農家飯＆キャンプ飯

　ここ近年の夏、家ではワンピースを着ている。ワンピースといっても仰々しいものではなく近所のスーパーで買った安い服。ただ1着だけは若いころに着ていたワンピースがある。大半は捨ててしまったが夏のワンピースは捨てずに持っていればよかったと思ったり。もう何十年もズボン生活。だが、夏だけはワンピースやスカートが楽。というか涼しい。

　コロナ禍で思うように外出できない。その穴埋めをテレビで、と思って百名山やキャンプ、そして旅番組などを見る。昨夜は梅沢と東野が農家を訪れてその地でで収穫した産物をいただく番組を見た。農家の特産は青梗菜。中華料理でおなじみの野菜だが家ではあまり青梗菜の料理をしない。たとえこれを使った料理をしてもメニューが限られる。そう思って見ていたら、この思いは大間違いだった。

　青梗菜を使った料理は沢山ある。訪れた農家は茨木県でここは農産物の産地らしく青梗菜のハウスだけでも1軒で30数棟もある。農家の人は青梗菜を生で食べるとも話していた。生の青梗菜を刻んでご飯に混ぜてお結びを作る。これは簡単そうだ。が、市販の青梗菜ではどうなんだろう。ただ、青梗菜を軽くゆでてトマトなど入れて卵とじやオムレツにする、これは簡単にできそうだ。

　家で本やパソコンと向き合っているとどうしても動きが鈍る。その合間にちょろちょろとやるのが料理。これは本当に気分転換になる。ひとり暮らしだと料理はせずに買って食べる、という人や配達してくれるお弁当を食べる人もいる。習っている教室などで3食作っていると話すと不思議がられる。自分で食べる料理を自分が作って食べるほど幸せなことはない。暇を持て余すと一度では食べきれないのに冷凍保存がきくカレーなどを作る。とはいっても簡単なものに限る。料理番組のような料理はつくれない。というか調味料の種類が多すぎて困る。

　一昨日の夜、いいテレビがないと思って何気なく見たのが車中泊の旅だった。お笑いのロバーツ馬場が一人運転してその車に泊まる旅。番組を見ている間は馬場という人が何者かを知らずにいた。どういっても旅の途中で立ち寄った名産を買ってオートキャンプ場で自炊するのは立派だ。料理はいわゆるキャンプ飯でなく本格的なものだ。魚市場に立ち寄って買った海産物でパエリアを作っていた。料理人がキャンプする番組と勘違いしているとお笑い芸人だった。ソロキャンプなどが流行っている。キャンプ飯を見るとどの人も簡単なようだが工夫をこらした料理を作る。料理番組の先生方よりも個人的にはキャンプ飯に軍配を上げたい。

　ということで農家飯やキャンプ飯から料理の知恵を学んでいる。今日も暑くなりそうだ。さてさて今日の我が家は何飯！？

　ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう！