台風19号の襲来で落ち着かない日々。明日は九州国立博物館へ出かける予定。楽しみにしている。それなのに台風がやってくるとは…。
昨日は日本画教室へ行く。麻紙に描いていたコスモスもどうにか仕上がる。初めての本画で記念すべき1枚となりそう。
ベニヤ板の麻紙はどうなるのかと思った。教えてもらいながらベニヤ板から外した麻紙。1枚の絵になる。これは丸めて家で保管。来年の展示でほかの絵の出来具合で日の目を見るかどうかが決まるらしい。ともあれ、自分では大いに気に入る。
次は鳥の子紙に描く。描くといってもこれも初めてのこと。ベニヤ板ではなく厚みのある木製のパネルに鳥の子紙を貼る。これはほとんど先生の手を借りて教わりながらやっていく。
絵を描く前の工程に時間もかかる。これも次はどうなる?、という楽しみがある。何事も初めて、というのは楽しい!
絵を習い始めてから約1年。この間、机にモチーフを置いてスケッチをしていた。その時は、大した意味も分からず、スケッチをしていた。こうしてスケッチもうまくなるものと思いながらしていた。
ところがどうもそうばかりではなさそう。というのはスケッチブックに描いた絵を本画に仕上げるからだ。先日、実がついた柿の小枝を色紙に描いた。元はスケッチした柿の枝。これを次回から本画に仕上げていく。
これで教室の皆の絵を見ていても参考になりそう。そして、ちょっとだけ日本画がわかってきたようで楽しみだ。
本を読んでいると日本画家で日本美術院理事長の松尾敏男は次のように書いている。
「人に見せる為のものでなく、ましてや人からほめられたりする為のものでもありません。自分を正直に、飾らず、せい一杯描いていく、それが絵を描いていく行為の中で、一番大事なことだと思って欲しいのです。…絵を描く心で自分の周囲を見直した時、自然というものがこれほどに美しいものであったかという事に気がつき、また自分の人生も更に更に深い意味を持ち、今までと違う形で、自分を意識するようになる…。それは新しい発見であり、そこから新しい人生の意味を認識するようになる…。そうできれば素晴らしいことだと思います。」
絵を描く行為が人生を輝かせる!?
そうなれば絵を描くことは素晴らしい。
長く生きて来て、苦手意識のあった運動と絵を描くこと。今となってもこの2つは得意ではない。だが、そこまで決めつけなくてもよかったのでは…と今になって思う。
描く手を休めて先日の展示会の芳名録を見る。見に来てくださっている人がほかにもいた。すぐに葉書にお礼状を書いて出す。ありがたい!
絵を習い始めて絵画展のチケットをいただくことが多くなった。先日の美術講座でも先生から特別展のチケットをいただく。いろんな人の絵を見て、見る楽しみも増してきそう。
今朝はNHKのカープ誕生物語を見ていて涙が出る。今のカープになるまで大変な時代をくぐりぬけている。今日はきっと勝ってくれる!?
それにしても台風は…。今日も元気を出そう!
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