2020年5月8日金曜日

本の整理

 今朝の新聞を見ると久々に多くのチラシが入り、記事には大型電気店などの宣伝がある。コロナもいよいよ収束、となればいいけど……。来週あたりから県立美術館が開館するようだ。特別展は今月末くらいまで開催なので見に行かれるかもしれない。

 コロナの影響で5月末までが有効期限のJR株主優待券が利用できそうにない。姉夫婦から毎年貰う優待券。5月に行く予定にしていた海外旅行の国内移動に使おうとした。今回はそれどころか家にいるだけで利用せずに終わりそうだ。

 昨日は重い腰を上げて本の整理をする。本と言ってもいろいろある。気になっていたのはA3くらいの大きさの兵馬俑の写真集。箱入りの豪華な写真集だが、家にあっても見ることがない。兵馬俑は2度現地で見ている。ほかにも龍門石窟の写真集。これも豪華版だ。両方を同時に購入したとは思えないのでそれぞれ時期を変えて買ったのだろう。本の整理は本を処分することになる。今朝は資源ゴミの日。これに間に合わせようとした。ところがせっかくの本をゴミとして出すのが忍びない。

 ふと8,9年前に古本屋に引き取ってもらったことを思い出す。その時は3000円もらった。古本屋さんに渡すのはお金がどうこうではない。ゴミとして処分するよりも古本屋さんに引き取ってもらおうと電話する。OKだった。これ以外にも100冊以上の本を出す。最後に西安の碑林の写真集も添える。これは書道をする人にとっては価値がありそうだ。30年以上前に中国で買ったときは書道を、と思って買ったのかもしれない。古本屋さんにはわざわざ遠くから取りに来てもらう。それだけでもありがたい、と思ってこれも渡す。

 本を整理していると「西域」に関する本が大半だ。30代半ばで中国語を習い始めて如何に「中国」に引きつけられていったかが本を見てよくわかる。西域を辞書で引くと「……一般に、中央アジア・西アジア全域、時にはインドを含めていう。……」とある。そのあたりの国へよく出かけた。海外で買った本のなかには現地の国の本もある。英語や中国語はまだいいが、アラビア文字は全くダメ。アラビア語をなっらている友だちがいる。今度会うとき、もって行こう。いらない、といわれるかもしれないが……。

 今読んでいる本は『項羽と劉邦』。辞書によると「西域」はほかにも「狭義では、漢代に西域三十六国と総称されるオアシス都市国家が分立したタリム盆地をさす」とある。この本は劉邦が項羽と争って漢をつくる話。この本も西域と関係がなくはないようだ。

 先ほど古本屋さんに渡す前にと再度本を確認する。渡そうとした『中国の赤い星』と貝塚茂樹の本は手元に留めた。コロナで県立美術館は開館となっても市の図書館は開館が先になりそうだ。図書館で本が借りられないので家にある読んでいない本を読もう。手元に残したこの2冊を読む!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

 ブログ投稿後に古本屋さんが本を取りに来てくれた。古本屋さんと言ってもそれほどの年齢ではなくはつらつと見える。本をゴミに出すよりも引き取ってもらえば御の字だ。それなのにざっと本を見て500円くれた。1年くらい前にも本を処分している。その時は資源ゴミに出した。今回は古本屋さんを思い出してよかった。1つの書棚だけに本を置くのが理想だが、思うように本の処分ができない。愛着ある本は手元に置きたい。まだまだ余計な本がある。そういえば古本屋さんのデータによると11年前に本を引き取りに来たという。社会人で大学を修了した年だ。

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