2022年4月8日金曜日

「沙也可」

 NHK・BSで見た「湖西のみち・韓(から)のくに紀行」は1997年制作の番組のようだ。番組紹介をみると「原作・司馬遼太郎。壮大な紀行文学を映像化!近江と韓国に作家の足跡を追う。日本人とは何者か?日本とはどういう国なのか?国家、文明、民族とは何か?思索の旅が始まる」とある。

 この中で秀吉の時代、加藤清正が連れて行った多くの日本人のなかに「沙也可」がいた。その子孫は韓国に帰化し、沙也可の一族として生活している。その逆で韓国から日本に連れてこられた渡来人も日本に多数いる。年に一度、その一族は集まる。この一族の名をメモせずにテレビを見た。沙也可は覚えていた。が、一族は〇〇族のような気がするがあやしい。

 地元の図書館で今回の放送に関する司馬遼太郎の『街道をゆく』の(一)と(二)を借りた。地元の図書館に『街道をゆく』がそろっているとは知らず、ネットで予約していた。が、『街道をゆく』の全シリーズは地元図書館にあった。

 分厚い単行本を借りて「沙也可」を探しながら読み始める。かなりの時間読んでいると沙也可のくだりの掲載があった。だが、渡来人の一族はまだ見つけていない。

 『夏草の賦(下)』を読んでいる。もう少しで読み終わる。その後の司馬作品は当分、『街道をゆく』になりそうだ。来週のBSでは「モンゴル紀行」の放送がある。1997年、当時はまだ司馬作品にハマっておらず、今になって必死にテレビを見たり本を読んだりする始末。

 何十か国と外国に出かけていても近くの国「韓国」へはまだ行っていない。『韓(から)の国紀行』を読んで韓国へ行こう、となった。だが、今はコロナ禍でどこへも行かれない。と、ぼやきながらも出かけたい国、韓国が見つかった。再度放送される「街道をゆく」シリーズは閉塞感ある今の私のささやかな楽しみとなった。それと同じく何十巻とある『街道をゆく』シリーズをすべて読み終えるチャンスと思うと嬉しくもある。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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