2022年6月22日水曜日

筆の里工房へ

  シトシトと降る雨の中、「光を描く旅人―野村重存の楽しいスケッチ画展」を見に行く。場所は熊野にある筆の里工房である。展覧会の会期もあとわずかとなり雨の日を狙って絵を見る。行く前に交通の便が悪いためバスの時刻など調べる。バスは1時間に1本しかない。JRで途中まで行ってバスに乗り換えれば便数はある。が、乗り換えも面倒なので早めに家を出る。バス停でバスを待つも雨も重なって渋滞だ。

 バスは予定時刻よりもかなり遅れて筆の里工房に着いた。タクシー乗り場に行くと事務所は200m先、とある。(どうしよう)、と考えていると道の向かい側にタクシーが見える。手をあげると乗せてくれた。目的地まで数分で到着。料金820円。工房に入ると雨にもかかわらず絵を見に来ている人が多い。野村重存のテレビを見たことはないが人気作家のようだ。

 展示作品は水彩画や鉛筆画が多い。どれもリアルに描かれている。展示コーナーの隅では絵を描いている画家のビデオが流れる。茅葺屋根の風景画や雲、さらに雲間から射す太陽を描く様子などのビデオだ。鉛筆画のコーナーでは白黒だけの濃淡で見事に花などが描いてある。バックの黒は?と疑問に思いつつ絵を見た。週末の日本画教室でこの黒は如何にするのか先生に聞いてみよう。

 展覧会を見た後は他の展示室も見て歩く。以前来た時と基本的にはあまり変化していない。街中から奥まった地にある美術館なのにいつ来ても新鮮なしゃれた感じがするのはなぜ?手入れが行き届いているのだろう。絵を堪能した後は工房内のレストランに入る。ずいぶん前に一度だけこのレストランに入ったことがある。が、いつも混んでいた。今回は混んでいなかった。ミックスグリル焼きセット(1520円)をいただく。

 帰りのバスの時刻が気になる。が、工房裏の池(?)付近を歩く。ここも以前来た時と同じく変わっていない。帰りはタクシーに乗らず小雨の中を歩く。バス停まではずんずん坂道を下りてゆく。ただ車がスピードを出すので隅を注意して歩く。30分でバス停に到着した。予定通りのスケジュールで帰りのバスに間に合う。

 この数日、出歩く日が続いている。出歩く癖が出てくるとまたどこかへ行きたくなる。テレビによると福山の明王院で沙羅双樹の花が咲いているとのこと。6,7年前に一度沙羅の花を見に出かけたことがある。その時は「おとなび」を利用した。1週間前に予約する「おとなび」はこれを利用するころには沙羅双樹の花も枯れている。見に行くのはあきらめよう。

 暇つぶしに近場で見られる花暦をつくる!?雨は止んだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿