その人は、以前、家の近くで化粧品店を営んでいた。若い頃はそのお店で化粧品を買っていた。だが店を閉じられてからは会うこともなくなった。
広島駅構内に会員制のフィットネスクラブがある。会社に勤めていた頃、その会員になり、仕事帰りに通っていた。あるとき、その人とプールでバッタリ遭遇する。そこで声をかけられたことから再度話をするようになった。
その人と会うと、その人が所属するスイミングクラブに入るよう誘われる。だが、その先生は、以前水泳教室へ入った際、クラスを変更するようにいわれたことがある。それ以来、その女の先生にあまりいい印象を抱いていなかった。
ところがその先生に見捨てられた(?)おかげで男の先生のクラスに入る。それ以降、何年間か男の先生が会長のスイミングクラブに所属していた。
昨日、墓地を畑として耕作しているその女性と話していると、その女の先生のクラブに入るよう再度誘われる。それまでのいきさつを話しても仕方ない。先生は故意でクラスを変更されたのではなく、泳ぎの程度でクラス分けをされた。だから、それにこだわる方が悪い。
そのことがわかっていてもこだわりがある。また、女性ばかりのクラブよりもいろんな人がいるほうが楽しい。
クラブに入らずプールで一人で泳いでいても誰彼となく話をする。その人にそう話すと、「裸の付き合いだから・・・」という。だからプールの人は皆いい人といいたいのだろう。
その女性は、今春手術をして泳がなくなったと話される。82歳になるらしい。
墓参りをしてその人と別れた後、プールヘ出かける。日曜日の午後のプール。人は少ない。水泳をしているのは2,3人。水中歩行は1人。その中に混じって1キロ泳ぐ。
暑い季節は泳ぐのが怖いほどいた人も今はほとんどいない。寒いときこそ運動不足になる。だから温水プールはいいはずなのにプールに行く人は少ない。
先日Yahooを見ていると「長寿に大切な要素は『食事』『運動』『ごきげん』の三つ〈AERA〉」(dot. 11月15日(木)7時15分配信より引用) とある。
この中の「食事」、「運動」は当てはまる。最後の「ごきげん」もそうかもしれない。何の悩みもなく、毎日気儘に過ごしている。それを不満と感じるほうがおかしい。そう思えば「ごきげん」といえるかもしれない。おかげで元気だ。
「厚生労働省が9月に発表した調査で、全国の100歳以上の高齢者がついに5万人を超え、過去最多の5万1376人となったことがわかった。その87%が女性だ」とか。
「寿命には、遺伝的要因が30%ほどかかわり、残りは生まれた後の生活環境が関係する」らしい。
慶應大学の坪田一男教授によると、「長寿者はみな性格が明るく、前向きだ」という。
「食事は、必要な栄養を十分取りながら腹八分目が望ましい。運動は成長ホルモンの分泌を促します。ちょっときついくらいの運動が重要。そして、ごきげんとは、ストレスをためず笑顔で過ごすこと。ストレスは免疫力を低下させ老化を助長させる。この三つは、すべて一体になっています」ともいう。
思い返すと、若い頃は今ほど楽天家ではなかった。取り越し苦労の性格で、おとなしくみられていた。それは決して褒められたことではない。年齢を経るにつれ図々しさも加わったのだろう。かなりの楽天家になった。それでもまだ気が小さいところがある。人から言われる「ぐさり」とくる嫌味の言葉。そういう人とは決して友だちになりたくない。それに対する嗅覚(?)は発達(?)している。幸い、今のところそんな人は周りにいない。
さあ、今日も元気で、ごきげん、ごきげんで・・・。
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