絵にしようとする無花果の巨木の写真 |
嫌々ながらも続けるうちに1枚の絵が完成すると嬉しいもの。満更でもない、と下手な絵でも自分で絵が描けたことだけで自己満足。つぎに新たなことが出来るとまたそこで感動してしまう。時に教室内で思わず感動の声が出る。人から見れば何とこっけいなことだろう。それでも何とか絵を習い続ける。ところが、時に自己嫌悪に陥る。前回がまさにそうだった。一昨日、「明日は日本画教室…」と思って図書館で重い腰を上げて絵に関する本を借りる。『画家たちの旅』でサブタイトルは「スケッチノート」。
平松礼二、松尾敏男、田渕俊夫などの大先生のスケッチとその旅行のエッセイを読むとマンネリ感が気合に変わる。前回、無花果の大木のスケッチをやめてF6のパネルに他の本画を製作すると先生に話した。昨日、本を読んだことが功を奏したのかもう一度初めから無花果の巨木のスケッチをする旨、先生に告げる。
絵を習い始めて4年余り。フルートは習い始めてから27年目に突入。音楽は元から好きだった。それでも途中、予期せぬことで中断を余儀なくされる。うち9年間は習ったり休んだりして続けた。好きであっても人は時にマンネリに陥る。だからといって習うのを辞めようと思ったことはない。これも好きが底辺にあるからだろう。
どうであれ、やり始めたからには習い続けたい。それでもこれはダメだ、と思うモノ・コト・ヒトに対しては諦めが早い。だが、何とか自分でどうにかなりそうと思ったら長く続く。その点では今習っているフルートと日本画は続くだろう。
絵の帰り道、教室の人から会社をリストラされた話をすると「何か悪いことをして辞めた?」と聞かれる。「リストラ」と平気で人に話していたけどこのキーワードをこんなふうに思う人がいる、と知って驚く。今日から「リストラ」と言わず、「早期リタイア」に改めよう。とはいっても何も悪いことをして辞めたわけではない。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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