2017年8月6日日曜日

72年目の原爆の日に思う

 今日は広島に原爆が投下された日。あれから丸72年。先日の某文化交流の会で原爆が話題となった。隣席の人は市内の井口で原爆にあわれたという。「井口?」と聞いて原爆投下の範囲すら知らずにいた。その日はまだ生まれていない。そのため原爆については何処か人ごとのようなところもある。生まれた場所は母が生まれ育った家だった。その後、隣の土地に家を建てて住んでいる。古い家は我が家と同じころ建て替わり、今はいとこが住んでいる。

 我が家は広島駅からJRの距離で6.4キロ離れている。そのためか、わが家のあたりは幸いどこも原爆の被害にあっていない。会合で「井口」辺りまで被害があったと聞いて被爆範囲を先ほどネットで調べる。ウイキペディアによると以下のようであった。

 「爆心地から500メートル以内での被爆者では、即死および即日死の死亡率が約90パーセントを越え、500メートルから1キロメートル以内での被爆者では、即死および即日死の死亡率が約60から70パーセントに及んだ。さらに生き残った者も7日目までに約半数が死亡、次の7日間でさらに25パーセントが死亡していった」

 元気だったころの母は原爆の日と言えば毎年朝早くから式典に参加していた。寺町あたりに住んでいた母の姉家族が原爆で全滅。その思いから毎年式典に参加したのだろう。初めて会社に勤めた頃、勤める会社は本社が東京にあり、広島勤務の社員は8月6日が地方祭で休日だった。今はどうなのか知らない。とはいっても今年は日曜日で全国的に休みだけど…。それくらいこの日は広島市民にとっては特別な日。

 今は一見平和そうな世の中だ。しかし、いつ何が起きるかわからない怖い面も備えている。それは核兵器だけでなく自然災害も同じくらい怖い。そのためにも一日一日を大事にして楽しく過ごすに限る。

 楽しく過ごすといってもこう暑くてはこれも…。昨日も暑い中、日本画教室へ出かける。教室はいたって平和そのものだ。相変わらず落ち葉の絵を描く。さてさて暑い日に描く落ち葉の絵。季節感がずれている!?

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