2018年3月16日金曜日

「質素な食に感じる幸せ」

 昨日の地元紙「くらし」欄に元新聞記者の稲垣えみ子の記事がある。冷蔵庫もない節電生活で今注目されている人らしい。何と電気代は月150円。1500円ではない。電気代には何と電灯、ラジオ、パソコンと携帯電話などとか。さらに驚くことは、食費は一食で200円。テレビ、エアコン、掃除機も手放し、ガス契約も止めたという。

 考えてみれば小さい頃、こういった電気器具はなかった。元の生活に戻ればできそうにないこともない。しかし、いったん便利さを知るとこういう生活はできない。それでもこの人は昔はなかったパソコンを使用している。職業柄、パソコンなくして物書きはできないのだろう。

 この記事の大見出しは「質素な食に感じる幸せ」とある。文の最後には「お金が少なくても幸せになれる、と実感している。いい家が欲しい、もっと稼ぎたい、評価されたい、という欲望にはきりがない。老後で一番必要なのは友人や近所の人との助け合い。世のため人のために生きれば、回り巡って自分も幸せになれます」という。

 これを読んでそうかもしれないと思う。とりあえずこの人の著書『もうレシピ本はいらない』を図書館に予約。それにしてもまだ50歳過ぎの人がここまで自分の生き方を貫くとは恐れ入ってしまう。まあ、これくらいでないと記事にも本にもならないだろう。というか、人が生きていく上で必要なヒト、モノ、コトは何かを教えてくれているようだ。とはいっても自分では到底真似はできない。

 オーストラリアで少し「食」に不満を感じた。「そういうことではいけんよ!」と言われそうだ。反省、反省!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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