会で話した内容の掲載がある。「東山魁夷・静かなる革命/ひとすじの道」。この中で気になる個所を記そう。

・美とは、美しいと感じる心のことなのです。(美の期限より)

・これは私の個人的な考えですが、日本画の巨匠の先生方はすごく長生きです。それは日本画の絵具である天然ミネラルをいつも触ってるからだと密かに考えているのです。(美の期限より)

・光と、余白を塗る、そして青い色という東山先生の特徴は、ヨーロッパに触れる、ヨーロッパ絵画に触れる、そしてヨーロッパのさまざまな文化的刺激に触れるドイツ留学という決定的な影響であると捉えることができます。そしてその普遍性ゆえに東山先生以降の日本画家に絶大な影響を与えてゆくことになるのです。(東山芸術の特徴より)

・(中国の風景画論の四つの段階から)一つ目は行って見たい風景、次に行くだけでなくそこで遊んでみたい風景、その上にそこで住んでもよい風景がある。さらにその上があり、それはそこで死んでもよい風景であるとする、これが中国の風景画論です。

・中国において究極の風景は、ユートピアです。日本の絵にも、四季の花を一つの画面に描くスタイルがあります。なぜ四季の花が全部咲いているのか、それはユートピアだからです。中国の画論において山水画はそういう形で展開したのです。

・少年が、いろんなものを見て何だろう、何だろうと不思議に思う、そういうまなざしが先生のまなざしなのです。

2016年10月10日月曜日

♪燃える秋♪


 晴天の秋空。頭に浮かんだ曲は♪燃える秋♪。動画を探すと作詞:五木寛之、作曲:武満徹とある。道理で美しすぎる!探した動画の風景も美しく、絵になり歌に合う。

 家の裏というか横は3棟ほどの賃貸住宅が建っている。建って10年ほどでそれほど古くない。そこに住む人と顔を合わせることはない。かなりの若者が住んでいると思われる。わが家と隣接するのは建物ではなく駐車場。10台くらい車が止まっている。

 紫陽花の花とレモンの木がわずかに車を遮る。自転車で出かけようとすると若者が車を点検している。いつもは人の気配のない駐車場。人を見て声をあげてびっくりする。その足で外に出る。1時間後、嫌な気持ちを引きずったままで自転車で帰宅。「もう―!」と悔しさを独り言で叫んで自転車を置くと、目の前にさっきの若者がこちらを向く。誰もいないと思った。思わず若者に独り言を言って…と謝る。

 もしかしていつも独り言を言ってるのだろうか。独り言というか気合を入れる掛け声は部屋の中でかけることがある。頭がおかしくなった!?危ない、危ない!気を付けよう。

2016年10月9日日曜日

日本画教室~交流会etc.

 「まるで前夜祭みたい!」「毎日こういう日が続くよ」。昨夜の交流会での団長との会話。県立美術館で開催中の東山魁夷展。展示作品に揚州を描いた絵がある。団長はまずそれについて話される。元美術館館長だけあって美術について詳しい。魁夷とも2度会われたことがあるそうだ。今回の旅の中にわざわざ揚州を組み込まれている。だが、揚州については今一歩理解できていない。

 旅の参加者は14名。幹事をしてくださる人は公務のため急きょ不参加。だが、昨夜は出席。来年はインドネシアやヨーロッパの話も出る。どこであっても遊ぶ話は参加したい。だが、インドネシアは昨年出かけている。さてどうなることやら…。楽しいうちに旅の前夜祭(?)は終わった。しばらくは旅の準備に気がいきそうだ。

 旅の決起集会の前にそごうで開催中のキルト展を覗く。百恵ちゃんのキルト作品も入り口近くにあった。作品ごと作者の写真と作品にまつわることが記されている。百恵ちゃん引退後の顔写真。以前と変わらず美しい。そして作品も素晴らしい。

 その後、8階の画廊にも立ち寄る。日本画家西田俊英の個展だった。画家ご本人もいらっしゃる。あまりにもオーラがありすぎて近寄れない。だが、作品を見る。一枚の絵の価格、何百万円。何枚も販売済みの赤印が貼ってある。誰が買うのか、想像しながら絵を見る。どの絵も素晴らしい。

 昨日はその前に日本画教室で新たな絵に取り掛かる。来年の教室の日本画展では全員同じサイズの大竹和紙に絵を描くことが決まっている。その他にも各自2枚ずつ描く。湧永庭園で写した横に垂れ下がったバラの花。これを早速、大竹和紙に描くことに決める。正面を向いて咲いている八重の花はまだ描くことができない。横向きならばなんとかなりそうだ。

 今年の日本画展に出品した絵の図録とそれぞれの絵ハガキが出来上がる。昨夜の交流会出席者のうち4人が絵を見てくださっていた。早速、枝にとまるカラスの絵ハガキを配ると、団長にこの絵を褒めていただく。嬉しかった!どういっても今年展示した2枚の絵は絵を習い始めて初めて「これを描こう」との気持ちになった作品。気合が入っている!

 やっと過ごしやすい季節になった。今日も元気で!

2016年10月8日土曜日

絵が戻って来た

 世の中、3連休とか。毎日が日曜日になって曜日を意識するのはゴミ出しの日と習い物の日。それに加えて遊ぶ曜日が入る。

 気になっていた絵が戻ってきた。昨日は午前の早い時間に泳ぎに行く。もしも午後に行っていたならば留守だった。ということで昨日の予定の勘は冴えていた!?

 展示する絵は額に入れるガラスやもしくはプラスチックを後ろに置く。戻って来た絵を早速、ガラスを上にして額に入れる。たとえ額の大きさがF6 であっても段ボール箱は額ごとに異なる。額のデザインで大きさが変わる。だが、この段ボール、簡単に捨ててはいけない。聞くところによると大きなサイズの額であればたかが段ボールと言えども1万5千円もするという。

 それさえも知らず、習い始めた初めての展覧会後に戻って来た段ボールケースをほかしてしまった。今回は絵を部屋に飾った後の段ボールを大きなナイロン袋に入れて保管。とはいってもこの段ボール。軽くても保管場所を取る。

 そのときふと頭をかすめるのは自分がいなくなった後の絵や段ボールのこと。とっさに頭を切り替える。その時はその時。今に集中するしかない。そうじゃないと、ナニゴトもできなくなりそうだ。

 午前中に行ったプール。早めに家を出たため人が多い。泳ぐほうが多ければ歩行の列に移動する。ときには浅いプールで泳いだり。いやなおっさんと顔が合わないようにするとコーナーで止まって采配しだす。泳ぐ向きを変えて泳ごうとすると「クロールで行け!」とおっさん。ほんまに嫌な奴。その後、歩行の列に加わると見知らぬ人から「泳がんけえ」と泳ぐように勧めてくれる。狭いプール。いろんな人がいる。

 泳ぎ終えて家に戻るといつもながらさらに元気がでる。何でもやれそうな気になる。これももしかして泳ぐ楽しみ!?

 今日は午後から日本画教室へ。それが終わると街中に出て某交流学会の中国行きの打合せがある。というか決起集会?4年半ぶりの中国。初めて中国に行ってから丸30年。中国は11回目となる。海外旅行の半分近くは一人参加。だが、今回は顔なじみの人ばかりでこれはこれで気軽な海外旅行となりそうだ。今日も元気を出して!

2016年10月7日金曜日

「英雄たちの選択」から

 昨夜のBSプレミアムで見た「英雄たちの選択」。HPを見ると次のように書いてある。
 
 英雄たちの選択「神と仏の明治維新 若き官僚 岡倉天心の挑戦」 明治初年に巻き起こった仏教排斥の嵐。暴動化した市民が寺院を襲い、仏像を破壊した。それは、新政府の思惑をはるかにこえ、大混乱に発展した。「廃仏稀釈」(はいぶつきしゃく)である。それに危機感を抱いた若き岡倉天心は決意する。新しい時代の混乱の中で、日本の伝統的なものを破壊することは、日本人の心の否定につながるのではないか?日本人の心を守らねば…。17歳で、文部官僚となった天心の挑戦に迫る。
 
 岡倉天心は日本美術院、今の院展を起こした人。その前は今の藝大総長の地位にあった。だが、西洋化を進める国の方針にとって日本画は異端児!?自らの意志を貫いて官僚の地位を捨て、日本人の心を表す日本画を守っていった。
 
 岡倉天心が日本美術院の創始者と知っていても、こうまで大変な道であったとは知らなかった。この番組、興味津々で見る。どんな時代にあっても自分の意志を曲げずに貫く人がいた。素晴らしい!今、日本画の末端で習っているモノにとって興味深い。西洋画と日本画は日本人の心と西洋人の心の在り方の違いにあった。
 
 今朝は秋晴れ。これから泳ぎに行こう!今日も元気で!

2016年10月6日木曜日

タイガーマスク伝説

 今朝は快晴の秋空。家の窓を開けて乾いた空気と入れ替える。人の気持ちまでも天気に左右される。昨日は台風の影響もあって家でおとなしくする。だが、気持ちは外へ出たい。一日中家にいるとテレビが友だち!?とはいっても何を見ても面白くない。それでも夜、BSで見たタイガーマスクのお話。「アナザーストーリーズ 運命の分岐点『タイガーマスク伝説~覆面に秘めた葛藤~』」。これ、興味津々で見る。

 タイガーマスクと言えばかなり昔に流行った♪行け、行け、タイガー、タイガーマスク♪の歌。昨夜のテレビで35年前にタイガーマスクが実際にいたという。プロレス全盛時代はテレビが出始めた後でテレビ全盛時代とダブる。テレビのプロレスもその頃はよく見ていた。ところが、働き始めてからというものプロレスもCarpの試合も関心が薄れたのか見ていなかった。だが、今年はCarpにのぼせる。

 昨夜のテレビで興業目的で作られたタイガーマスクというプロレスラー。今見ても素早い動き。当時の人の気持ちを釘づけした様子が伝わる。タイガーマスクと対戦相手だったイギリスのプロレスラー。1か月をかけてイギリスを捜し歩く。脳卒中を患い今は介護施設で暮らしていた。タイガーマスクも認める好敵手。パソコン画面を通してタイガーが話しかけると、じっと目をつむって…。感動的な光景だった。

 テレビといえば好きな番組は歌番組だった。ところが最近は関心がなくなる。いつまでも変わらず好きなのはノンフィクション。今日はお天気も良い。元気を出して外へ出よう!

2016年10月5日水曜日

♪韃靼人の踊り♪


 ピアソラの♪天使のミロンガ♪をさらう予定だった。ところがこれは来年の発表会にソロで吹く曲に決めてさらうのはその時まで先延ばし。フルートの発表会では発表する曲がフルートの定番に限られる!?というわけでもないかもしれないけどなぜか似た曲になる。これでは上手に吹く人であっても聞く側では退屈になる。ということで、一風変わったピアソラの曲に惹かれてしまった。リズムに乗ってうまく吹きこなせばピアソラは面白い。ということでこれからさらう曲は発表会前にさらっていた♪韃靼人の踊り♪。

 台風18号が近づいている。しかし、その予想に反して現在の広島は久々の太陽ギラギラのお天気。ずーと太陽の出番がなく、顔をのぞかせるとこちらの気持ちまでウキウキしてしまいそう。やっぱり秋はこうでなくては…。

 台風のため、今日は一日中、家でひっそり過ごす予定だった。ところがいつになくいいお天気。さて今日は何を…。それにしても絵が戻ってこない。業者に2度も電話したのに…。今日も元気で!

2016年10月4日火曜日

自分を信じて!

 朝食を食べながら、ふと思いついたのがゆで卵。家で食べることはほとんどなく、もっぱら海外のホテルの朝のブッフェでいただく。さすがにどこで食べてもゆで卵はゆで卵。というか、食べるものが怪しい時はゆで卵とヨーグルト、そして果物に限る。この3つは万国共通の味。ということで今朝の食事はゆで卵が余分につく。久々に食べるゆで卵は本当に美味!

 季節の変わり目。訃報を目にすることが多い。今朝も元カープの選手、山本一義の訃報がある。新聞を読んでいると努力の人らしく目指したのは「自分を信じること」「迷いをなくすこと」「恐れをなくすこと」だとか。このうち、「自分を信じること」は個人的にも目指している。

 どういっても自暴自棄になることが一番いけない。世間でお騒がせの事件の大半は自暴自棄では?自分を信じていればそういうことにもならないかもしれない。どんな状況にあってもせめて自分だけは自分を信じたい!

 昨日の合唱の練習。歌を歌う人に混ざって一人ソプラノのパート部をフルートで吹く。こういう時、誰も助けてはくれない。自分で自分を信じるしかない。ミスなく吹けた。譜面台を用意しているといい具合にならない。合唱の先生はそれを見ておられたのか助け船が出る。譜面台を見て先生の開口一番。
 「これ、古いわね!」
 「フルートを習い始めたときに買ったもので、もう20年以上前…」(以前人からもらったものでなく家で使用していた譜面台)
 「ええ、そんなに長くフルート習っているの?」
 「母の介護などで休んでいた時もあります」

 長く習っているので自信を持って吹かないといけない。合唱が終わるとさらに先生との会話。
 「日本画展、上手く描けていたと聞いたわよ。どうして案内してくれなかったの?」
 「〇〇さんが出品されず、わざわざ私のために見ていただくのも悪いと思って…」
 「これからは教えてね」

 先生と言っても年齢は一つ下。いい先生だ!と思った瞬間、言わなくてもいいことまで話してしまった。小さい頃の体の弱かった話。

 昨日は他にも合唱の代表ご夫妻も絵を見に来てくださっていた。先方から見たと話されて恐縮してしまう。芳名録の確認で気づかずにいた。案内状一枚でも今回の日本画展で気づいたことが多々あった。どういっても、大切な時間を費やしてわざわざ見に来てくださる。本当にありがたい!とはいっても時間が取れなくて見られなかったと言ってくださる人もありがたい。ともあれ、合唱仲間だけでも6人に絵を見てもらった。謝謝!

 今日は早めのフルートレッスン。31度の気温となるとか。この暑さ、いつまで続く!?今日も自分を信じて頑張って!