2013年6月22日土曜日

訃報を聞く

昨日まで降り続いた雨もあがり、涼しい朝を迎える。起きてすぐに、窓を開けて風を通す。

昨日、ふと頭を掠める。その友だちに電話をすると家の電話も、携帯電話も通じない。おかしい、さらに不安が頭を過る。

夕方になって友だちから電話がある。友だちのお母さんは今秋110歳。その矢先の先月末、亡くなられていた。

亡くなられる何日か前に電話をすると危ない様子だった。何処といって持病はない。だがなんといってもご高齢。何があってもどの人も恨んではいけない、とかかりつけの医師からいわれていたらしい。その医師も立派。またこの年齢まで家で親を介護した友だちはもっと立派。それよりも一番立派な人は友だちのお母さんかもしれない。

母を介護する際も、友だちを見習っていた。だがその時は友だちのお母さんは干支が一回りも多いのに、母よりもずっとお元気だった。93歳くらいまで家事一切をされていた。3月に自宅に伺った時もしっかりした口調で話されていたし、ベッドにも座っておられた。2度ほどしか会っていない。それでも3月に会えてよかった。

朝食の用意をヘルパーさんたちとわあわあにぎやかにやっていた時、ふと顔を覗くと息をしていなかった。医師は皆の声を最期まで聞きながら亡くなられて幸せだった、と話されたらしい。

これこそが今世間で言われている自然死だろう。

今日はこれからお悔やみに伺い、その後、友だちとお昼を食べる予定。友だちはなんといっても元気。昨日も励ました方が涙声になる。だがそれではいけない、といわれて逆に励まされてしまった。

友だちを見習って、今日も元気で!

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