2018年3月22日木曜日

出雲の国神仏霊場巡り

  3月19日(月)、出雲の国霊場巡りの日帰りバスツアーに参加する。この日は生憎の雨。朝5時45分に起床して7時20分の集合に間に合わせる。毎日が日曜日とあっては起きるのが遅い。それなのに早い集合のツアーに参加する。この日の教訓は朝早い集合はきついということ。広島駅に8時過ぎくらいの集合がちょうどいい。これではいけない、とわかっていても無理することはないと自分を甘やかせてしまう。
 
 バスの席は運転席の後ろで一人で座る。これは気楽でいい。大型バスと中型バスの2台で出発。乗ったのは中型バスだった。狭い車内なのに添乗員とガイドまでつく。いつもなら集合後、簡単な挨拶だけなのに添乗員は延々と1時間もしゃべる。間を置かずして今度はガイドが出雲に到着するまでしゃべり続ける。話す声が耳障りでガイド付きのバス旅はもう結構!次からは気をつけよう!
 
 広島新幹線口を発車して山陽と山陰を結ぶやまなみ街道を抜ける。途中、広島と島根の県境にある道の駅高野で休憩する。朝早く家を出たのでここでパックになった柏餅を購入。この辺りは広島県内でも雪が多く降るところらしく、根雪がいたるところで見られた。広島から3時間で出雲大社に到着。
 
 出雲大社
 
 参加者から伊勢神宮は「日出ずる國」、だが出雲大社は「日沈む國」と聞く。ネットで調べると日本遺産「日が沈む聖地出雲」とある。これまで知らずにいた。島根県立美術館で宍道湖に沈む夕日を見たことがある。これも「日沈む國」と関係あるのだろう。とても美しい光景だ。出雲大社の神様は本殿からは見えない位置におられる。裏側に回ると神様は西に向いているそうだ。これもすべては「日沈む國」と関係するのだろう。
参道に丸いモノがある。これは神様が通られる印だろう
 

出雲大社には4つの鳥居があるそうだ。これは2の鳥居

3の鳥居

出雲大社の大注連縄

出雲大社

宇豆柱が埋まっていた位置を示す赤い丸

境内を移動する巫女

樹木にはおみくじが巻き付けられていた

この奥に神様がいらっしゃる



神楽殿
 出雲そばのお昼

 広島は蕎麦でなくうどん文化。瀬戸内海を挟んで香川県はうどん県で有名。広島も山陰の蕎麦文化よりも山陽のうどん文化が濃い。そういえば米子の友だちもよく蕎麦を食べに連れて行ってくれた。米子も島根と隣県なので蕎麦文化なのだろう。
出雲そばのお昼をいただく
 鰐淵寺(がくえんじ)

 山の中の道を、それも雨の中を歩く。寒いし風は強く吹いて冷たい。かなりの道を歩くとやっと鰐淵寺の参道への階段が見えてくる。ところが、階段を上がっても上がってもまだ続く。もう少しすれば新緑が美しいだろうと思いながら歩く。また秋の紅葉もきっといいだろう。もう一度行きたい場所だ。鰐淵寺までの道はきつくて写真を撮る暇もない。帰り道で写真を撮る。帰り道にお寺にまつわる掲示板がいくつかあった。何も知らずに出かけたので後で調べよう。
鰐淵寺

鰐淵寺

まだまだ階段は続く

鰐淵寺の帰り道

きれいな水が流れていた

帰り道で見つけた掲示板

帰り道で見つけた掲示板

帰り道で見つけた参拝への目印?

帰り道で見つけた掲示板

帰り道にあったお地蔵さん

この辺りではカエルの賑やかな鳴き声がした
 一畑薬師

 一畑薬師は目の神様が祭られている。お寺の中に通されて住職に合わせてお経をあげる。お経とは無縁の生活を送っている。この辺りで白い服の参加者を目にする。白を纏っている人に聞くと「白は死に装束」とのこと。これを聞いてこういう寺参りの団体は自分には合わないと思い知らされる。次からのツアー、3回はすべてキャンセル。そういえば添乗員も白い服だった。ツアーと言えば添乗員は黒い衣服が多い。「何か変な添乗員」と広島駅の集合場所でそう感じた。やはり自分の思った通りの人だった。

 集合後バス車内でこのツアーは観光か巡拝かを添乗員は問うた。もちろん観光で手をあげる。ところが巡拝の人が多かった。巡拝がどうこうでなく、ただ寺巡りをするだけということが好きでない。とはいっても、いろんな人に良くしてもらって楽しく過ごせたことは幸いだった。
住職とお参り後、お菓子とお茶の接待を受ける
このお茶を瞼につけると目が良くなるそうだ
やってみたけどさてさて…
佐太神社

この日の最後の神社は佐太神社。雨も強くて早々にバスに戻る。
佐太神社

 広島駅到着は予定時刻午後8時よりも30分早かった。それにしても帰りのバスでもガイドはしゃべり続けた。まあ、ガイドはガイドするのが仕事だから「うるさい」と感じる方がいけないのかもしれない。とはいってもやっぱりこれからはガイド付きでないバス旅をしよう。

 話は変わってこの3,4日よく雨が降る。また肌寒い日が続く。昨日は春分の日。今日は年に3回あるお寺の法要での塔婆を受け取りに行かなくてはいけない。これをもってお墓参りとなるも、お天気が悪くては墓地までの足元が悪い。とりあえず、塔婆だけを受け取りに行こう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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