春に縮景園で見た竹林に魅了されて以来、これを日本画に描こうと思った。昨日、やっとこれを日本画に完成する。以前、筍を描いたことがある。竹林の絵は筍がまさに竹になろうとしている様子を描く。縮景園を訪れた時季がよかったのか、何本かの竹が筍の皮をはいで竹になりつつあった。これは絵になる、と思って写真に収める。何度も縮景園に出かけていてもそこに竹林があると思いもしなかった。今年の春はコロナ禍で縮景園は閉鎖された。ところが、県立美術館が開館となると同時に隣接する縮景園も開園となる。
美術館の特別展は開館後まもなく出かけた。縮景園も開園後、日も経っていなかったので園内を見物する人はほとんどいない。これ幸いと思っていつもは見ないところまで歩くと竹林があった。竹は樹木になるのかどうか知らない。が、空にまっすぐ伸びる竹は樹木と同じく生命が宿る気がする。
日本画を習い始めて今月で丸7年。この間に描いた絵の中で昨日完成した竹林が一番うまく描けたようだ。次は何の絵を、と思っていたら教室で長州の功山寺が話題になる。その時、去年出かけた功山寺の古い巨木の写真があった。それを先生に見せるとあまりのタイミングの良さに驚かれる。次に描こうとする候補の写真を数枚持参していた。功山寺の樹木も候補の一つだ。結果、先生に見ていただいて尾関山公園の根の張った桜の木を描くことになった。
日本画も7年間習っているといくら家で描かなくても本画が増えてくる。すべての絵を木製パネルに描く。あまり持ち物を増やしたくない気持ちがあるので前回からこれまで描いた絵のうち、気に入らない絵を地塗りしなおして描いている。次に描く絵もこれまでの絵から地塗りして描く予定。
台風のせいか、昨日の日本画教室の帰りの暑いこと。いつになったら涼しくなる!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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