2018年8月31日金曜日

広島県日本画協会展&『孔子』付録

 8月も今日で終わる。暑さはいつになったらおさまるのだろう。昨日、幾分涼しくなった、と思って県立美術館で開催中の広島県日本画協会展に出かける。広島駅に着くと歩いて会場へ。ところが曇り空は涼しく見えても蒸し暑さは半端ではない。10分くらい歩く。美術館入口はジブリの世界で子供たちで賑わう。アニメの世界とは無縁なので地下の日本画展に向かう。県内の日本画の先生など60人が出品されている。今回の作品は50号以上なのだろうか、いずれも大きい絵ばかりだ。個人的に樹木に関心があり、探すと6人が樹木に関わる絵を描かれていた。

 絵を見終えると近県のギャラリー案内のパンフを探す。新見美術館「花と緑の日本画展」、徳島県立近代美術館「日下八光日本画展」を手にして、しばしパンフを眺める。どちらも遠い場所だ。その前に自宅最寄りJR駅で国東半島巡りの記事を見た。昨日だけでこの3か所に行きたくなる。これこそバス旅があればいいのに…。

 美術館を出ると福屋駅前店に入る。デパート内で遅めのお昼をいただく。その後、店内を見ていると帽子に目が行く。いつもの店員さんが近づいてくる。買ってしまった。家に着くころはにわか雨になる。その後の蒸し暑さは今年一番!蒸し暑さは今朝も続く。

 話は変わって昨日のブログにアップした『孔子』の冊子。井上靖が”負函”の街に佇む様子を冊子から抜粋しよう。

「一九八七年十一月の信陽の旅に於て、それまで私にとっては、幻の都邑以外の何ものでもなかった楚の”負函”の故地に、私は自分の足で立つことができた。この時の旅の収穫は大きかったし、旅の悦びも、また大きかった。…紀元前の、幻の”負函”なる歴史の街が、思いがけず、突然、私の眼の前に、その姿の全部を現してくれたのである」。(『孔子』付録 ”負函”の日没——「孔子」取材行——井上靖からの引用)

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

3 件のコメント:

  1. 初めまして、中国の学生です。失礼ですが、『孔子』付録 ”負函”の日没——「孔子」取材行という冊子に興味が深く、ネットで検査してみるとなかなか見つけませんでしたのでコメントで聞いてみたいです。もしよければ、メールで連絡していただけませんか。私のメールアドレスはniaomuqing@yahoo.comです。まことにありがとうございます。

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    1. ゑごころ様

      コメントありがとうございます。付録は単行本の『孔子』(井上靖 新潮社、平成二年)発行についていたものです。ネットの検索ではありません。これ以上はお答えできません。よろしくお願いいたします。


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    2. 返信してくれてありがとうございます。大変助かりました。簡単ですが、お礼まで。

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