まるで梅雨のように雨が降り続く。雨が止めばプールへ、と思うのだが、雨はやみそうにない。天気予報によると月曜日までお天気は良くないようだ。今夜からカープは地元で戦う。だが、雨が心配。
2月に姉妹の家族に会った際、妹夫婦に「子供たちは阪神ファン?」と聞いた。すると妹夫婦の東京に住む長男夫婦とその家族は阪神ファンでなくヤクルトのファンだそうだ。これを聞いて驚く。甥や姪が小さい頃はよく大阪に出かけた。その当時は阪神ファンを自称していた甥も今やヤクルトを応援。甥の2人の男児は東京育ちでお嫁さんも東京の人。その影響かもしれない。こういう変化は広島ではありえない!?
ともあれ、カープは連夜の延長戦を戦っている。今日の雨は夕方に上がればいいけど…。野球は中止でなくても泳ぎは中止となりそうだ。
まだ咲き誇っていない今年の桜はこの雨でどうなるのやら。後で学校の桜を見てみよう。桜と言えば今朝の地元紙に笹部新太郎という桜男の記事がある。自分だけが知らない人であって、世間的には有名な人に違いない。記事を読んで感動して早速、図書館で本を探すとご本人の著作は蔵書になさそうだった。それでもこの人について書いている白洲正子の本を探すと蔵書にある。是非とも読みたい。
新聞記事は「出久根達郎の人に言葉あり」。大見出しには「『桜男』笹部新太郎」とあり、「自腹で名木 後世に継承」とある。白洲によると「大学在学中から桜に興味を持ち、一生を捧げた奇特な人物」らしい。大学卒業後、大地主である笹部家の持ち山に桜の演習林を造園し、桜の名木を後代に伝えるための自弁事業をしている。もちろん商売のためではない。
桜と言えば大阪造幣局の桜が有名。笹部の手による桜は造幣局のほかにいろんなところにあるという。白洲は笹部に創作した桜の若木を見せてもらう。桜の花の季節に改めて伺って花が見たいと笹部に言った。すると笹部は「白洲さん、桜は花ばかり見るものではありませんよ」と返答する。
雨が降り続き、桜の花も雨で散るかもしれない。笹部は春に咲く桜の花だけでなく、その後に続く新緑の葉桜、秋の紅葉…といつ見ても美しいというのだろう。もしかして桜自身も雨で桜の花を気にする私たち人間に「桜は花ばかり見るものではありませんよ」と言っているかもしれない。
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