2022年4月28日木曜日

「南蛮のみち」

 昨夜のBSで司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズの「南蛮のみち」が放送された。ここでの南蛮はスペインのバスク地方をいう。バスク地方はフランスとスペインの国境を挟んで位置している。テレビで見た国境は10m幅くらいの短い橋の辺りがそうだった。この地方ではバスク人がバスク語を話す。一時はバスク国という独立した国があった。が、その時は廃れゆくバスク語の復活を目指して子供たちにバスク語を教えていた。
 
 スペインへは今から10年半前に出かけている。その時の同行者にスペイン人の神父様がいらっしゃった。キリスト教に疎いものにとっては旅行中の何もかもが驚きとともに新鮮だった。楽しかったスペイン旅行を思い出しながら放送を見る。

 番組HPによると「原作・司馬遼太郎。壮大な紀行文学を映像化!日本にキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザヴィエル。彼の故郷バスク地方へ。『南蛮』とは一体何かを感じる旅が始まる」とあり、その詳細として昭和から平成へ。亡くなるまで25年にわたって司馬遼太郎が書き続けた『街道をゆく』。日本に西洋の文化、宗教等を伝えた南蛮人。代表的人物ザヴィエルはバスク人だった▽パリからフランスとスペイン国境地域・バスクへ▽独特なスポーツと伝統の丸太割り競争!▽『日本人』になったカンドウ神父の生家で▽ザヴィエル城を守る修道士▽緑の大地に見た人々の営みと変わりゆく現実▽1998年放送の番組が鮮やかな映像でよみがえる」ともある。

 昨日、図書館で『街道をゆく』(二十二)の「南蛮のみち」(1)を借りる。「南蛮のみち」は(Ⅱ)もあるがバスクは(1)に収めてある。読み終えたら(Ⅱ)も借りて読もう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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