2020年5月24日日曜日

「人がもし旅をしなければ、どうして世界と人生の美しさを知ることができよう」

 マスクや一人10万円の特別定額給付金はまだ届かない。しかし、郵便受けに共産党の市議団ニュースのチラシが入っている。申請ができない人向けに手伝う旨、書いてある。共産党に興味はない。が、申請の見本がコピーされ、市から29日に送付されると書いてある。

 年に1度くらい年賀状作成にパソコンのプリンタを使用する。本来ならばプリンタはもっと利用するほうがいいらしい。そう思ってコンビニでなく我が家のプリンタを使って申請書類をコピーする。この国では「いただく」モノ・コトは自分でしないと受け取ることができない。もしも体のどこかに不具合を生じて文字さえ書けなくなればチラシにあるような人たちにお願いするのだろうか。国が皆にくれるものならば面倒な手続きなしでくれるといい。

 井上靖の歴史エッセイ集①『歴史小説の周囲』の「西トルキスタンの旅」を読んでいる。いい言葉に出会った。

★今や「辺境」はなくなったと言えるかもしれない。荒れた砂漠に水を引いて広大な綿畑をつくり、樹木のないところに鬱蒼とした森林をつくっている。どこへ行っても樹木を大切にし、古い記念物を保護していることには感心した。そして何よりも貴いものに思われたのは素朴で明るい住民の人情である。ここである旅行家の言葉を引用させてもらえば、「人がもし旅をしなければ、どうして世界と人生の美しさを知ることができよう」。195p

 この文章のなんと美しいことだろう。井上靖が書く言葉はどれも美しい。そしてこの最後の「人がもし旅をしなければ、どうして世界と人生の美しさを知ることができよう」。これに強くひかれた。

 今、旅どころか他所への移動さえままならない世の中だ。いつか旅が再開された日には旅をしよう。先ほど旅のメモを見るとこれまで46回、海外旅行をしている。あと4回で記念すべき50回目の旅となる。来年か再来年にはそれもクリアできる、と思っていた。その矢先のコロナ禍で足踏み状態が続く。

 1986年に初めて外国に出かけた。それ以来、海外の旅にハマってしまった。それも2002年にいったん終わりを告げる。8年のブランクの後、2011年に人に誘われて海外旅行を再開した。再開後の旅はいきなり2週間のスペイン旅行だった。それ以降、旅の楽しさを再認識し、今年1月のミャンマーの旅を終えて今は身動きできない状態のままだ。国から受け取る10万円は当然旅行費用に回す。お金よりも早く元の生活が戻るといい!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿