2018年8月25日土曜日

「黄金のアデーレ 名画の帰還」を見る

 昨夜の民放BSシネマ「黄金のアデーレ 名画の帰還」を見る。番組の解説には次のようにある。「グスタフ・クリムトが描いた世界的名画『黄金のアデーレ』をめぐって実際に起こった裁判と『黄金のアデーレ」』に秘められた数奇な物語を、アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演で描いた。アメリカに住む82歳のマリア・アルトマンがオーストリア政府を相手に裁判を起こした。世界中を驚かせたその裁判は、クリムトが描いたマリアの叔母アデーレの肖像画『黄金のアデーレ』の返還要求だった。ナチス統治下のオーストリアで、ナチスによって奪われたその名画には、マリア自身と彼女を取り巻く人々のさまざまな記憶が詰まっていた。マリアとともに裁判を起こす駆け出し弁護士役にライアン・レイノルズ。ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズが脇を固める。監督は『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス」とある。

 ナチスの時代、ヒトラーは周辺諸国に住むユダヤ人から絵画や財産を没収した。これはNHKの映像の世紀で映し出される。その絵画などがボツボツ持ち主に返されているとテレビを見て知った。その様子を映画化したのが昨夜見た「黄金のアデーレ 名画の帰還」だった。それにしてもアメリカに住んでいても本来はオーストリア人。その人がオーストリア政府を敵に回して裁判を起こす。勝利したもののその胸中は穏やかではない。裁判の勝利者マリアはオーストリア政府から絵画を取り戻し、晩年は巨額の富を手にする。その後のマリアのことはナレーションで話される。映画の中でアメリカで裁判することはアメリカと日本が戦うようなことだという他の弁護士の件がある。それくらいこの裁判は物議をかもしたようだ。

 話は変わって今更何を、と言われそうだけど今回の豪雨災害の呉線と山陽線の運行不通の件。呉線でいえば海田市→矢野→坂→小屋浦→吉浦→天応→呉駅と沿線に軒並み被害が起きている。山陽線では海田市→中野→東中野→瀬野→八本松→西条→…も同じこと。これに両線を挟む山沿いの熊野町がある。これではJRが簡単には全線開通とはならないはず。貨物列車はもう少しすると山陰線を迂回して運行するとか。これはかなりの遠距離運行。大変だ!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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