2018年11月1日木曜日

美術館巡り!?

 下蒲刈島にある蘭島閣美術館。公共交通機関で行くには不便な場所にある。自宅最寄りJR駅から呉線に乗って広駅で下車。そこから1時間に1便しかないバスに乗り換えて30分くらい進むと下蒲刈の三ノ瀬に着く。陽気に誘われて出かけた蘭島閣美術館。2階の展示室で見覚えのある人を見かける。声をかけると知っている人だ。どこへ出かけてもヒトによく出会う。「1人で来たの?」と聞かれて「そう!」と告げても信じてもらえない。1人に驚かれたようだ。思わず発した言葉が「恵まれない人に愛の手を!」。これが受けて「これから熊野の筆の里工房へ行くけどどう?」と誘われる。そばには優しそうな旦那さんがいらっしゃる。美術館の作品の半分も見終えていない。待っていてくださるとのことで絵を見た後は共に行動する。

 この美術館へはずいぶん前に一度公共機関で出かけたことがある。それ以来、何度か美学の講座の先生の車で連れて行ってもらった。今回久しぶりに1人で出かける。呉線に乗って広駅で下車後、バス乗り場を探す。平日の朝、それも前日にこの付近で殺人事件が発生して未解決のままだ。そのためか人がいない。駅前の掃除のおじさんに乗り場を聞くがバスは25分後にしかやって来ない。トイレに行こうとまたもおじさんに声をかけて教えてもらう。親切な人だった。

 下蒲刈島の三ノ瀬で下車。さてどちらへ、と思う間もなく工事の人に美術館の場所を聞く。途中、「じゃこ天」が目につく。つられてお店に入り、揚げたてのじゃこ天と珈琲を飲んでしばし休憩。後でこのお店は以前の場所から移転して新たに開店と知る。どうみても公共のお店のようで店内は落ち着いた雰囲気がある。お土産や島で栽培されたミカン、そしてめだかなどを売っている。それにしてもめだかはペアで3000~5000円と高い。

じゃこ天と珈琲


ペアのめだかで3000~5000円とかなり高価

 「戦後の美術 ~広島の日本画を中心に~」と題された蘭島閣美術館の秋季特別展。日本を代表する日本画の大家にまじって地元で活躍されている先生たちの作品が並ぶ。習っている先生の作品も1点あった。1989年作とある。この美術館へ絵を寄贈されている。今の画風とは異なるようだが見ごたえがあるいい絵だった。絵のタイトルは「港の朝」。習っている先生の先生は其阿弥赫土氏。氏の作品は7点あった。昨日、ばったり会った人も其阿弥赫土先生に習われたそうで日本画仲間のバス旅に1度ご一緒している。それ以降も年に数回先生たちの作品展に出品されており、顔馴染みだ。

 絵を見終えると3人で遅いお昼をいただく。その後、またもさっき出かけたじゃこ天のお店に寄って珈琲を飲む。その後、車に乗せてもらって熊野にある筆の里工房で開催中の「筆が奏でる琳派の美」を見に行く。まさか、筆の里工房まで行かれるとは思ってもいなかった。本当にありがたい。ましてや下蒲刈から熊野までは車で行ってもかなりある。新たに開通したトンネルをいくつも抜けて車はどんどん進む。初めて通る道らしい。どこまで行っても広くてきれいな道が続く。もうこうなるとドライブ気分だ。

 この春、やはり1人で筆の里工房に出かけた。車無しでは不便な場所にある。ましてや昨日出かけた2か所の美術館は7月の豪雨災害で途中の道は被害を被っている。呉線に乗っても途中2か所はかなりスピードを落としての運転で線路の脇にはビニールシートがかけてある。また雨が降れば交通も寸断されるような場所に線路が通る。

 かなりの時間をかけてやっと筆の里工房到着。琳派も日本画なので興味を持って絵を見る。車を運転された旦那さんは書を習われているらしく、琳派には書もある。尾形光琳や酒井抱一などの絵が並ぶ。酒井抱一の弟子なのか酒井唯一、道一の絵もある。日本画を習い始めて知った「垂らし込み」。この技法を紹介するコーナーもあった。

 帰りは家の近くまで車で送ってもらう。ありがたい一日となった。今年も残り少なくなってきた。いろいろと親切にしていただくと「借りを作ってしまった!」との思いが募る。今年を振り返るにはまだ早い。しかし、それでもいろんな人に借りを作っている。このお礼はさてさて……。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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