NHKのBSで「巨樹 神様の木に会う 完全版」を見た。これは以前の放送を編集しなおして完全版としての放送だ。1回目は今年の元旦に放送されている。2時間の番組だったが、完全版になる前に分割して放送されている。放送分の3分の1くらいは以前に見ていた。
日本に古くから生える巨樹。2千年以上も生き続ける巨樹もある。放送の巨樹は短いもので800年、その大半は千年以上も生き続けている。ところが最後に放送された下関の川棚にある巨樹は樹木の周りを公園にしたために一度は死んでいる。というか芽が生えず枯れかけた状態だった。これは巨樹の根元をコンクリや土で覆ったため、根が酸素を吸収できなくなったためだとか。その個所を何か所か竹筒を入れて空気を入れやすくした。結果、通常とは違う形で芽が出始めた。この芽は確か潜伏芽(?)と言っていた。
巨樹に潜む生きる力が芽となって再び出たようだ。この光景は何も樹木だけでなくヒトにもあるかもしれない、と思えてきた。生きたい、と願う人々の命をよみがえらす芽かもしれない。これはテレビの表現を借りると「不死鳥のごとく甦る巨樹の人知を超えた生命力」とある。今、ネットでその巨樹を探すと「1000年の時を生き抜いてきたパワーがみなぎる、神秘の森。国指定天然記念物 川棚のクスの森」があった。
ほかにも「怖い伝説が生んだ日本一の紅葉の絶景」がある。岐阜県にある大紅葉は日本一と思えるほどだが、決してこれを見に来る人はいないそうだ。撮影中もだれ一人、見学者はいなかったという。大紅葉を見た人は必ず不幸になるらしい。近くに住む人もそう話していた。
放送された巨樹はいずれも見たことがない。木には神様が宿るとか。旅行などの行き先々で大きな木に出会うと思わず触りたくなる。まさにこの瞬間が神様と出会えた時かもしれない。
コロナ禍が収束して以前のように気軽に外へ出られる日が来るまではしばし辛抱の時。昨日は旅行社からメールで旅の情報が届いた。7月は暑すぎる。9月の終わりごろになれば近場へ、とも思ったり。昨日はまた、一日遅れの月命日のお墓参りをする。墓地に着くともう汗びっしょり。参っただけでもいいか、と納得しながらお墓の周りの草を抜く。塩をまくようにしたら大分草も少なくなった。暑さもこれからが本番。遊びに行く元気を出すためには暑い、と言っていてはいけない!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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