ずーっと働いていたため、近所の人との付き合いはほとんどない。しかし、母を介護中、車いすで外に出ると母を知ってる人から声を掛けられる。そのため、顔なじみの人もできてきた。
自転車の前かごに野菜が入っている。先日、家の前で出会った人からの差し入れだった。
以前、わが家の前で話していると、散歩中の旦那さんがヨタヨタされる。すぐに車椅子を貸してあげた。その時から、奥さんから声をかけていただくことが多くなった。だが、その人も足がおぼつかない。それなのに、家で作った野菜を持ってきてくださる。
すぐにお礼を言いに行く。だが家が大きすぎてどこから入ればいいのかわからず。門のある家の方に入ると、裏口がある。鍵はかかっておらず、大きな声であいさつすると出てこられた。
しばし、中庭を見せていただく。きれいに行き届いたお庭。一歩道から外れるとなんと静かなことか。
日中は1人らしく、いろいろと話される。お礼に…ではないがわが家のレモンを持参。
レモンは今のところ、21個なっていた。葉っぱが落ちたらもっとあるかもしれない。ともあれ、自分にできることはお年寄りに声をかけてあげること。これが私にできる唯一のボランティア?
日中、一人でいた母もしょっちゅう、職場に電話をかけてきた。忙しいときは掛けなおすと言って電話を切る。だが、大概は話を聞いた。
そのころから携帯ならぬPHSを持つようになる。目的は母との電話。今は携帯電話だけど…。
昨日の人の年齢にはもう少し間がある。「また来てね」と言われて…。
親しくなりすぎてもいけないし、つんつんするのも良くない。まあ、程よい付き合いで…。
さて今朝の地元紙。中国のジャーナリスト熊培雲のインタヴュー記事がある。日中双方の問題としてメディアがあるという。中国の側とすれば政府の意図をくんだものが多く、強い政治性を帯びている。日本のメディアは読者すなわち民意に迎合する側面が非常に強いという。
国際交流基金の招きで来日した熊培雲の目に映るのは日本は「まるでユートピアが実現したよう」だとか。それは日本人の社会道徳や生活の豊かさjにあるらしい。
この人は日中和解を念頭に日本の近代政治思想史を考える。まだ41歳と若い。これからの活躍が目を離せない人になりそう。
昨日はほかにも暇を持て余して、美術館で購入したスケッチブックに絵を描く。モチーフはわが家で実った葉っぱの付いたレモン。色付けは色鉛筆。
日本画の人は今日から1泊2日でスケッチ旅行。だが、明日、遠出をするので参加できず残念。一人黙々と絵を描く。何とか絵になる。次の日本画で先生に見ていただこう。
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