昨夜のNHKスペシャル「巨龍中国」。今ネットで見ているともうすでに誰かの手によって動画がアップされている。他にも見そびれた番組など動画で直ぐに見られる時代になった!?
その動画をブログに再生すればいいのかもしれないが、それは見たい人に探してもらうことにしてここではカット。それにしても14億人近くの人口を抱える大国中国。そのうちの1億人の出稼ぎ農民の大移動を鄭州市のある地区をモデルにして番組は取り上げる。
中国で今も残る農民戸籍と都市戸籍。日本では考えられない戸籍の区分。これも大国ゆえのことかもしれない。国内の経済活性化を睨んで農民を大都市ではなく中核都市に移動させて都市戸籍に替える。それには都市に住まねばならない。農民は農地の権利を有する。国土の土地は個人所有ではない。個人が所有するのは権利だけ。これを担保にして都市圏にあるマンションを購入して都市戸籍をもらう。
農民戸籍のまま、都市に出て違法で食堂を経営する人や出稼ぎをする農民工。その数はある街で1億人。これは日本の総人口にもほぼ匹敵する数字。国は経済立て直しのため、農民工の人たちを中核都市の消費者にして消費を促す。これまで住んでいた農民工は公示に従ってたった1か月で自分たちのその後の生活を考える必要に迫られる。そしてこれまでの建物は次々と壊され新たな街を創っていく…。
先日まで中国で目にした一大整備された新たな街。昨夜のテレビで映し出す中国とはまるで違う。
巨龍がうごくとはこういうことを言うのだろうか。それにしても何もかもやることがでっか過ぎて驚きを隠せない。ただ農民戸籍を都市戸籍に変更できる制度はいい。
二つの戸籍制度。これは他の国のものがとやかく言えない。そうはいっても、もしも農民戸籍で生まれたならばほぼ永久にそのまま都市にも出られずに住み続ける。都市戸籍と農民戸籍ではすべての条件、例えば教育、医療など区分されるという。生まれた土地で人生そのものが左右されては気の毒としか思えない。国に逆らえず逞しく生きている出稼ぎ農民。娘や息子たちに教育を…と奔走する親たち。これはどの国においても同じだ…。
気を取り直して、みんなそれぞれが頑張るしかない!私も頑張って元気を出してプールへ行こう!
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