地元の中国新聞社と京都新聞社主催の「秋の調べ」、「広島学+京都学」のパネルディスカッションを聴きに行った。といっても第2部に予定されていた「広島学+京都学」は聞かずに帰ってしまったけれども…。
平和公園に隣接する会場の新聞社のホールは秋晴れの土曜日というのに満員であった。
第1部の「秋の調べ」は京都在住のフルーティストである園城三花、ヴァイオリニスト、チェリストの3名のアンサンブル。メインの園城は緋絣の着物で演奏する。袖は小袖で帯は半幅帯だとか。
これまで色々なフルーティストの演奏を聴いてきた。着物姿で演奏する人は今回が初めてだった。そういえば先日、呉で行われた古澤巌と東儀秀樹も途中、和装で演奏していたが…。
他の2名のヴァイオリニスト、チェリストはドレスだった。だがその2人も着物の生地でできているドレスだという。
いずれにしてもクラッシック音楽のわりにはマイクを使用していたし、演奏曲目も聴き応えのあるものではなかった。
やはり「無料」のものは偏見があるのかもしれない。そういう目で見てしまう。
それにがっかりして第2部の始まる前、会場の外に出た。
気を取り直して平和公園の中を歩いて本通りまで行く。途中の原爆ドーム周辺はさすがに行楽の秋。観光客でにぎわっていた。公園から入る本通り入り口付近は以前には見られなかった観光客目当てのお好み焼きの店や付け麺の店が軒を並べている。
さらに本通りを行くとここも以前とは違っている。場違いなところに来たような感じがしてくる。様変わり…を感じる。そこを抜けて八丁堀まで歩く。ここまで来るとやっと気分も落ち着いてきた。
街の空洞化が叫ばれている。買い物客の商圏が市の中心部から外れて周辺の大型商業施設に流れているという。
今日少し街中を歩いただけでそれは「当然なことだ!」と思った。落ち着いて買い物ができる雰囲気とは程遠いような気がして…。
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