今日は日中もグッと冷えて晩秋の寒さになってきた。急に寒くなるとあの夏の暑さが偲ばれる。
午前中、区役所に出かけ用意していた提出物を出す。その後、同じ建物内にある図書館に行く。予約確保の本を受取り、新刊本をみると『高齢社会につなぐ図書館の役割 高齢者の知的欲求と予科を受け入れる試み』(溝上智恵子ほか 学文社、2012年)が目に付く。
現役を離れて高齢社会を生きているモノとしては、図書館は恰好の遊び場所。最近は図書館内で本を読むことも少なくなった。だが、図書館で借りては家で読んでいる。また、借りるといってもわざわざ図書館まで足を運ばなくてもネットで予約も可能。便利な世の中になっている。
借りてきたこの本はまだ読んでいない。だが、タイトルからすれば利用者側からの本でなく、貸し出す側からのようだ。いずれにせよ、いつか年を重ねて歩行困難になる時がきても、本を読みたいという欲求は誰にでもあるはず。
そうなっても本を借りて読めるシステムがあれば、本を読むという楽しみも保たれる。そういう面でこんな本が出版されることはありがたい。
今日午後からは、先ほどまで幼馴染と話をする。幼馴染は家に入るなり、茶封筒を開けて見せてくれる。春ごろ開催された中学校の同窓会に出席した人から中学時代の名簿をコピーして送ってもらったという。
同窓会やクラス会に一度も出席したことがないと幼馴染に話すと彼女もそうだという。話しながら名簿を見る。何十年ぶりで目にする名前。さすがに中学3年の時のクラスの人たちの名前と顔は覚えている。だが、他のクラスの人たちの中にはわからない人も多い。
全体的に県外などに在住している人は少なく、近郊に住んでる人が大半を占めている。この辺りも田舎の様相が漂う。地元志向?
近郊に住んでいるといっても中学の頃とは違って、どの人も「おじん」「おばん」になっているはず。先日出席した人と話してもほとんどの人の顔と名前が一致しなかったと聞いている。
そういう意味では一度くらい懐かしい顔を見てもいい!?でも、多分同窓会にはこれからも出席しないだろう。そうすれば皆に忘れ去られるかもしれないが・・・。
ただ、一人だけ会いたい人がいる。その人は30歳くらいのとき、街中でバッタリ出会ったことがある。地元の音楽大学を卒業した女性。その人と会ったとき、当時女性は24,5歳で大半の人は結婚していく時代だった。
ところが30歳で一人でいるというと何を習っているのかと聞かれた。当時、お稽古事入門(?)で何でも習っていた。そういうことをしていてはいけない、と習うモノ・コトを考えるように厳しく促してくれたのがその女性だった。
多分そう話した本人は、私が今でもそのことを感謝しているとは知らないはず。
30歳頃にそう聞いてカルチゃーショックを受けたこともないかのように、今も変わらず一人でいる。これじゃ、その人と話した価値がない!?。だが、当時と今ではまるで考え方は違っている。それだけでもその人に感謝。
いつか会う日も来るだろう!そう思って毎日を元気に・・・。
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