今朝、スウェーデン人ダグニーさんのブログを見ると「豚の寒さ」とある。大体の意味は分かるが、ネットで調べるとスウェーデン人は寒さが厳しいことを「豚寒い」というらしい。国によって寒さの表現方法も様々だと知って朝から笑ってしまう。ダグニーさんの昨日のブログの書き始めはドイツ人の取材を受けたり、オペラを見たりと「波乱の一日となっています」とある。これもすべては105歳になっても人の手を煩わせずひとりで動けることに由っている。やっぱりすごい人だ。3日前のブログは「懸念」のタイトルだった。少々心配したけど…。http://www.dahlbeck.net/works/blog/42-2014011501 (参照)
昨夜の「こんなところに日本人」の番組でスウェーデンの北極圏に住む日本人を訪ねていた。スウェーデンは4年くらい前に北欧3カ国の旅で出かけた。その時、ダグニーさんを知っていればもっとこの国に愛着があり、旅の仕方も変わっていたかもしれない。ただ、ストックホルムのノーベル賞受賞会場は鮮明に覚えている。確認のためにあとで自分のブログを読んでみよう。スウェーデン、もう一回行きたくなった。
旅といえば今朝、九州国立博物館で開催されるルノワールの「イレーヌ」の美少女の絵を見に行く日帰りバス旅を申し込む。6月の話でまだ展覧会は東京で開催中。それでも早めに申し込む。旅行社によると催行されるとのことだった。自分で「おとなび」利用も考える。しかし、博物館への入場料や食事代を考えるとすべて込み込み料金のバス旅は安くつく。
ダグニーさんの行動力を見倣って元気で動き回れればそれで由!?
そういえば先日の日本画教室で先生から旅に出かける目的を聞かれる。先生は絵の先生だけあって行く先々の風景をカメラに収めたりスケッチが目的らしい。返答しようとすると教室の人も来られてそのままに終わった。家に帰って「人はなぜ旅をするのか」、を考え出す。これまで何十回と海外に出て、そこまで考えたことがなかった。ただ行きたいから行く。山登りをする人がそこに山があるから、と話したようにそれくらいの気持ちしかなかった。
気になりだしてネットで調べると沢木耕太郎の記事に目が行く。「人はなぜ旅に出るのか?」。沢木は記事の最後にこう書いている。
「自分の思いによって、あるいは経験によって、あるいは未知に対する憧れによって、映像ではなく立体的な深みをもったところに自分の身を置いてみたいという思いが生まれたとき。それが楽しいことになるのか、がっかりするのか全然分からないけれど、とにかくそういうふうに身を置きたいという思いが生まれたときに、きっと人は旅に出るのではないかな」
これを読んでやっぱり作家だ、巧く表現していると感じる。特に「未知に対する憧れ」、これに尽きそうだ。すべては知らないことを知りたいという好奇心。ただそれだけで旅に出る。なかなかロマンあふれるコトバと妙に感心する。ヒトは「好奇心」というかナニゴトにも興味を持たなくなれば生きている価値がない。せいぜい、生きている間はヒト・モノ・コトすべてに好奇心を持って…。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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