2012年2月10日金曜日

新聞を読んで

今日も寒い朝。お昼前、予約の本を取りに図書館に行く。暖房が効いた図書館。中に入るとムッとする。図書館が出来てそれほどの年数は経っていない。それなのに・・・。

以前は、図書館は落ち着く場所だった。最近は、まるで浮浪者のたまり場?図書館内に漂う空気は何とかならないのだろうか。

とはいっても、私も仕事に溢れた浮浪者のようなもの、偉そうにはいえない。

予約の本を受け取ると、家にはない新聞を読む。ところが新聞閲覧場所は2箇所と限定されている。大きな机であっても、1人、そういう人がいるともうその匂いに耐えられない。

ところが、そうでもない人もいた。区民文化センター内に図書館はある。珍しく着物を着た女性はなんと平然とその人の前に座って本を読み始めた。それをみてびっくり!そうとう離れた距離でも匂いが漂う。それなのに・・・と思ってその2人をじっと見ていた。見ている間、その女性も平然と本を読んでいる。

こうなっては、「おかしい?」のは私の方かも知れない。しかし、どうあっても私には耐えられない。

気を取り直して、少し離れて新聞を読む。読売新聞を読んでいると「亡き人と」と題して作家の眉村卓氏の記事が掲載されていた。

来週は母がいなくなってちょうど1年。そのタイトルが目に入る。読んでいると「年を取るということは、若いころに想像していた通りのことと、想像しなかったこと、の二つに遭遇することですね。想像していなかったものの一つが、つまらない日常会話の大切さ。・・・」を述べる。例えば「今日、暑いな」というような会話。

さらに「世の中への関心は薄れたけれど、一方で自分が感じる面白さは拾っているといいますか・・・」と述べている。

この2つのことに妙に納得。

「亡き人」に対しては「自分は幸せだと思うことが死んだ人への責任」と見出しにある。

この人の言うように図書館がどうであれ、毎日を面白く過ごすことの方が私にとって幸せなことかも知れない。明日からそう思って図書館に行こう!

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