昨日は雨の中、区民まつりに出かける。出かけた場所は我が家から数分のところにある区民文化センター。そこでスイミングクラブの人が母子会の即売会をしている。昨日も1年ぶりでその人に出会うと、売り物であるパンをくれる。これでは何のために行ったのかわからない。
パッチワークの巾着、飲み物とさらにパンを購入してその人と立ち話をする。なんといっても彼女は元気がいい。今年春、会社を定年退職。昨日の話では、退職後20社くらい仕事をさがしたという。だが年齢的なこともあって困難を極める。そんな時、スイミングクラブの人に自社を紹介される。今はその会社に勤めているという。勤務状態も正社員だとか。
勤めながら妹さんと交替で92歳のお母さんのお世話もされている。活気のある人と話をしていると本当に楽しい。いつか我が家に来るといってたけど・・・。
その帰りに息子さんと一緒に歩いている近くの人に出会う。久しぶりに会うと、以前は杖ももたずに一人で歩いていた人も今は杖を支えて歩いている。歩ける間はどんな手段でも歩く方がいい。かなり年をとられた感じがする。
お昼を済ませ、雨も止んだようなので玄関の前の落ち葉を掃く。するとまた人に出会う。向こうからニコニコした顔で話しかけられる。その人は母を車椅子で外に連れ出す頃知り合った。毎日のように車椅子で連れ歩く姿をみて、その人から「介護者の集い」に参加するよう何度か誘われる。だが、それは介護する側の参加だった。親を家で介護するモノは当然いかれない。そのことがきっかけでその世話の会長をしていたその人からポストに「お知らせ」の案内を入れてもらったりした。
昨日のその老紳士をみてビックリする。かなり年老いておられる。しばし玄関前で立ち話をする。
自転車に乗っていて何かとぶつかって転倒し、頭を打つ。1ヵ月半入院して元気に帰ったのもつかの間、動作の異変に家族が気づく。すぐにネットで調べる。頭から少しずつ血液が出て脳を冒す。すぐに救急病院で即日2箇所頭に穴を開けて手術し、10日間で退院。元気になったという。
話し方や歩き方は以前と同じ。だがこの人も杖を頼っている。今年81歳とか。
退院後、自分の信念で3箇所の会の会長職を自ら断った、と誇らしげにいう。人から止めろといわれる前に止めたという。それも潔い。
品のいい老紳士で、分かれるとき「気をつけて帰ってください」と話すとこちらにまた戻ってくる。
この「気をつけて・・・」はよくないらしい。その人は当然とがめたりはされない。笑いながら以前勤務していた頃の話を出してそれがいけないことを説明される。
その言い方ではなく「転ばないようにして歩くんですよ」のように具体的に話すほうがいいらしい。これも言われて初めて気づくこと。会社などでも電話の応対で「お疲れ様です」の応対云々を聞いたことがある。それと同じことかもしれない。朝から「お疲れ様です」とは何事かと・・・。
そういえば、親がなくなったとその人に話すと長い間親を介護したと褒められる。そして介護は自分への介護だとも話される。自分自身が年老いていくということが介護を通してわかるらしい。
仕事を離れて家にいるようになって10年。近所で知っている人も段々といなくなっていく。誰もが年老いていくのだからそれも仕方ない。元気なうちにどんどん外へ出て行こう。
昨日の老紳士も、海外の話をされていた。遠くの海外からせめて行ったという。その点は似ている。いつも連れ立って行っていた奥さんも今は行かないと言われるらしい。海外でどこかいいところがあったら知らせて欲しいといわれたけど・・・。
話は変わって、今朝Yahooを見ていると「県立図書館閲覧・貸し出し廃止検討、再考求める声広がる/神奈川」とある。県立図書館まで経費削減するとは驚くばかり。
大半の本を図書館で借りて読むモノとしてはもしこれが広島だと大変なコト。せめて公の機関は文化面だけでも経費を削減して欲しくない。そう願う。
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