連日の27,8度の最低気温が昨日から22度に下がってきた。暑くてエアコンをつけて寝るよりも、涼しくなって自然のままで寝る方が寝ざめもいい。とはいっても日中は相変わらず33度の日々。昨日は久しぶりに外出、といった感じで日本画教室へ出かける。また昨日から山陽本線が瀬野駅まで運行されて、JRに乗るのも何となく嬉しくなる。災害発生前まではJR運行時の車両はほぼ3,4両だった。ところ災害発生後は6~8両編成の車両になった。これも運行本数が少ないため一度に運べる人数を増やす目的で車両を連結するのだろう。連結車両が多いと座ることもできる。しかし、これも本来の運行になればまた3,4両編成に戻るに違いない。ともあれ、まだまだJRの運行は一部区間の運行で本来の姿ではない。
さて日本画教室。大きな無花果の木を描いている。この冬、オーストラリアで見た巨木の無花果。初めて見る無花果の林立だった。これは絵になる、と思って写真を撮る。本来であればスケッチは現地でするのが望ましい。しかし、もともと絵は得意ではない。ましてや海外に出てまでスケッチする気もさらさらない。こうなると頼るは写真。この写真をA3大にコピーして、それを見てスケッチする。前回までこれを下絵として水彩で一部色付けした。この色付けも本画にする時、楽にできるように色付けする必要がある。しかし、水彩画を小学校でやったのかどうかさえ覚えていない。とはいっても図工の先生がおられたのを覚えているので学校で絵を習っているはず。そう思って色付けする。だが、巧くできない。3時間の日本画教室。半分経過した辺りでティータイム。これを言うのはいつも私。自販機で皆の珈琲など買いに行く。ティータイム後はまた色付けを開始。途中、2歳の行方不明だった子供の話題になる。なんと、教室の一人は救出されたことをご存じない。これを聞いて知らずにいた人がこの時、教室の人から聞いて驚いた、そのことに皆驚いてしまった。
教室に行く前に最寄りJR駅で列車を待っていると小さい男児が親とホームに立っている。思わず、何歳かを親に問うと2歳5か月とのこと。行方不明だった子はこれよりも5か月も小さい。ホームで見た子の歩く姿は足元もおぼつかない様子。それよりも小さい子であればもっとおぼつかないだろう。改めて見つかった子の生命力の強さを感じる。それにしてもこの話題は人々の気持ちをやわらげてくれた。それも「スーパーボランティア」とたたえられている尾畠春夫さんのお蔭。メディアはこの人の話題を取り上げる。テレビを見ていて話す言葉に説得力がある。どんな偉い人の言葉よりも活きた経験があるこの人の言葉は更に人々を感銘させる。
日本画に話を戻そう。途中、教室のドアが開く。入口に座っているので立って行って訪問者に何の用かを問うと見学のようだった。それも男性。眼が悪いのでその人の格好まで見ていない。あとでどうも今どきというか変わった人のようだったらしい。
昨日は他にも本画用に仕上げる木製パネルに鳥の子紙を貼る。いつもは市販のものを使用している。次回の教室ではこのパネルに地塗りして徐々に本画に向けて作業をする。さて、地塗り。先生に相談すると黄土系がいいのでは、とのこと。家にある堀文子と高島野十郎の2冊の画集を参考にして地塗りの色を探す。それにしても無花果の巨木、だんだんと絵になっていく。さてさてどんな絵になるのやら…。
ともあれ今日も元気に楽しく過ごしましょう!
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