図書館で予約した本の順番が回ってきた。その本は『ひとりで生きる』、サブタイトルとして「大人の流儀9」(伊集院静 講談社、2019年)。伊集院静の「大人の流儀」シリーズの9冊目だ。
暑い日中に読むエッセイは読みやすい。またいつものように気になる箇所をメモしよう。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
★私は自分の能力を、この程度だと、三十歳半ばで知ったが、遊べば遊ぶほど、自分の程度に抗って生きるのも面白かろうと思うようになり、五十歳半ばから他人の倍、次に三倍と働き出した。”量は質を凌ぐ””バカは倍やるしかない”これを信じることにした。
まだ失敗続きだが、瓢箪とて、やたらと振っていれば妙な駒が出るやもしれない。ヘエへへへ。なぜそうしたか?
”ひとりで生きる”ことが人間のまず基本らしいということが経験でわかったからである。孤独とは違う。まずはひとりで生きる力と精神力を養うことが、大人の男になる大前提だとわかったからだ。(22-23p)
★人の死は、残った人に、一人で生きることを教えてくれる。それを通過すると、その人は少しだけ強くなり、以前より美しくなっているはずだ。(28p)
★人間の一生などというものは、どこで何が起こるかわからないし、どこで歩む道が見つかるかわからないものだ。
大切なのは探し続ける。信じる。希望を失なわないことだ。(67p)
★少し高齢者になったからと言って、フラフラ生きていたら、まともな死に目には遭わないことをわかっているのか・
若い時は自分を鍛えて。年を取れば他人のために生きるのは常識と違うのか?(117p)
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