2018年3月29日木曜日

「激動の世界を行く」ポーランドを見る

 暖かくなった。かなり重たい腰を上げて昨日午後から大型ゴミとして出す押入れの布団を触る。出すと言っても2階の押し入れと合わせるとかなりの枚数になる。手始めに1枚取り出すと新しく感じられる。子どもの頃、布団は家の財産のように思った。ゴミとして処分することに抵抗を感じる。しかし、思い切って3枚取り出す。大型ゴミの回収は先ほど市に電話するとやっと通じた。次の火曜日になるという。

 当日8時半までに家の前に出さねばならない。それまで置く場所がない。とりあえず布団3枚と衣装ケース2個を出すことにした。また徐々にゴミとして出そう。布団以外にも毛布やシーツ類がある。毛布は使わなくなった。シーツ類ははさみで切って燃えるゴミに出そう。毛布はさてさて…。それにしても1点250円必要。全部合わせるとかなりの枚数がある。そう思えば、物を買うにも考えて買わねばならない。一件落着となった大型ゴミ。1回ずつ出すゴミの量を決めて出せばそのうちゴミもなくなるだろう。

 昨日と言えば米子の友だちから久々にメールが届く。今月いっぱいで退職するという。メールには文楽に夢中になり大阪まで出かけて見ているという。他にも北海道3日間のツアーが伊丹空港から29900円であるそうだ。これに誘われて夜遅く電話する。行くのはいいのだが伊丹までのJR運賃と前泊を入れると北海道に行くくらいの費用になる。広島からだと札幌行きの直行便がある。この件は止めることにした。友だちは米子在住なので大阪までは簡単に行けるらしい。

 友だちは親の介護をするまで60回くらい海外旅行に出かけている。しかし10年くらいのブランクがあり、北海道はまだ行ったことがないという。どういっても今は行かれないアフガニスタンも行った人だ。この人とはパキスタンの旅で知り合う。話をしていて辺境の地に出かけても日本の北海道は行っていないと聞いて驚いてしまった。
 
 昨夜はBS1で「激動の世界を行く」を見る。途中から見るとポーランドだった。番組HPを見ると「終わらないEUクライシス」とのタイトルで「『自由・平等・民主主義』を掲げ世界に先駆け統合を進めてきたEUは、2018年、その存在意義を試される正念場を迎えた。震源のひとつが域内で高まる民族主義。顕著な例が独立運動に揺れるスペイン・カタルーニャだ。独立派の党首が国内不在のまま、事態収束のめどは立たない。もう1つがポーランドなどの東欧に見るEUからの遠心力。EUの基本的理念にも真っ向から対立している。EUはどこに向かうのか。2つの地域から探る」とある。

 EUの原点となったアウシュビッツ・ビルケナフ収容所。悲劇を繰り返すまい、がその原点にあった。ポーランドは今、愛国心に揺れている。自国第一主義が愛国心を生む。愛国心は大事なことだが、暴走しすぎると民族主義となって元の木阿弥に陥ってしまう。

 それでも望みはある。破壊されつくしたワルシャワの街の修復作業が進んでいるのだ。世界中から年間200万もの人がポーランドの悲惨な場所を訪れている。戦争当時はポーランドという国はなかった。しかし、今は国を取り戻す。過激な民族主義に走らねばいいが…。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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