2020年8月28日金曜日

『文藝春秋』7月号から

  暑さとコロナ禍で遠くへ遊びに行けない。自ずと家で本を読む時間が多くなる。図書館の予約確保の本を取りに行き、カウンターで本を受け取ると雑誌の書架を見渡す。目にするのは今年発売の文藝春秋。コロナ発生後、月刊誌を読む機会が減った。というか、図書館が閉鎖の期間の月刊誌を予約して読む人が多いのか、いつ見てもお目当ての雑誌がない。ところが昨日、文藝春秋7月号があった。借りて読む。この中にいいことが書いてある。

★バッティングは驚くほど人生に似ています。三割で大成功なんです。それなのに完璧を求めて短所を消そうとばかりしていると、そのうち本来の長所まで失ってしまう……。ぼくがまさにそうでした。次男に「俺と同じ失敗はするなよ」と伝えています。ぼくと全く違う打者になって、清原和博なんて超えていってほしんです。(清原和博『文藝春秋』2020年7月号309p) 

 ほかにも感動的な記述がある。清原は4年前の2月2日、覚せい剤取締法違反で逮捕された。それから4年後の今年の同月同日に次男が人生初のランニングホームランを打っている。その時のホームランの動画を元妻から送られる。その数日前に次男と会った際、「もし次にホームランを打ったら……」と話したそうだ。約束通り、2月2日に次男はホームランを打つ。そのバットには次男の手紙が添えられて清原に送られたという。今は送られたバッドが宝物らしい。

 この2か所は涙なくして読めなかった。逮捕されるまで清原のブログを見ていた。どう見ても悪い人に思えなかった。野球で活躍した時代は知らない。手記にはほかにもこう書いている。

★ぼくは、覚せい剤によって、バット一本で稼いだ何十億というお金も仕事も社会的立場もすべてを失いました。ただ一つだけ失わなかったものがあります。人です。……人によって救われた自分が誰かのためにできることがあるとすれば、野球と薬物依存についてのことです。そのために残りの人生を捧げたいと考えています。(311p)

 みんな、頑張れ!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿