★インドのラダック地方。チベット仏教で「高僧の生まれ変わり」とされる少年が、世話役の老人と故郷を目指す旅へ。2017年のバンフ山岳映画祭で最優秀賞に輝いた映像美!
パドマ・アンドゥは「リンポチェ=輪廻転生の高僧」とされる存在。しかし、中国のチベット政策のために、ラダック地方と“本家”との接触は限られ、パドマも“特別な才能”を失っていく…世話役のウルギャンの勧めで、少年は「本来あるべき自分になるために」雪降るチベットを目指してインドを横断する旅に出る。長く険しい道のりの末に、たどりついたチベット仏教寺院。そこで2人が見つけたものとは─
これは「2017年のバンフ山岳映画祭で最優秀賞に輝いた映像美!」とあるように、まるでドキュメンタリーでなく映画を見ているようだった。番組初めの2分ほど見るのが遅れた。今ネットで検索するとこの動画がアップされている。あとで見よう。
映像は何処を見ても絵になる。リンポチェの少年のあどけない顔をみていると今,置かれているチベットの状況が悔やまれる。リンポチェを立派な僧侶にするため、老人は極寒の雪道をチベット国境まで目指す。老人とリンポチは時にふざけあったり、時に別れの涙を流したりする場面を見るとチベット問題は何とかならないのかと思えてくる。まだあどけないリンポチェ。彼が15年後に立派な僧侶になって面倒を見てくれた老人に会いに行く姿を見てみたい。その頃にはチベット問題が解決しているといいけど……。
昨日は朝から忙しく動き回る。午前中は年に一度のフルートのメンテナンスの日。点検を終えると前日から予定した広島市立大学へ急ぐ。はじめていく場所なのでネットでバスの時刻を調べる。バスセンターからだと12分で高速バスで到着。下車後、大学が目の前に見えてもさてどちらへ……。同じバスを下車した学生に野田弘志展を問うと近くまでついてきてくれた。今度4年生になる油絵を学ぶ女性だった。今は、就活らしく、静岡県から出てきて広島で学んでいるという。画家になる?と問うとなるようだった。それもどこかに属してやるようだ。
市立大学は県内の大学としては割と新しい大学で出かけるチャンスがなかった。だが、広島の中心から12分で到着、とは交通の便がいいところに建っている。また、芸術やIT関係が強みの大学で日本画の院展入選者もこの大学の卒業生が多くいる。校内に入るとレンガ色とベージュの色彩を帯びた建物が並んで建つ。これは誰のデザイン?と思えるほど落ち着きある雰囲気を醸し出す。今は春休みだろうか、学生の姿はほとんど見えない。
5階の芸術資料館に入ると物々しい雰囲気の中、野田弘志の個展会場がある。天皇皇后両陛下の肖像画を描いた画家の絵は写実画。絵画と共に野田のインタヴューの映像が流れる。しばし、このビデオを見る。貸し切り状態の落ち着いた会場で絵を見る。これも至福のひととき。大学という場所が好き。もう何度でも学生をやってみたい。昨日の女子学生と話しているとさらにその思いが強くなる。
広島市立大学 |
広島市立大学入口 真ん中の建物5階に芸術資料館がある |
絵を堪能した後はJR横川駅までバスに乗車。ここまでも10数分と近い。横川で下車後、いつも日本画が終わると皆で行くカフェで一休み。caféを出ると予約している美容院でカット。一日はあっという間に過ぎた。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
ブログ投稿後、野田弘志展でもらったパンフを見ると広島市立大学創立25周年記念、「平成から未来へ野田弘志リアリズムの軌跡展」とあった。
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