2017年8月3日木曜日

新構造広島巡回展を見に行く

 ラジオ体操を夏休みの思い出とする新聞投稿を読む。同じ区に住んでいる人だ。寝い目をこすりながらラジオ体操に出てカードにハンコを押してもらったと思い出を語る。ところが、投稿によるとラジオ体操の音がうるさいという人もいるらしい。ナニゴトも不満を述べる人がいるものだ。これも困ったことである。

 それにしても今年の暑さは異常!新聞で読んだ新構造広島巡回展の記事。このなかの市川賢次の「草むらの宇宙」に惹かれる。暑い中、勇気を出してこの絵を見るために県立美術館へ赴く。記事によると「草むらの宇宙」はこの絵画展に尽力した三村栄一に因んでつけられた三村賞を受賞している。絵画展を紹介する新聞記事を読むと「何気ない野草の表情を緻密に描く」とある。絵を見ていると本当に自分がそこにいるような気がする。それくらい吸い込まれるような絵だった。他にも岩澤秋弘「刻のかたみ」、佐伯孝之「晩秋の池Ⅳ」、西舘勝義「老樹がんばれ」が気に入る。帰り際、教えてもらった受付の人のを見ると立派な絵を描かれていた。

 いろんな絵を見に出かけている。受付の人が感じがいいとその展覧会の絵もすべて立派に思える。昨日の人たちはそれに当てはまる。絵画部門はすべて油絵のようだった。この会の人たちの画は作品に丁寧さがみられる。それが自分の好みに当てはまるのかもしれない。

 新構造展を見終えると2階に上がって県立美術館の所蔵作品展を見る。夏休みだけあって親子ずれが目立つ。子どもたちに向けて絵に描かれている動物を探す企画展。ここはサーとみて所蔵作品の日本画展を見る。和高節二、平山郁夫、塩出英雄など広島とゆかりのある作品が並ぶ。

 絵を見て満足してもただ一つ失敗だったのは履いていた靴。広島駅から美術館までは歩いて行ける。家にいる感覚で気楽に出かけた。当然足元もそうだった。ところがこれが大失敗。長く歩くには無理な靴を履いていた。美術館へ行くときは靴選びが大切。肝に銘じた一日となった。家に帰ってすぐさま履いていた靴を処分する。足には歩きやすい靴が一番だ!

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