1年ぶりに某会の総会に出席した。出席者は昨年の倍近くだ。例年ならば総会ともなると次に行く海外旅行の話になる。ところが2020年1月にミャンマーに出かけて以降、コロナ禍により海外の話は当然ない。せめて国内の旅でも、と願うがそれも今の状況では無理がある。ただ総会で久々にお元気な皆さんと会って束の間の楽しい時間を過ごした。
会長と副会長の講話の後、議案の決議で会は終わる。コロナ禍がなければ総会後に懇親会があり、皆さんとゆっくりお話もできる。が、懇親会はなく久しぶりに会った皆さんと総会前や総会後にあわただしく立ち話となる。
総会前に会長は「旅に出かけた?」と聞かれる。が、旅という言葉を忘れたかのように出かけていない。以前、個人的な旅で知り合ったお坊さんたちを覚えておられて、その人たちとの旅を聞かれる。皆さん、体を壊されて旅どころではない、と返答する。
会の人でブログをされている人がいる。その人から吉野の桜情報を見せていただき、また数年前に会から出かけたマレーシアの旅に関するブログのコピーをいただく。この中に「シンガポールの商店街の一角に『インドネシアのトイレットペーパー不買運動』の張り紙が剥がされないまま残っていたのは印象的でした。日本のこれら産物の輸入状況は如何でしょうか……」と書かれている。一緒に旅に参加していても張り紙すら気づかずにいた。
さらに「インドネシアはアブラ椰子とバブル用のアカシア、そしてあるいはユーカリ用のプランテーションを造成するために、森林を破壊するのですが、有用材はともかく、たいていは焼却してしまうのです。それに、スマトラ島では泥炭層が多いのでそれに火が移り消火困難になり、周囲の森林がさらに類焼するそうです(業者はむしろそれを期待するかの如くです)。ぼくらはマレー半島を縦断してシンガポールへ行ったのですが、東端のジョホールまでの高速道の沿線には、放棄されたゴム園が多くあり、しかもそれらはたいていアブラ椰子園に入れ替わっているようでした」とあり、先の「トイレットペーパー……」へと文が続く。
会で出かけたマレーシアの旅より20年くらい前に個人的にマレーシアへ出かけている。その際、観光としてゴムが生えているゴム園に出かけてその取り方を見せてもらった。が、この会から出かけた旅ではゴムの収穫の仕方は観光に入っておらず、おかしい?と感じていた。いただいた文を見て妙に納得してしまう。この方の奥様はギターをヤマハで習っていると話される。ギターは50年前に購入済みとか。50年前といえばヤマハでエレクトーンを習っていた。それにしても50年の歳月が早すぎる。
総会後の立ち話で今回もまた梅干をいただいた。いつも手作りの梅干しなどをいただくばかりで申し訳ない。三越まで歩いた人は現役時代はスポーツ選手だったらしく、元気がいい。「食事はつくっている?」と聞かれた。自分で作っていると話すと「食事をつくらなくなったら人生はおしまいよ!」とはっぱをかけられる。相変わらず威勢がいい。旅行に行かれないから「お金がたまってしようがない!?」とも聞かれてあわてて「そうです」とあいまいな返事をしてしまった。
コロナが落ち着けば忘年会を、との話も出て総会は終わる。この会では年に数回くらい懇親会などで皆さんと会っていた。それがなくなり総会だけとなった。自分も含めて年々会の人たちも歳を取ってゆく。「コロナよ、お前は?」と思ってしまう。人生の、それも皆で遊ぶ時間がコロナで少なくなる気がする。コロナと同じくそれが怖い!それにしても皆、いい人たちだ!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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