2016年12月1日木曜日

「運命の主人」

 見ず知らずのカープ大好き若者のツイッターを見る。これも毎日の楽しみ。先日は歌手の矢野顕子が黒田投手の映像を見て「落涙中」とリツイートする。只今、まさにその心境。3日前から始まった地元紙の「黒田物語」。両親と一緒に写ったカープ入団時の懇親会の写真。母親が厳しかった、と言われる人のお顔は?そう思って記事を読むとなんの、なんのとても優しい両親の姿だ。

 息子の試合は怖くて見られなかったとある。ある年9勝し、10勝に届かなかった。周りはあと1勝で10勝だったのに、と惜しむ。だが黒田の母は次に10勝すればいい、と励ます。この励まし方の違いは親であればこそ?また、試合後、入院中の母に電話すると母の妹である叔母が電話に出る。すでに母は亡くなり、その最後の言葉は息子に「ありがとう」と言ってくれとの伝言。読んでいてすぐに落涙。グローブに縫い付けられた「感謝」の2文字はこれによるらしい。

 どんな情報も自分にとって感動をもたらすものがいい。嫌な記事はなるべく目を背ける。こうでなくてはストレス社会を生きられそうにない。

 ストレス社会と言えばアドラーの心理学が参考になる。昨日、その本の順番がやっと回ってきた。かなり前に図書館に予約した本。一気に読み終える。この本の著者である岸見一郎。今朝の新聞によると石原慎太郎の『天才』の次に本が売れている。

 アドラーは言う。「これからどうするかだけが重要」、「自分が自分の運命の主人であることを意識する」。「運命の主人」とはいい言葉。自分が自分の人生の主役を演じるということだろう。周りを意識せず、自分らしく生きる!?これで由!
 

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