2019年3月13日水曜日

「独裁者の妻たち:デヴィ夫人」を見る

 昨夜はNHKのBS世界のドキュメンタリーを見る。タイトルは「独裁者の妻たち:デヴィ夫人」。その前にデヴィのブログを見るとテレビ出演欄にこの掲載がない。番組は2017年にフランスで製作されている。

 番組HPを見ると「世界に悪名をとどろかせた独裁者たちの妻-デヴィ夫人のほか、ジンバブエのムガベ大統領夫人や、ソ連の“初代ファーストレディー”でレーニンの妻ナデジダ・クルプスカヤなど、“猛烈な女傑”たちに光を当てる1本。赤坂のホステスから華麗なる転身をしたデヴィ夫人は、『夫による弾圧や虐殺はない。“上からの民主主義”だったの』と持論を展開。ヌードの出版や傷害事件での服役などの醜聞についても、堂々と英語で舞台裏を語る」とある。

 テレビに映るデヴィの顔に笑顔はない。かなり辛辣なインタヴューにデヴィは返答する。指を見て結婚指輪?と問われるとそうだとの返事。大きなダイヤモンドの指輪だ。だが、インドネシアで産出されるダイヤモンドは工業用のダイヤモンドだという。またスカルノの独裁政権で多数の人民が殺害されたか、と問うと「大統領はハエ一匹殺しません」とも返答する。インタヴューの始まる前のナレーションではインドネシアにデヴィが渡った後、母親が亡くなったという。なんとその翌日に弟も自殺していた。スカルノとの結婚も3年間は秘密にされ、その後、公になる。また驚くべきことは日本の週刊誌を賑わした欧州でのお金持ちとの結婚云々も昨夜の放送では二重スパイの男で世界に指名手配されて破談となる。ヌードの本の出版ではインドネシアはイスラム教の国で肌の露出は厳禁。そのためインドネシアでは顰蹙を買っていた。さらにアメリカでのシャンパン・グラスを投げつけた傷害事件の質問をされる。その時、100日ほど警察の厄介になった。デヴィに言わせるとこれもいい経験だったとか。何を問われても自分なりの解釈で返答していた。最後には日本でテレビに出ているとも話す。

 個人的にそれほど嫌な感じを受けないデヴィ夫人。テレビを見ていて貧しさから這い上がった人の逞しさを感じる。生きていくためには手段を択ばないのだろうか。ナレーションでもやりたい放題に生きた女性と話したように聞こえた。ただ、番組の最後で独裁者の妻を取り上げたなかでもレーニン夫人だけは他の夫人たちと違って「闘争心と全体主義」の人だったそうだ。

 放送が午後11時からだった。いつもは寝る時間なのに興味津々で見てしまった

 昨日はフルートのレッスン日。さらっていたチャイコフスキーの🎵ロマンス🎵を仕上げて次はフォーレの🎵無言歌♪をさらう。フルート演奏の動画が少ないが、これをアップしよう。


 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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