2019年12月21日土曜日

『こうやって、考える』

 年の瀬も迫って、これから本格的な冬になる!?楽な生活をしていると体によくないと思いながらもぬるま湯から抜け出せないでいる。この状況を顧みると親が生きている間に、娘のためにと思ってやってくれたことのお陰だろう。そう思うと親より勝るものはない。また、何があっても見守ってくれているようでありがたい。この一言に尽きる。なぜそう思う!?先日来から読んでいる澤地久枝の本に感化されたのかもしれない。

 『こうやって、考える』(外山滋比古 PHP研究所、2017年第1班第2刷)を読んだ。この本は著者の作品を編集者が1冊にまとめて本にしている。これは先日読んだ澤地の場合と同じ手法。以下はまた、いつもの如く気になる箇所をまとめたもの。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★「雑は純一よりも豊か」
 学者だけでなく、一業に徹する人は傍から見ると、どこかおかしい。役者バカがあり、”先生といわれるほどのバカ”が多くなる。純粋すぎるのは考えもので、多少、不純なところに人間味がある。清濁併せ呑む人間が大きくなる。二股かけるのは不純ではない。ときどきわき道へそれるのは、人生を豊かにする。純はよく、雑はいただけない、われわれはそう思い込まされてきたが、逆に、雑は純一よりも、豊かなのである。『エスカレータ人間』(058p)

★「レム睡眠を活かす」
 翌朝になってから日記をつける方がよい。一晩寝ているうちに、頭の中の整理ができる。レム睡眠という眠りがあって、頭はその間に働いて、それまで頭に入ってきた、もろもろの知識、情報、刺戟などがここで分別される。保存すべきものと、そうでなく処分した方がよいものとに分け、大切でないものを忘れる。レム睡眠は一夜の中で何度もおこるから、整理はかなり入念に行われることになる。朝目覚めたとき頭がすっきりしている感じになっているのは自然である。『「マイナス」のプラス』(065p)

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