2018年3月18日日曜日

「奇跡のレッスン 吹奏楽」&日本画教室&桜咲く

 昨夜のNHK・BS1は「奇跡のレッスン▽吹奏楽 自分の音より人に優しく/才能をシェアしてひとつになろう」を見る。番組欄を見て吹奏楽に目が行く。ニュースを挟んで2時間の番組。番組HPによると「『奇跡のレッスン』、今回のテーマは、人気の吹奏楽。『最強コーチ』は、世界最高峰の吹奏楽団として名高いイーストマン・ウインド・アンサンブルの現役指揮者、マーク・スキャタデイさんだ。レッスンを受けるのは、埼玉県の公立校の吹奏楽部。県内屈指の実力を持つが、音のまとまりが今ひとつで、大きな大会では思うような成績が残せていない。マークさんの指導で、子どもたちの出す音がみるみる変わり始めるが、思わぬ事態が…」とある。

 1週間のレッスンの模様をテレビに映し出す。「思わぬ事態が…」とは7日間のレッスン中、27名で取り組んだ吹奏楽メンバーのうち7名がインフルエンザに罹ったことだ。この事態にレッスンする指揮者は楽器担当者の欠席者を考慮してパートの配置換えをする。例えばトランペット3名のうち2名がインフルになる。トランペットソロ担当部門はインフルにならなかった1人が受け持つ。しかし、それだけではトランペットの音が小さすぎる。音の大きさをカバーするため他の楽器をトランペットのパートに加えて吹かせる。これはフルートもそうであった。

 人数が少なくなった分、よそからの応援を…との声があがる。しかし、レッスンする指揮者はこの現状のままでやりくりすると決断。トランペットのソロ担当となった生徒とピッコロやフルートの生徒の悪戦苦闘の場面は迫力がある。いざとなるとこれまでは実力が発揮できなかったトランペットの少年。レッスンする指揮者は間違ってもいいからしっかり吹くようにと励ます。トランペットの少年は短いレッスン日の合間にみるみるうまくなる。そして自分がどうすればよいかをノートに書き留める場面は感動する。

 長くフルートを習っている。2年くらい前からいい音を出すために気付いたことをノートの後ろに書くようにした。これを習い始めたころからやっていれば…と思う。しかし、これは過ぎ去ったことで思っても仕方がない。これから続けていけばいい。

 本番でうまく吹きこなしたトランペットの少年。きっとこれからの人生でこの日のことを思い出すことだろう。中学生で吹奏楽部に入って吹く、というこの現実。これを見て本当に羨ましかった。自分の若い頃とついつい比べてしまう。その頃しなかったことを年老いてやっている。ヒトを羨ましがるよりも生きているうちに間に合って良かったと思うほうが賢明かもしれない。

 ただ、テレビを見ていて途中、電話が入る。この時、レッスンする指揮者自身の音楽に対する挫折の話の真っ最中だった。これを聞き逃したのは残念。

 番組で気に入ったキーワードから抜粋しよう。

★ビッグブレス
 4秒間 息を吐く
 8秒間 息を吸う
 16秒間 息をすべて吐く
 これを腹式呼吸でやる
★喉の奥を大きく開いて口の形はla、la、la …で吹く。
★指揮者の言葉
 私たちは人間です。…演奏者が命を吹き込むのです。
 これは楽譜をメトロノーム通りだけで吹くのでなく、の前提がある。
★「自分の音に責任を持ち、一緒に成功を分かち合う」、ことが吹奏楽の楽しみらしい。

 指揮者は人格者でなければ務まらない。ただ単に楽器を吹きこなせるだけでなく、演奏者の言い分も聞いてたとえ欠員が出てもそれに対処する。楽譜も書き換えていた。一流の音楽家とはこういう人を言うのだろう。

 話は変わって昨日の日本画教室。2月に日本画のデモンストレーションが行われた際、参加した若い女性が入ることになった。感じがいい人で来月から教室も若返るかもしれない。

 描いている蓮の絵。昨日は葉っぱに色づけする。何とか蓮の絵も完成。しかし、先生は絵の上部の空間に銀か金の砂子をまき散らすと話される。これは次回に砂子を持参してやってくださるようだ。これが終わると次は以前スケッチした樹木の根っ子の絵を描く予定。根っ子と言えばAustraliaで目にした無花果の木。日本で見る無花果とは違って見たこともないような大きな根を張っている。これも面白そうなのでとりあえずデジカメ写真から現像して持参しよう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!なお画像は自宅最寄り駅で早くも咲いた桜。以前は全国ネットのメディアで取り上げていたこの桜もこの頃はそれもないようだ。

自宅最寄り駅に咲いた桜


自宅最寄り駅に咲いた桜

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