2016年10月28日金曜日

中国の旅から帰って

 某文化交流学会で出かけた中国江南の旅。楽しい旅は無事終わった。5日間の予定が悪天候に左右されて6日間の旅となる。怖いモノの例えとして「地震、雷、火事、親父」がある。それにこの頃は台風…が加わった。旅の前日、鳥取地方が震源の地震発生。広島も震度4の地震だった。それ以降も地震は起きるとのメディアの予報。その夜にかかった電話は旅の集合時刻変更のお知らせ。集合が遅くなるのはいい。だがその後に起こるであろうことを誰が予測しただろうか。

 広島空港に8時半集合。待てど暮らせど飛行機が出る知らせは入らない。何と中国から到着するはずの飛行機はまだ中国から飛んでいないとのこと。情報不足のまま空港で待機する。その結果は大幅な遅れが発生。金券が配られ、「かなわ」でお昼をいただく。これも初めての経験。初めて尽くしはその後も続く。

 3時間以上も遅れて無事、上海到着。初日の夜の揚州での夕食は何と午後11時。雨による高速道路での事故を怖れて慎重な運転のお蔭で夜遅く無事ホテル到着。♪上海は今日も雨だった~♪ではないが、18日からお天気は良くないとのこと。帰国するまで天候に左右される旅となった。帰国当日、早めに上海浦東空港へ。だがその後に待っていたのは飛行取りやめ。とはいっても出国準備は済んでいる。

 情報不足のまま空港で待機する。先に椅子に腰かけていた若い女性が手にするのはスマホ。カープの日本シリーズの試合が気になる。てっきり日本人と思って声をかけると中国の人だった。話す日本語は流暢。ましてや今どき珍しいほどの清楚な女性。旅仲間と2人でその女性のスマホを借りてカープ情報を知る。1対1の同点だった。スマホの女性はどうして野球に日本人が興味を示すのかわからない様子。まずはCarpの説明から。幸い連れの人のショルダーバッグがカープのグッズだった。その説明から日本のプロ野球へと話題は尽きない。

 話している間も若い中国の女性からこぼれる笑み。日本と中国の関係は決していいとはいいがたい。しかし、一人一人と接すればとても良好な関係になる。その日に飛行機が飛ばないとの情報の中、話をしていると気持ちがほぐれる。楽しい時間を共有した。若い女性は31日まで広島へ出張するという。会社の数人と一緒らしい。

 再び中国への入国手続きを済ませてホテルに向かう。連日のハードスケジュール。睡眠不足は否めない。広島便に乗るはずだった各国の人たちは同じホテルへ向かう。ホテル到着時刻はいろいろな手順があって遅い時刻となる。翌日の飛行時刻も定かでない。ともかくいつでも起きれる体制で寝る。

 翌朝4時、モーニングコールで飛び起きる。ともあれ無事広島空港到着。何と何と広島は晴れ。太陽が燦々と輝く広島。改めて太陽のありがたさを感じる。

 上海空港で知り合ったスマホを手にする清々しい若い女性。名前の一字に「潔」がある。まさに名前通りの人だった。広島空港で荷物を受け取るとその人がやってくる。広島へのお土産を持参したのだろうか、中国特産の缶入りの茶葉を呉れるという。だが、こちらは何もしてあげられない。女性によるとこれほどまでによく接してくれた日本人は初めてだそうだ。これを聞いて涙が溢れそうになる。親子以上も歳の差がある若い女性。その人から広島空港到着後にこんな言葉を掛けられるとは…。そして中国の立派なお茶までいただくとは…。

 お天気が良ければ知り合える機会もなかったかもしれない。本当に何が幸いするかわからない。
頂いた缶入りの茶葉
お土産品売り場でみても高価な品
高くてお土産として買えなかった!

「S」は生産認可のマーク

 〇潔〇小姐、短時間の会話でしたが楽しい時間を過ごすことができました。またお土産までいただいて本当にありがとうございます。日本と中国の橋渡しをされるお仕事。素晴らしいことです。これからも健康に気を付けて頑張ってください。謝謝!

 11回目の中国の旅。中国の発展はすさまじい。その勢いを今回の旅で目の当たりにする。初めて出かけたのは30年前の1986年8月。まだ若かった。習い始めて4年目の中国語。それを試す旅だった。今回、〇潔〇小姐から聞いた日本語習得のお話。メディアなどで聞く日本語を聞いて紙に書く。中国語では聴写。初心に帰って再度、中国語を学ぼう。

 楽しかった旅のブログは後日アップする予定。昨夜から今朝にかけて12時間の睡眠。睡眠不足を補っていつもの生活に入ろう。今日も元気で!

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