今朝の地元紙に島村英起の記事がある。見出しは「人類が誘発した地震」「技術過信に気付くべきだ」。文面を読むと「人間が地球内部に対して何かをすれば地震を起こすことが知られるようになってきた」と述べている。
アメリカの地震の例を挙げて話を進める。地震学の教科書には「米国では西岸のカリフォルニア州と北部のアラスカ州だけに地震が起きる」と書いてあるそうだ。ところが2014年、南部のオクラホマ州での地震が以前の50倍になる。ここは日本と違って先天的な無地震地帯だったという。人が地球に手を加えた結果が地震を引き起こす!?
米国は放射線廃液の処理に困って深い井戸を掘った。そして世界各地でのダム建設やシュールガス採掘などが地下のエネルギーを解放する「引き金」を引いてしまった。特に安価なシュールガスは利益だけを追求した結果、いつか地球にしっぺ返しをされるのかもしれないと島村は警鐘を鳴らす。
これとは違うかもしれないけど、地球に手を加えていることは身近にもある。それは地球の内部ではなく表面をコンクリートで覆ったこと。わが家を見ても狭い庭以外は、家の周りをコンクリートで覆っている。道路もアスファルトで固め、山は削られて宅地化される。これじゃ、地球は息ができない。その反動が地震かもしれない。ともあれ、地球に生きてる限り、自然を護って手荒いことをしてはいけない。
今朝は他にもいい記事があった。これはまたの機会にして昨日の呉でのコンサートの話題。ウイーンフィルのヴィオラ奏者、セバスチャン・フューリンガーとピアノ奏者のポール・七子のデュオコンサートを聞きに行った。会場は呉市文化ホール。演奏曲目はいずれもよく知られた曲。後半に演奏された3曲とアンコール曲はどれもフルートで吹いたことがあり、聴き易かった。
セバスチャンは3歳の時、父に連れられて初来日とか。今は32,3歳くらい。ウイーンの貴公子の雰囲気があり、日本を第二の故郷と話す。七子は大叔父が団伊久磨。幼少の頃より伊久磨にピアノの手ほどきを受け、その後ウイーンに渡る。ウイーン国立音楽大学で指導者として長く勤めているという。
デュオで弾くピアノよりもソロで弾く七子のピアノは特に素晴らしかった。シューベルトのセレナーデ、よかった!席は前から4列目の真ん中あたり。だが、窮屈。後半は空席に移動してゆったりと聞き入る。同じくシューベルトのアルペジオーネソナタ。長い曲だが、何楽章あるか覚えていない。プログラムをみても曲名が書いてあるだけ。
これでは曲が終わったと勘違いして拍手がわく。せめて何楽章かまで記載するようにアンケートでお願いする。
ともあれ、いい演奏会だった。機会を見てまた聞きに行きたい!
会場を出ると2人連れの話が聞こえる。コンビニでスポーツ紙を買うという主婦連れのようだ。思わず笑って後ろを振り向く。2人もこちらを見て笑う。呉の街もCarpで人がつながる。どうも前夜、試合を見に行ったようだった。
今日は日本画教室。元気を出して絵を描こう!
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