2017年11月29日水曜日

「ノクターンOp.9No.2」

 

 ヴィラ・ロボスの「ブラジル風バッハ」を仕上げて次からはショパンの「ノクターンOp.9No.2」をさらう予定。この曲は聞きなれた曲。しかし、いざ吹こうとすると結構大変。何が大変かといえば指使いはもちろんのこと、32分音符の5連符が連なる。はじめは速度を落として練習しても、これを8分の12拍子に合わせなくてはいけない。これまでの曲とは違ってかなり練習のしがいがありそうだ。これを終えると先日来から気に入っているチャイコフスキーの「感傷的なワルツ」をさらう予定。最近、他にも動画を見て気に入ったフォーレの「パヴァーヌ」について先生に尋ねると楽譜を出してくださる。しかし、楽譜はソロでなくアンサンブル用だった。ソロに手直しをお願いしてさらう予定。

 フルートのレッスンを終えると福屋で開催中の平松礼二の個展に行く。絵を見ていると販売済みの赤い印がついている。どういっても日本画の第一人者の絵だ。その価格はなんと1千万円を超える金額。販売済みは2百万から4百万円の価格帯だった。それにしても誰が高価な絵を購入するのか、いつも不思議に思って絵を見る。平松が日曜美術館に出た際の映像もある。これもゆっくりと見る。ビデオ鑑賞後に再度絵を見ていると係りに声をかけられる。東京から絵と共に来ている人だ。絵の説明でなく、素晴らしさを話される。先日の日曜日に平松ご本人が来広されての講演会があった。聞きたかったけど他の用があり聞けなかった。沢山の来場者だったそうだ。

 どういっても「モネへのオマージュ 睡蓮の池」の絵がいい。この絵の地塗りの青の色。これはどう表現していいのかわからないほどいい。いつか自分の本画にする際、この色を真似て地塗りしよう。多分、同じ色は出ないだろうけど…。

 青、といえばその後に出かけた県立美術館で見た元陽展。この中の1枚の「海鳴り」の絵。一番気に入る。この絵の上あたりに海が描いてある。その海の青がいい。

 この会の公募で作品を出品されている知り合いと話す。何と、今年初めて水彩画を習われて奨励賞を受賞されている。絵の大きさは20号。いきなり描いた絵が20号、それが公募で受賞。素晴らしいの一言。

 「海鳴り」がいいと話していると他の人も加わってその海の青がいいと話される。同じ思いだった。話した人は大作を描かれている。絵の説明を聞くと、絵の隅に一か所必ず自分を表現するそうだ。例えば、明るい葉っぱを描くとする。その葉っぱのうちのどこか隅に枯れかけた、さびれた絵を描かれるという。寂れた箇所こそがご自身だそうだ。これを聞いてなるほど、と感心する。そして絵にサインを書く時も一工夫されていた。

 この方は名前に特徴がある。どんな人かは知らずにいたが名前をお聞きして知っている人だとわかる。

 ともあれ、昨日はフルートに始まって福屋の個展、そして八丁堀で遅いランチ。その後に県立美術館へ行き、終了までそこに居座る。今朝は草臥れたのか遅い起床でゴミ出しに間に合わなかった。ましてや今朝は雨。行動も鈍くなる。今日一日はゆっくり三昧。それにしてもよく動く。昨夜の携帯万歩計は9338歩だった。

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