2019年9月5日木曜日

新聞の訃報記事

 今朝の地元紙で池内紀の訃報を目にする。まだそれほどの御年でもないのに、死因が書いてない。気になって検索すると毎日新聞が虚血性心不全と報じている。これはいわゆる突然死になるのだろうか。

 池内紀の講演会に2度出かけている。いずれも場所は西区の泉美術館。1度目はもうかなり前になる。NHK・FMの日曜喫茶室のコメンテータとして出演されていた時だ。池内紀を知ったのは氏が東大を55歳で退官される記事だった。その新聞記事は例の自分の気に入ったノートに切り抜いて保存している。地位や権力を好まれなかった。この記事を見て素晴らしい人間性に惹かれた。専門のドイツ語とはまったく無縁ながらも泉美術館に出かけた。講演会の後、場所を館内の喫茶室に移されて講師を囲む会が催された。全く関係ないにもかかわらず、厚かましくも隣に座り、日曜喫茶室での話を聞いたりした。そして、池内氏の本の裏表紙にサインをしていただいた。このサインは自分自身の名前を聞かれて、ご丁寧にもその4文字に挿絵も描いてサインしてくださった。それ以降、さらに、氏のファンになる。

 2度目は2年くらい前になるだろう。同じく泉美術館で開催された講演会だった。講演会場は美術館の会議室で以前の時よりも広い会場だった。盲目の人たちが美術を鑑賞する。それはもっぱら彫刻。今、自分のブログを検索すると講演タイトルは「彫刻家セカールのこと」だった。なんと以前、池内氏の話を聞いたのもセカール、とブログを検索して知る。なお、1度目の講演会は2002年で、2度目は2017年。3度目の講演会は残念ながらもう行かれない。

 ドイツ文学者であり、エッセイストでもある池内紀。エッセイには山や旅の話が多い。山も旅も好きなのでよく読んだ。今もまだ図書館で予約している本がある。それは『すごいトシヨリBOOK 』。読者が多いのか、なかなか順番が回ってこない。

 本を読んでその人となりを知り、いい人だと思う。特に、自分よりも年長者で見習いたいと思う人のエッセイをよく読む。亡くなられるとダメージが大きい。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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