広島県立美術館で開催中のブータン展に出かける。手元のチラシには「見るだけでしあわせになれるかも」とあり、「しあわせに生きるためのヒント」とも書いてある。この展覧会は日本・ブータン外交関係樹立30周年の記念事業だそうだ。
ブータンに出かけたのは広島アジア大会の前年である1993年。今から24年前になる。外交関係樹立が30年前ということはそれから6年後に出かけている。当時はブータンに観光できる人数も年間数千人と制限があった。今はどうだろう。ともあれ、ブータンに関心を持ち、ブータン語(ゾンカ語)を習っていた3人で展覧会に行く。なぜブータンに関心を持ったのかといえば我が町が広島アジア大会でブータンを応援したことによる。
21年ぶりに再会した一人に今更ながらなぜブータンを…と聞く。すると広島アジア大会でブータンのテコンドー選手と意気投合し、1年後にブータンでその人と再会したそうだ。当時はまだネットのない時代。手紙で連絡し合ったという。ともあれ、これは微笑ましいお話。もう一人はブータンに一緒に行った人でその後も九塞溝に出かけた。それ以来5年半ぶりに会う。3人ともブータンつながりで何の違和感もなく楽しく過ごす。
2人はブータンの衣装である「キラ」や「ゴ」をお土産に買って帰ったという。もっぱら敷物を買ったものとは大違い。美術館を出ると近くのレストランでランチ。次回の話題も出る。お昼をいただいた後は隣接する縮景園のお茶会に出席。もらったチケットをみると「もみじ茶会立札席会」とある。昨日はお天気にも恵まれて園内は人であふれている。芝生広場での茶会は着物姿も多く見かける。久しぶりの茶会。説明を聞きながらお茶をいただく。チケット、ありがとう。
展覧会会場で展示されていた「しあわせに生きるためのヒント」からここに抜粋しよう。
※常に自分のこころを見なさい。そして、こころが乱れていたら、こころをコントロールするのです。それが幸せに生きるコツです。
※幸せになるコツは、今の自分に満足することです。
※あなたがいいこころを持っているなら、将来の心配はいりません。みんなが助けてくれるでしょう。
※教員の仕事は生徒に生き方を教えることなのです。
帰宅途中、わが家の前で近所の人に出会う。「元気でやっている?」と声をかけられて立ち話をする。年に数回も会わない人だけど昨日は意外な話が聞けた。「どこかへ出かけている?」と聞かれてポーランドの話をする。何と、その人のお父さんの弟さんはポーランドとブルガリアの外交官だったという。広島のとある市で育ち、山を3つ売って東京外大に入学。ロシア語を学ばれている。興味深いお話なのでその人のおじさんの名前を教えてもらう。後でネットで調べるとある、ある。もうびっくり。何でもヒトの話は興味を持って聞くものだと改めて思った。もしも、ああ、と軽く聞き流していたら話はそこで終わってしまう。
ソ連兵につかまって10年の捕虜生活であっても、ロシア語ができたために割と優遇されていたらしい。その後日本に帰国されて亡くなられたそうだ。その人に旧姓を問うとその外交官と同じだった。親の兄弟だから当たり前だけど、珍しい姓だ。
それにしてもネット社会。かなり古いお話でも誰かがネットにアップしている。他にもブータン語で知り合った人の娘さんの名前を探すとこれもすぐにわかった。
ともあれ、昨日はいろんなことがあった一日。楽しく過ごす。それにしても今月は普段はない行事が多い。この後もまだ行事がある。その合間にコンサート情報を目にする。来年のことだけどチケット、早めに買う!?
メモとして http://www.saturn.dti.ne.jp/~ohori/sub33.htm
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