2018年12月2日日曜日

落胆の日本画教室

 2013年1月にアップした『堀文子の言葉 ひとりで生きる』。年が明けると6年前になる。 5年前の10月から日本画を習いだした。ということは日本画よりも前に堀文子に関心を抱いていた!?昨日、日本画教室へ行く前に図書館で予約確保の堀文子著『99歳、ひとりを生きる。ケタ外れの好奇心で』(三笠書房、2018年第2刷)を借りる。

 教室ではバックを塗った木製パネルにカボスの絵を描く。まずはトレーシングぺーパにトレースした絵をパネルに転写。それに色付けをする。色付けをする度、絵の素養がないと思い知らされる。色を塗りながら思い通りにならない絵を見て久々に気が落ち込む。思わずこのバックをもう一度塗り直す、とまで先生に言ってしまった。

 教室が終わると先生たちと数人でカフェタイム。ここでも思うように描けない絵のことが頭をかすめる。ほんまに久しぶりに味わう嫌な感情。家に帰ると夕飯を済ませて昨日届いた旅の日程表など眺める。まずは広島空港の集合時刻に間に合うJRとバスの便を確認する。時間にゆとりを持って……。今回の旅は添乗員が同行せず、現地係員による旅だ。そのため、広島から出かける前の安心コールはない。ということで現地に着くまで気を抜けない。

 海外の旅を始めた32年前の2回目の旅からいきなり添乗員がいない旅だった。今思えばそれが何なのかも意識せず旅に参加した。それは自分にとってはいい経験で、ある面自信となった。しかし、今回は32年ぶりで現地集合となる。とはいってもこの頃は添乗員付きでもEチケットを受け取ると後はすべて自分でするし、現地の空港に着いた時点で添乗員と再会となるコトが多い。そのため現地集合で添乗員なし、とそれほど変わりはない。と言いながらもちょっと気を引き締める。

 昨夜は持っていくものを確認する。かなり没頭していたのか気づけば2時間が経過。お風呂に入って気分をかえて、その後は眠るまで借りてきた堀文子の本を読む。薄い本で、しかも文字数も少ない。すぐに読める。とはいってもその中身は濃い。いろんな著名人の長く生きた人のエッセイを読んでいる。昨夜のこの本は以前読んだ『堀文子の言葉 ひとりで生きる』 の内容とほぼ同じ。それでも気落ちしていた身にはかなり読みごたえがある。

 折よく、今月の中旬から1か月間、県北の美術館で堀文子展が開催される。2,3年前、兵庫県の美術館へ堀文子展を見に出かけた。それと被るかどうか知らない。いずれにしても堀文子展を見に行く!今年、堀文子は御年100歳になられる。本のどの頁を読んでも元気が湧いてくる。堀文子を見倣って……。この本に関しては後日ブログにアップしよう。すべてが素晴らしい文だ!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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