2020年9月13日日曜日

大地に根を張る桜の木を描く

 ライブ配信と聞いて有料となっていることに驚く。お笑い芸人のライブ配信はほぼ無料なのにクラシック関係は有料もある。何人が演奏会場並みの金額を支払ってライブ配信を楽しむだろうか。ライブはやはり生がいい。それとも演奏と同時間帯をライブ配信というのだろうか。いずれにしても料金を払ってまでパソコン画面に向かって聞く気がしない。特に人気アーチストでもない限り見る人もそんなに多くはないだろう。

 話は変わって昨日の日本画教室。休む人もいて人数は少ない。3時間の教室も手が動くよりも口のほうが動いてしまう。新たな絵を描き始めた。本画制作の前に画用紙に描く予定の絵を下絵にする。以前に描いた尾関山公園の紅葉した桜とその根っこを描く。画用紙の半分以上は土からはみ出た根っこだ。

 先週、本画になった竹藪の絵を1週間ぶりに眺める。自分の中ではこれまでで一番気に入った絵となった。教室で1人そう呟いていると先生を始め他の教室の人もその絵の話になる。先生曰く「自分で絵にしようと思って写真を撮っているから、出来上がった絵も気に入る!?」。このようなことを言われるとそうかもしれないと思ったりする。ブログを始めて、絵を習うまではもっぱらブログ用だった。ところが絵を習い始めるとブログに加えて絵のモチーフになりそうな写真を撮っている。それもいくら絵になるといっても自分で描けそうなものしか写さない。

 絵を習い始めたころ、何も描けないものに対して先生は全体を描くのでなく描けそうな一部を描くといいみたいなことを話された。これは自分の中では妙に納得できた。線一本も描けないものがいきなり風景を描けるわけがない。ところが風景の一部である木一本ならば描けるかもしれない。ましてや一本の木でなくその根っこだけでも描ければいいと思って樹木を描くようになった。

 これから描く絵は大地にしっかり根を張った桜を描く。むつかしそうだけど描くしかない。と、その前に教室の休みや私的な用があって1か月くらい日本画教室を休む。せっかく入った気合も休むと一気に崩れそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿