2018年3月2日金曜日

オーストラリアの旅から帰って その1

 昨日午後6時前にオーストラリアから関空に無事帰国。カンタス航空が着陸態勢に入る前、機内のモニター画面を見ると上空で円を描いている。その後、四国方面から関空に入る。画面上の到着時刻10分前がだんだん長くなるが予定時刻に着陸。関空で「はるか」に乗車するも特急指定席券は1時間後だ。予定を変更して早目の「はるか」自由席で新大阪駅に向かう。到着後、新大阪駅で「柿の葉寿司」を購入。広島までの新幹線は「おとなび」利用で乗車変更できない。仕方なく新大阪駅をふらつく。

 出発時刻になり、「のぞみ」119号で広島に向かう。日本食に飢えていたので車内で「柿の葉寿司」をいただくと何と美味しいことだろう。これに味噌汁があれば言うことはない。だが、それは無理。今朝の朝食は「味噌汁」に挑戦。家では朝から味噌汁は考えられない。しかし、今朝は味噌汁を大きなお椀でいただく。美味!

 何の予備知識もなくオーストラリアに出かけた。ただ広い大地と浅い歴史だけが頭にあった。しかし、飛行機から目にしたオーストラリア大陸の光景は緑の大地。まずはこれに驚く。次にびっくりは食文化。初日から日本でいえばファスト・フードの食事が出て、次の日も次の日もこれが続く。ある日のお昼は大きなハンバーガー。日本に帰国するまでこれが続く(?)とあきらめモードになる。ところが帰国前日のお昼は中華であり、そして夜はクルーズ・ディナー。帰国日の最後の機内食メニューに「うどん」や「しょうゆ」の文字がある。やっと醤油味にありつけると思ったら、焼うどんを醤油で作ったようなこってりした味だった。「郷に入っては郷に従え」のことわざどおり、いただいた先の食べ物をとやかく言わず有難くオーストラリアを味わったと思うほうが賢明かもしれない。

 ここからは頭にインプットされたオーストラリアの旅をメモとして羅列しよう。

★食文化の違い。日本は何といっても醤油文化。ところがオーストラリアは食事量が多く、ファスト・フードの感覚。これはイギリスの食文化と影響があるのだろうか。
★オーストラリア国内の3都市を回る。だが、どの街も特色があり、記憶に残るいい旅となった。
★ブリスベンはなんといってもコアラ。コアラを抱いて写った写真は大いに気に入る。
★ゴールドコーストの繁華街はアジアを思わせる。どういっても中国人が多い。食べるもの以外のお土産品は中国製がほとんど!?また、ガイドによると不動産を中国人が買いあさっているという。しかし、海辺のビーチは白い砂浜が続いて、とてもきれい。フリータイムに南太平洋の海水に足をつけようとして靴を脱ぐ。なんと左足の靴下が赤く染まっている。これを見てひとり驚く。この前の観光でヒル(虫)に血を吸われたらしい。すぐに傷テープを張るが血が止まらない。夜、お風呂上りに見るとまだ血が流れている。どうであれ、海辺に向かって裸足で砂浜を歩く。すれ違いざまの若い兄ちゃんに声をかけて写真を撮ってもらう。韓国(ソース・コリア)の人だった。ハングルは二言三言しかわからない。簡単な英語で話すと通じた。しかし、スマホをわたされて「押す」ように言われる。もしかしてツイッターなどのお気に入りと勝手に解釈すると違っていた。カメラのシャッターを「押す」の英語だった。そして写してもらったときと同じような格好で若者もポーズをとる。「カムサハムニダ」と言って若者とわかれる、ここでの写真も気に入った。
★シドニーは大都会。日本の繁華街と変わらない光景だ。ゴールドコーストに比べると品があり、大人の町という感じ。
★ブルーマウンテンズ観光は雄大な景色にうっとりする。ホテルから近く、お天気を考慮して前日の夕方と翌日の朝、2度もブルーマウンテンズを見に連れて行ってもらう。現地ガイドによると前々日のツアーは雨でブルーマウンテンズならぬキリマンジャロ(キリデミエンジャロ)となっていたと笑って話す。
★旅の間、好天に恵まれる。旅に出る前、添乗員の電話で「寒い」ところがある、とのことで持参する衣類を再確認する。日本と真反対のオーストラリアは昨日から秋になる。結局、半袖の服は持参せず長袖で通し、それでもウインドブレーカは手放せない。
★オプションの土ボタル鑑賞は、誰も参加せず。しかし、日本でネット予約のご夫妻1組は別ルートで参加される。この土ボタル、某場所でお昼の観光で見ることができた。ただ目が悪いのでカメラを通してみる。自分のカメラを渡して写してくれるように依頼するといい感じで撮ってもらっていた。感謝!
★ゴールドコースト、ブルーマウンテンズ、シドニーと3回ほど短いフリータイムがあった。勇気を出して一人で歩く。ゴールドコーストはスーパーなどの街中と海辺を散策。ブルーマウンテンズはスーパーと酒屋へ出向く。酒屋の入り口がわからずうろついていると現地の女性が話しかけてくる。「向うへまわって」と英語で言われる。店に入るとレジでその女性が先に清算済み。こちらがレジに行くとさっきの会話をレジの人に笑って教えていた。コンビニもスーパーも便利なのだが日本のような弁当類がないし、またパン類もずっしりと重くエネルギー量も高い。ビールも瓶ビールだけと思ったらガイドに缶ビールもあると教えてもらう。なお、瓶ビール7ドル、缶ビール350ⅿlで4.5ドルくらい。これにTAX10%がつく。物価が高い!シドニーのフリータイムはオペラハウス。受付までしか入れない。せっかくオーストラリアに来たのに17年間かけて建設されたホールが見られなかったのは残念。しかし、ハウス付近を散策できたのはいい思い出となりそうだ。
★いろんな乗り物に乗る。子どものようにはしゃいでしまった!
★大きな木は無花果の木。日本の無花果とは違うらしい。
★ユーカリの木は常緑樹で年中、緑。そのためか国全体が緑にあふれて美しい。
★外国人といろんなところで出会った。コアラのいる動物園ではタイニー・カンガルーに餌をやる北京の子連れ夫妻と会話する。春節で旅をしているらしい。お蔭でカンガルーを身近に見られた。また動物のデビルは西洋人の男性がいる場所を教えてくれた。何でも片言の英語で話すと通じる。これに感心する。スーパーではタイ人のグループに声をかけると台湾人だった。ここでも話が盛り上がる。他にも海辺での韓国人などいろんな外国人と話す。

 思いつくままに列挙した。今回の旅は参加者26名の内、1人参加は私だけ。これにも少々驚く。いつもの如く、搭乗手続きはすべて個人でせねばならない。翌日、シドニーに着いた時点で誰が同じツアーの人なのかがやっとわかる。関空で早めに来ていた読〇旅行の1人参加の人と意気投合する。互いに1人参加だった。しかし、旅行社は違っていて残念。それでも日程がほぼ同じなのでいろんなところで遭遇する。

 全員が集まった時、すぐに参加者から言われたのは1人参加が「勇気ある」ということ。そう言われても逆にこれまで参加したどの旅でも1人参加が大半だったので不思議な気がした。これは旅の最後の日まで言われ続けた。31年半前、初めての外国旅行で中国に行った。その時、中国語を習って4年目で仲間と2人で参加する。その半年後の2回目の旅から1人でツアーに参加し始めた。これが楽しくてこれまでの旅の半分くらいか、それ以上を1人で参加している。ただ1人参加は追加料金が加わる、だが、これも旅をし始めたころは相部屋可能で追加料金はなかった。今回は追加料金は4万8千円。費用は高くついても1人参加は気楽なのでやめられない。また1人参加は人から見れば奇異にみられても気軽に行くことができる。今回のオーストラリアの楽しかった旅の模様は後日ブログにアップする予定。思いつくままに書いていると取り留めもなく長くなってしまった。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿