2020年9月7日月曜日

「日本史の新常識」を見る

 台風10号の影響でゴーと鳴り響く強い風。南から吹く風なのか南の部屋にいられず北へ移動する。雨はこれから降るのだろうか。台風が無事通り過ぎるといいけど……。

 昨夜、面白そうなテレビもなくチャンネルを変えていると<BSフジサンデースペシャル>「日本史の新常識5」を放送していた。2時間の番組の後半部分だったが興味を持って見る。番組欄を見ると以下のように書いてある。

★新型コロナウイスの影響で、休校・再開で揺れ動く学校教育の現場。そんな中、2020年は「学校教育の大きな転換期」となっている。「学習指導要領」が10年ぶりに改定。小中学校では英語・プログラミング教育をはじめ、生徒が主体的に学べるようにするアクティブラーニング制度が導入される。「何をやるか」だけではなく「どのように学ぶか」が重要視されていく教育現場。それに伴い、教科書の内容も大きく変わっていく。中でも大きく変わるのが日本史の教科書!グローバル化を意識し近現代史を充実させた内容に変化。私たち大人たちが知る日本史はもう古いものとなっている。そこで第5弾となる今回は、昭和と令和の日本史の教科書を比較!日本史がいったいどのように、なぜ変わったのか?を歴史有識者たちが分かりやすく紹介する。さらに番組独自の「教科書会議」を敢行。「史実と異なる歴史認識」や「本当は教科書に載せるべき歴史上の人物」等を新説&異説を交え徹底討論する。
歴史研究によって日々アップデートされる日本史の新常識を深く掘り下げお届けする!

 歴史教科書に登場の人物を半分にする案があるとか。削除されるかもしない人物に坂本龍馬、吉田松陰、西郷隆盛などの名がある。いずれも司馬作品に登場する人物だ。個人的にもこれを削除するのはひどすぎる、と思う。ほかにも後藤新平の名がある。この人も司馬作品に出てくる。

 今、日本はコロナ禍で落ち着かない日々を送っている。後藤新平は感染症が流行したとき、瀬戸内海の島に感染者を隔離する施設を作ったそうだ。コロナ禍の時代、どんな偉い人も後藤のような考えを持っておらず、日本中が慌てふためいている。これを見ても「歴史に学ぶ」ことは大事だ。

 昨夜の番組で初めて後藤の感染症対策を知った。ネットで調べると岩手めんこいテレビの記事があった。以下はその番組から。

★伝染病の拡大阻止した125年前の「大規模検疫」… 偉人・後藤新平の“水際作戦”スピードと実行力に学べ!
・100年以上前、世界でも前例のない大規模検疫事業の責任者を勤めた後藤新平
・国内3カ所に大規模な検疫所をわずか2カ月で建設、自ら注意点など講義
・3カ月間で687隻23万2346人を検疫、コレラ感染者369人などを隔離し感染拡大を阻止

 昨夜の放送に出ていたコメンテータは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」みたいなことを話した。遅まきながら歴史に興味を抱いたモノとしてこの言葉は痛い。昨夜の番組は毎週ではないかもしれない。が、またあるようなので気をつけて見るようにしよう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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