おめでたい話とまではいかないが昨日のバスツアーでのびっくり話。集合場所で耳にする話し声。どこかで聞いたことがある、と思った瞬間その声の主の肩を押す。なんと以前に一緒に学んだ中国語の人だ。その人が昨日の添乗員。
先方は名簿を見て同じ名前の人がいると思ったらしい。同じ名前の人でなく、ここはまさに私そのものだ。以前は海外の添乗をされていたので、まさかこういう形で出会うとはびっくり。観光中、以前にその人に渡した私の名刺を見せてもらう。パソコンで手作りの写真入りの名刺だ。自分が人にあげた名刺なのに改めて見せてもらうと懐かしさがこみ上げる。無理を言って返却してもらった。というのも、いまから13年前に自分自身こういうことをして人に配っていたということがわけもなく、愛しい。
13年前は今よりもっともっと希望にあふれていた。多分母はその後に怪我をしている。何も怖いモノがなく、ただただやる気に溢れていた。名刺に記しているメールアドレスは社会人で学んだ学生番号。社会人大学生の頃の名刺だ。
日帰り旅の行き先はイサムノグチ庭園美術館と東山魁夷せとうち美術館。先日まで県立美術館で開催された東山魁夷展。魁夷に魅せられ、魁夷と名がつく美術館へ行こうと思った。今回の展示は春に尾道で開催された「万葉のこころを描く」と同じ作品と勝手にイメージ。ところが係りに聞くと作品は異なるという。もしも同じならば特別展でなく常設展の作品を…と思った。ところがこの美術館は特別展が開催されていないときだけ常設展があるという。それもそのはず、立派な館内の割には展示箇所が狭い。せっかくの瀬戸内を見下す好立地の場所にある美術館。もっと規模を大きくしても良かったのでは、と思えてくる。
イサムノグチ庭園美術館にある山からの眺め |
イサムノグチの庭園美術館。これは屋内の美術館でなく庭園に作品が展示してある。小高い丘というか山から見下ろす瀬戸内海。どれが山?と思って登ると確かに山だ。なぜこの地でノグチは仕事をしたのだろうか。係りに聞くと信頼する石工、和泉正敏との出会いが大きいらしい。庭園美術館のある愛媛県牟礼町。周りを見渡しても石、石、石。石に溢れている。採石したあとなのかあたりの山は削られ、山肌が見える。
ノグチが住んでいた家の庭の裏には竹藪があり、1本の柿の木が植えてある。ちょうどいま柿の実がたわわに実っている。そのさまが絵になると思った。だが、屋外であっても写真撮影禁止。じゃ、建物の隙間から見える柿の実を…と係りに告げるもそれもご法度。この光景、いい絵になる!だが目に焼き付けても描けそうにない。
2つの美術館見学前に庵治観光ホテルでお昼をいただく。眼下に瀬戸内海を見下すレストランで旬の会席料理をいただく。いただくといってもかなりの料理が食卓に並ぶ。せっかくだけど全部はいただけない。
ノグチが愛したユーカリの木 |
定刻通りバスは広島に帰着。夜は黒田投手の特集がある。これを見たくて素早く帰宅。やっぱり黒田投手は偉大だ。今日は午後2時から6時まで地元のローカルでの番組がある。しばらくは黒田投手に釘付けとなりそうだ。今日も元気を出して!
イサムノグチ庭園美術館から山を見ると山肌がむき出しになっている 写真OKの場所から写す |
東山魁夷せとうち美術館カフェと瀬戸内海 |
ゴルフ場の案内図 |
美術館のあたり一帯はゴルフ場となっている |
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