話は変わって昨日は「生誕100年堀文子展旅人の記録」を見に行く。場所は広島県の三次(みよし)市にある奥田元宋美術館。3年前に兵庫県の美術館で堀文子展を見た。この時のタイトルは「一所不在・旅」。広島からバスで2時間足らずで行ける、とあって日本画の先生と出かける。日に1便は美術館までの直行便がある。これに乗るためバスセンターで入場券や各種割引券が付いた乗車券を購入。
美術館に着くと先生の日本画仲間と合流する。この人からよもぎ餅をいただく。道の駅で購入されたらしく、私までお土産をいただいて申し訳ない。またこの美術館でボランティアをされてるらしく、館内に詳しい。さらに茶道もされてるようで館内にある茶室でお抹茶をいただく。この美術館へは何度か来館していても茶室があることさえ知らなかった。展覧会の後、車で送ってもらってカフェに向かう。この時、お茶室の代金を払ってないことに気付く。初めて会った人に良くしていただき感謝。このまま去るのは申し訳なくカフェ代金を代わりに支払う。
さて堀文子展。旦那さんが亡くなるとメキシコや欧米の旅を2年半つづけ、また80歳くらいで病気になると思うようにならない体を嘆くのでなく、顕微鏡で見る生物を絵に描く。この発想がすごい。自分に残された体の機能を最大限生かして生きている。「自然への畏敬や生命の不思議に対する感動を持ち続け、独自の感性と表現によって多彩な作品を生み出す堀文子」とパンフに書いてある。さらに「『群れない』『慣れない』『頼らない』を信条とする画家のとどまることなき創作の軌跡を、初期から最新作までの100点で辿り、その芸術と、多くの人を魅了する人間像に迫ります」とも書いてある。
絵を見る前に館内のレストランで食事をする。落ち着いた雰囲気の中でいただくランチは美味。昨日はロビーコンサートがあった。これには参加せず堀文子展の後は奥田元宋の常設展を見る。赤を基調にした大作。その後に「待月庵」でお抹茶をいただく。
「先ず本年無事目出度千秋楽」と書かれているそうだ |
落ち着いた雰囲気のお茶室でお抹茶をいただく |
お菓子 |
掛け軸と茶花(キササゲとハツアラシ) |
お点前用 |
侘助 |
お茶室に活けられた花 |
堀文子 「幻の花ブルーポピー」 ネットより引用 |
小雨が降り続きお茶室の外観の写真は展示品より引用
広島市内の公共美術館では生きている人の美術館主催の展覧会は開催されない。その点、この県北の美術館は先月も木梨憲武の展覧会が開催されている。そして堀文子も健在だ。どの絵を見ても素晴らしい。中でもブルーポピーの絵。この青がいい!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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