アクシデント後、丸4か月が過ぎた。もっぱらの目標はあおむけに寝た状態から片足を上にあげること。今朝、起床後、すぐに試みると嘘のように右足が楽に上がった。下ろすときの痛みもない。更に上にあげるには腹筋がいる。初めのころは1㎜も動かせなかった。しかし、毎日の運動で動かせるようになっていく。ということで今朝はかなりうれしい。
『最後の将軍』(司馬遼太郎 文藝春秋、1998年第3刷)を読んだ。気になる箇所をメモしよう。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
★井伊直弼が桜田門外で斃されたといっても、この若者――一橋慶喜の運命はすこしも変わらない。依然、国事犯として一橋邸で蟄居させられている。他の、安政ノ大獄で罪を得た公卿、大名、志士も同様である。しかしいずれはあたらしい行政措置がとられるであろうということは、世間のたれもが見ていた。……自分を赦すべきではないというのである。井伊によって行われた安政ノ大獄の罪人どもは、依然として禁錮、入牢(じゅろう)のみであるべきであるというのである。側近たちは最初は驚いたが、少しずつこの若者の思考方法がわかってきた。なによりもすきなのは理屈であるらしい。この場合も、井伊が殺されたからといって、昨日の罪人をきょう釈き放つとなれば国法が立たない。そういうことを幕府がすれば政府としての威信を失墜し、あすにでもほろびる、というのである。単に理屈だけでなく、この若者の風変わりな点は、その理屈のなかで日常の精神まで安らぎつくしているらしいことであった。(86p-87p)
